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「明日にかける橋」未公開スチール紹介 田中美里さんの巻 [キャスト]

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早くも日曜日がめぐって来たので未公開写真をご紹介。

僕の前作「向日葵の丘」に続き出演してくれた美里さん。

ん?「明日にかける橋」って時代劇? 女剣士の役? 

竹刀を持つ美里さんの後方でそれを見つめる演出部チーフと私。

一体これは何のシーンなのか? やはり、時代劇? 答えは年末の地元上映会で! 前売りチケット発売中。お早めに。

詳しくはこちらを=>http://ffc2017.main.jp



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明日にかける橋ー編集日記 ついにTCコードを入れる! [「明日」編集]

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TC。つまりタイムコード。

これを入れることで、どのシーンのどのカットと説明しなくても

TCコードを言えば関係者間で、どの場面のどこか?

分かるようになる。



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編集の友ー2つのマグカップ♡ [「明日」編集]

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右のRストーンズのマグカップは日本茶を飲む専用。

今は袋井市のお茶屋さんでもらったものを飲んでいる。

左のUSC映画科のマグカップはコーヒー用。

お茶とコーヒーを交代で飲みながら作業を続けている。






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「映画なんて宣伝効果はないんだよ!」と言うある地方の人。その言葉の裏から見えて来るもの?ー情報を鵜呑みにしては現実は見えない? [地方映画の力!]

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何年か前、ある町から映画による町興しについて相談されたことがある。現地を訪ね、映画によるPR効果や意義を説明させてもらった。ら、ある人がこんなことを言い出した。「映画でPRしようとした町のいくつかに連絡して聞いてみたんだけど、観光客は全く増えなかったってさー。映画なんて効果ないんだよあな」

んーーーその言葉だけで、彼はいくつもの誤解と思い違いをしていることが分かる。まず、映画のPR効果は大きい。最近の例でいえば、昨年の映画「君の名は」はアニメ映画にも関わらずモデルとなった町に聖地巡礼といって、映画を見た多くの人が訪れた。また「シンゴジラ」の劇中でゴジラが壊す東京駅内のホテル。予約がいっぱいという状態が続いた。ホテルに聞いてみると「ゴジラが壊した棟に泊まりたいというお客さんが多くて」とのことだった。

これは実際に効果があったということ。その当時もすでに大林宣彦監督作で尾道以外の町もアピールしていたし、山田洋次監督の時代劇ロケ地も観光地として盛況。その種の話はあれこれあったし、何より「聖地巡礼」なんて言葉が生まれたくらい。それが全てを物語っている。先の方はその辺の事情もご存知なく「効果なし」という話を信じてしまったようだ。

では「観光客が来ないと言われた」という彼の聞いた情報は間違いか? いや、間違いではない。検証してみる。情報というのは情報そのものを安易に信じてはいけない。誰が、いつ、どのような立場で発言したか? また、発言者の背景、考え方、職業によって情報は歪められたり、誇張されたりもする。友人であっても、安易に情報を鵜呑みにするのは危険。先の情報を精査してみよう。

今、全国各地で町興し映画は作られている。しかし、その多くは東京で上映されることなく、地元上映だけで終わる。というのも、かなりな低予算で製作。僕が何度もくり返し記事で書いているが、故郷の自画自賛物語であることが多い。そのために東京の映画館が上映してくれない。客が入らないと判断されるからだ。有名俳優が出ていればまだ興味を持つがそれもない。だから、上映されてもレイトショー。1週間。1日1回上映程度。都内の地元関係者が来るだけ。これでは宣伝効果がないのも当然。その映画を見た人がロケ地を訪れる以前に、映画館に来てくれないのだ。

おまけに地元の人たちは映画が完成すると「おー出来た!出来た!」と散開してしまう。東京で上映が決まっても宣伝をしない。宣伝費をどうするか?も考えてないことが多い。あとは映画館が上映して宣伝してくれると思い込む。そんな訳がなく、それ以前に映画館が上映を嫌がり、関係者が頼み込んで都内の小さな映画館で上映してもらうことになる。

でも、宣伝費はない。映画が上映されることを多くの人に伝えられない。結局、都内の地元関係者しか見に来ないー惨敗。東京以外はまず上映されない。全国の人が見る機会がない。当然、観光客が来る訳がない。そんな映画の関係者が「映画にPR効果がない」と言った可能性もある。それは映画が問題ではなく、その人たちのやり方が間違っていたということ。

そして「情報」は聞いた相手は誰か?が重要だ。自画自賛映画を作った関係者が自らの間違いに気付かず「何で観光客が来ないんだよ!」と反省も分析もない人であれば意味がない。或は、映画に関係していない人が「観光PRになるから映画撮ろうと言っていた奴らがいるけど、相変わらず客来ねえよなー」という傍観者の無責任な発言かも。そんな人たちからの情報をもとに、ものごとを判断していては現実は見えて来ない。

別の例を上げれば「100円ショップがブームだ。儲かると聞いたから始めたが全然ダメ。100円ショップは儲からない!」というのと同じ。店を出した場所。宣伝の仕方。店員の対応等、いろんな失敗要素があるはずなのに反省せずに「100円ショップはダメ」と結論付けるのと同じ。

つまり「君の名は」「シンゴジラ」が大きな宣伝効果を発揮したのは全国公開で多くの観客が見たから、映画自体が素晴らしかったからこそ、映画を見たあと現地に行ってみたくなったのである。自画自賛の「うちの町はこんなに素晴らしいんだぜ!」とPRする映画を作っても、観客が内容に感動できない。さらに全国の映画館で上映されない。宣伝もしない。だから「効果がなかった」と思い込んだのが、たぶん真相だろう。

では、本当に素敵な映画を作ればアピールするのか? というとそんな簡単なものではない。先にも説明したが宣伝費も大事。「シンゴジラ」等は当然、莫大な額の宣伝費を費やしている。それがあるので全国の映画館で上映されるという現実もある。つまり、映画を作るだけでなく、ある程度の宣伝をせねば映画自体を見てもらえないということ。企業映画レベルの宣伝費でなくても、効果は上がる。それらを無視して単に映画だけ作って「映画にPR効果がない!」という人たちの話を鵜呑みにしたのが、先の方だと思える。

小さな映画でもさまざまな効果がある。映画を作れば多くのメディアが取り上げ、全国に紹介してくれる。テレビ、新聞、雑誌、ネット。皆、タダで紹介してくれる。宣伝費払えなんて言われない。「***県ロケのこの映画は」と記事になる。俳優が番組やブログで地元のことを話してくれる。その対費用効果ー「本来は払うべき広告費を支払った場合はいくらか?」を試算したものだが、僕の映画レベルでも試算すると毎回1億円近くなる。

例えば5千万円で映画を作ったとして、その2倍の1億円分の宣伝効果があったことになる。もし、地元がその5千万円を新聞広告に投じていたら、都内版に数回大きな広告を掲載しておしまいという額。それが映画なら長期に渡り2倍以上の金額となり効果を上げる。

それだけではない。僕が一番大事にしている点だが、地元の人たちが地元の素晴らしさを再発見する機会にもなる。お金に換算できないメリットがたくさんある。今回のまとめはこれ。聞きかじった不正確な情報で、ものごとを判断してはいけない。やり方を考えれば僅かな予算でも、かなり大きな効果。思いがけない成果を上げることはできる。まずは正確な状況把握。その中で自分たちの出来ることを考えることが大切ではないか?



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