「明日にかける橋」DVD入荷されたようですが...? 在庫はあと5枚?! [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVD入荷されたようですが...? 在庫はあと5枚?!
発売日に完売! 予約した方でも商品が届かないことにもなり、ご迷惑をかけましたDVDですが、その後、再プレスをして予約を頂いていた方に順次、発送しているようです。次々に「届きました!」との声。ホッとしていました。が、本日、amazonのサイトを見てみて驚き。再プレスしたにも関わらず、残りあと5枚となっています。
サイトには「入荷予定あり」とありますが、2回目の再プレスはされるかどうか? 僕は聞いていません。メーカー側が「これだけ売れたら、もう買う人はいないだろう」と判断すると、再プレスはされません。なので、もし、買いたい!という方はこの機会にぜひ。
いろいろ、すみません。再々プレスされること祈って!
「明日にかける橋」DVD発売用ー予告編 [「明日」DVD]
ネタバレ?!「明日にかける橋」DVDゲットの方へ。クイズ [「明日」DVD]
ネタバレ?!「明日にかける橋」DVDゲットの方へ。クイズ
完全ネタバレなので、映画を真っ白で見たい方はお読みにならぬように。さて、映画を見ていると、なんとなく見てしまう場面でも、よく考えるとあれ?ということがある。
「明日」でいうと、(ここからネタバレ)最後に板尾さんが出てくるシーン。あそこで「あれ?」と思った方はいないだろうか? 田中美里さんが出てくるのは分かる。健太が助かったことで心を病むことがなかったからだ。だから元気。でも、板尾さんはバブル崩壊で会社が潰れて、その後、体を壊して***。
つまり、健太の件と直接関係ないので、健太が助かっても板尾さんが元気ということにはならない。では、なぜ、元気なのか? ちょっと簡単過ぎるクイズかもしれないが、あの場面が関係している。もし、分からない方がいれば、その辺を注意してDVDを観て頂きたい。よろしくね。
「明日にかける橋」メイキングをDVDで見た。編集の個性とは何か? [「明日」DVD]
「明日にかける橋」メイキングをDVDで見た。編集の個性とは何か?
まだ、DVDが到着していない方には申し訳ないが、昨夜は特典映像の「メイキング」を見直した。僕自身が編集したものだ。編集する悪戦苦闘は昨年、連載。「明日」監督日記にはアーカイブがあるので、興味ある人は読んで欲しいが、本当に大変だった。もう、ブラック・ジャック(手塚治虫の!)気持ち。絶対に助からない患者の手術のようだった。今、風に言うと、大門未知子か?でも、「私、失敗しないので!」
久々にそのメイキングを見たが、まあ自分で言うのも何だけど、よく出来ている。DVDの特典映像のメイキングで、退屈せずに10分以上見られるものなんてまずないよ! というと、僕の作品が凄いように聞こえるが、そうではなく、本当に安易に撮影して、安易に編集。編集というより、ただ映像を繋ぎましたという感じ。
そんなで面白く見れるわけがない。撮影風景なんて、5分も見れば飽きてしまう。そこで何が起こったか? 何が問題なのか? それをどうやって解決したか? そんなことを押さえないと、現場を映しているだけでは面白くも何ともない。要は「切り口」なのだ。
メイキングを作る時はそれを考えて、あらゆるものを現場で撮影しておく必要がある。それこそ撮影前、撮影後。弁当の時間もメイキング班はカメラを回す。あれ?今回、弁当の映像が全くなかったなあ。スチール写真を調べると、メイキング担当の若い子が弁当片手にピースしている写真。あれ!カメラ回さずに皆と一緒に弁当食べてる!
なんてこともあって、使える映像が少ない中で編集したのが大変だったが(この件はいまだに怒りがこみ上げる)よくまあ、完成したなあという感じだが、評判は上々で、評価も高い。25分もあるのに退屈せずに、最後まで一気に見てしまう。。。。と自画自賛したくて書いているのではなく、「沖縄戦」の編集をしていて、自分なりの個性とは何か?を確認したくて見直したのだ。
編集は映像を繋ぐ作業だが、そこに編集者の個性が生まれる。カットが細かいとかいう個性だけではなく、目に見えないのに、繋ぐ人の思いや趣味が映像には出る。僕の場合。それは何なのだろう?とメイキングを見直したのだ。今回は主人公の高校時代を演じる越後はる香への眼差し。そこから実行委員の皆さんの活躍。ひと夏の思い出としてまとめてあった。
前回の「向日葵の丘」メイキングの時もヒロイン・芳根京子にスポットを当てたが、芳根はNG連発という笑える場面がたくさんあって盛り上がったが(向日葵の丘ーDVD発売中。今もamazon等で買えます。特典映像は芳根京子メイキング)、越後はNGが少なく、笑える部分が少なかったので苦心。彼女の心の葛藤を描く方向に持っていた。「初めての映画。初めて演技。初めての撮影」そんなドキドキ感。緊張。心細さにクローズアップ。
それを支えるベテラン俳優。そして地元の人たちという構図がとてもうまく調和した作品となった。そんなことを確認。沖縄戦の編集に戻る。DVDが届いている方。ぜひ、メイキングもご覧いただきたい。
「明日にかける橋」DVDが発売初日amazonで売り切れ!申し訳ありません。現在、追加プレス中です。 [「明日」DVD]
昨日が発売日だった。amazonで予約していれば、当日、あるいは翌日に届くのが普通である。それが届かない。メール連絡が来て発送は2月下旬になるという。「なんじゃそれはー」「はよ、言わんかー!」とお怒りの方も多い。
というのはamazonが仕入れたDVDの数を超える予約が入ったからだ。「それなら、早めに足りない分を取り寄せればいいだろう?」とのご指摘も多数。その辺の事情を説明させて頂く。
ここ数年、DVDが売れない。いや、日本映画は以前から売れなかったのだが、特に売れなくなった。背景にはamazonプライム等の映画配信サイトの普及。TSUTAYA店舗の閉鎖が続いていることがある。なので、メーカーは損をしないように、過去の数字を元に売れそうなだけDVDをプレスする。
それをamazon、楽天等に納入。TSUTAYAやDVD店に送る。メーカーの長年の経験から、その枚数で事足りる。それでも売れずに返品があるのが普通だ。それがネット通販に来た予約の数がジワジワと増えていったようだ。
「ん? 予約順調だな。よしよし」
「仕入れたDVDの数。予約だけで結構さばけそうだな?」
「あれ!まずい。予約が仕入れ数を超えそうだ」
という展開だったようだ。僕が話を聞いたのが最後のあたり。そこでamazonは「追加お願いします」とメーカーに連絡。メーカーもビックリ。「え? 追加?」と通常の日本映画ではなまずないこと。特にマイナーな地方映画ではありえない。
地方映画の場合。DVDになること自体が少ない。それでもメーカーは「この映画は意外に売れそう」と踏んで、発売を決めてくれた。その予想に合わせて多めに枚数も決めたのだが、それを上回る予約が来てしまった。
地元の団体からまとめてドカーンではない。それなら組織動員だが、今回はそんな大手組織の応援はない。予約は個人が1枚、2枚という注文。その数がメーカーの予想を超えたのである。通常、amazonに納品したものは数年間残るだけの量。それでも足りなくなった。といって、メーカーも
「はい。では明日、追加を送ります」
とは言えない。想定した枚数しか刷っていないからだ。在庫はない。そこから工場に連絡。追加プレスをお願いする。工場も工場で、前々から依頼されている他の映画のDVDプレスがある。それらを済ませてから「明日」の追加プレスだ。
ということで、数週間必要。現在、amazonでは1ヶ月待ちということになっている。届いてない方から聞くと1月19日に予約したという。予約受付告知が地元アンコール上映の翌日だったので、1月12日。1週間後の19日でーもう、売り切れということだ。
これは多くの方が「明日」をDVDで見たいと思ってくれたということ。ちなみに、地元の方が多く予約したかとも考えたが、地元は地元で先行発売。実行委員会が予約を受け付けていたので、amazonは全国からの予約が多いはず。
それが売り切れとは、予約してくれた方には申し訳ないが、制作サイドとしてはその人気。ありがたい。そんな事情で発送が遅くなっているが、現在、工場で再プレス待ちなので、もう少しお待ち頂けるとありがたいです。
お詫びー「明日にかける橋」DVD、売れ切れ続出! [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVDー祝・本日発売です!=故郷映画数あれど、大成功した稀有な作品。 [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVDー祝・本日発売です!=故郷映画数あれど、大成功した稀有な作品。
とうとう、2月2日の発売日を迎えた。が、amazonで予約した人の多くは昨日の間に到着しているようで、すでにTwitterやこのFacebookでその声を聞いている。映画は映画館で見るのが一番だが、DVDはまた別の楽しみ方がある。何より繰り返し見られる。5年後、10年後も見られる。そして関係者には思い出のアルバムとなる。
思い出すの3年前の秋。ロケ地の実行委員から連絡を頂き、何度か会合を重ねて製作がスタート。翌年の春に製作発表、夏には撮影。年末に完成披露試写会。翌年の夏には東京の映画館で公開。そして全国公開。さらに地元静岡県での公開。9週間に渡るロングラン上映。ロサンゼルスの映画祭で受賞。年明けには地元の映画館でアンコール上映。
そして今日。DVDが発売された。物凄い展開だ。何度も書いたが地元実行委員の奮闘の賜物ーと言っても、最初は3人のおばちゃんからスタートしている。その中に大手企業社長の奥様がいるとか、有力政治家の娘がいた訳ではない。皆、普通の主婦。そのおばちゃんたちが声が挙げ、ここまで来たのだから凄い。
あと、スタッフにも感謝せねばならない。今回は故郷映画。地元の方々の寄付で作られた。いつも彼らが参加する企業映画に比べると予算も低い。となると、機材の制約、助手の人数制限も出てくる。かなり不自由がある。ギャラも当然、いつもより安い。今回に限らず、地方映画というのは、そういう現実がある。
それでもおばちゃんたちが自腹を切って、走り回り、集めた寄付。その意味を理解してくれたスタッフが集まった。皆、映画界の第1線で活躍するベテランばかり。猛暑の中、全力でかかってくれた。そんなスタッフの活躍がなければ、感動作にはなり得なかった。監督がいくら1人で頑張ってもダメなのだ。
だが、通常の地方映画。スタッフが手を抜くことが多い。「ギャラも安いし、劇映画というより、PR映画だ。「適当でいいんじゃない?」と思いがち。第1線で活躍する人はなかなか参加してくれないし、そこそこのスタッフしか集まらないことが多い。地元も「良質な映画を作ろう!」というより「わが町の名産品と観光地を映画で紹介したい!」と押し付け。結果、映画館で入場料を払って見るPR映画になってしまう。
でも、今回の地元メンバーは違った。それを理解し、物語として素敵な作品を作ることを目指した。それが結果的に町のPRになることを把握していた。撮影現場でも連日、お手伝い。交通整理から荷物運びまで。ロケ弁は全ておばちゃんたちの手作り。その熱い「思い」を受け止めてスタッフも頑張った。企業映画の時より張り切ったと思えるほどだ。
本当にどちらか一方だけ頑張ってもダメ。両者が頑張らないと素晴らしい作品はできない。それが故郷映画だ。それが見事に結実したのが今回の「明日にかける橋」。だからこそ、東京、大阪でもヒットした。この手の地方映画は通常、地元でしかヒットしない。いや、地元ですら1日上映して終わりーが普通だ。
それが全国でヒット。ロサンゼルスでも受賞したのは、単なるPR映画ではなく、感動作品になっていたからだ。「地方映画で故郷PR」というのは、この20年くらいにいっぱいあったが、ほとんどが失敗。そんな中で「明日」は稀有の存在。「わが町をアピールしたい!」という町の方にもぜひ、見ていただきたい。
特典映像として収録されている。「メイキング」ではそんな地元の皆さんの活躍も描かれている。amazonでは間も無く売り切れとのこと。楽天でも売っているのでぜひ!
http://asunikakeruhashi.com
「明日にかける橋」地元委員会の皆さんにクイズです! [「明日」DVD]
「明日にかける橋」地元委員会の皆さんにクイズです!
すでにロケ地ではDVDの先行発売が始まっており、多くの人がDVDで「明日にかける橋」を再見してくれている。
特に映画を企画、製作した地元実行委員の方々は自分たちが作った映画でもあり、友人知人が市民俳優として出ているのを探したりと言う楽しみもあるので、2倍楽しんでもらえているようだ。で、そんなみなさんにクエッション!
①劇場版と今回のDVD版。どこが違うでしょう? 編集が若干。サウンド、音、音楽関係は大きな変更があります。
②演出部チーフが、あの夜の場面で出演しているのはご存知だと思いますが、もう1箇所。それも出演ではなく映っちゃった!と言う場面があります。探してみてください。
③そのチーフの名前が映画のある場面で登場します。これは簡単だけど、どこでしょう?
映画館では巻き戻しや静止画はできないけど、家庭のDVDならできるので、見つかるはず。さて、分かるかな?
明日にかける橋」DVD、ロケ地先行発売中! 見た人に聞いた地元ならでは楽しみ方? [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVD発売。かなりの予約が入っています! [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVD発売。かなりの予約が入っています!
今の時代。amazonプライムだ!Netflixだ!でTUTAYAがどんどん潰れて、大手のDVD購入が激減。もともと、個人では、よほどの映画ファンでないとDVDを買って何度も見よう!なんて人は少ない。なので最近はDVDが売れない。特にインディペンデントの地方映画は売れないので、DVD化されないことが多い。
にも関わらず「明日にかける橋」は上映終了から2ヶ月でDVD化!それも製作サイドが自主制作をしたのではなく、大手メーカーからDVDにしたい!との依頼。凄いことだ。これは地方映画でありながら、全国公開されたこと。アメリカの映画祭で受賞。特に地元では9週間のロングラン上映になったことを受けての依頼なのだ。
その「明日にかける橋」DV D。地元ではすでに先行発売されているが、全国では2月2日に発売される。amazon、楽天等で予約を受け付けているが、かなりな数の予約が入っている。amazonではそろそろ予定数を超えそうな勢いだ。再プレスしならないという話も出ている。
が、それには時間がかかる。もし、DVDお買い求め希望の方がいれば、発売日以降に購入すると売り切れで入荷待ちということもあり得る。ぜひ、事前に予約してもらえると確実に手に入るはずだ。楽天でも予約受付中。よろしく!
ここ〜>https://www.amazon.co.jp/明日にかける橋-1989年の想い出-DVD-鈴木杏/dp/B07JK2FNK5/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1548730096&sr=8-1&keywords=明日にかける橋%E3%80%80DVD
「明日にかける橋」メイキングはある意味で「プロジェクトX」だ。地元のおばちゃんたちの奮闘は感動もの! [「明日」DVD]
「明日にかける橋」メイキングはある意味で「プロジェクトX」だ。地元のおばちゃんたちの奮闘は感動もの!
DVDに収録されている「メイキング」は女優・越後はる香さんにスポットを当てて、撮影現場を紹介するドキュメンタリーにしてある。が、同時に映画を企画、製作した地元の実行委員会の皆さんが奮闘した記録でもある。
ご存知のように「明日にかける橋」は企業映画ではない。静岡県西部の3人のおばちゃんたちが「故郷のために何かしたい」「街をアピールする何かができないか?」と考えて映画作りを計画。それに賛同した3つの街の市民が参加して、寄付を集め、プロのスタッフを雇い撮影された映画だ。
何だか「七人の侍」のようだが、様々な苦労と問題を超えて完成させた労作である。だが、それで終わりではない。映画は宣伝しなければならない。また、自分たちの街で上映して終わり!では意味がない。全国の人に見てもらってこそ、故郷をアピールできる。
結果、全国20館近くの映画館で上映。東京、大阪、名古屋では壱番館と言われる第1級の映画館で公開された。地元では9週間のロングラン。広告代理店の友人に計算してもらったら、対費用効果=つまり、もし、現金を使っていたら=1億円かけたのと同じ宣伝ができたという。
おまけにスクリーンを通じて、故郷の美しさが観客に伝わった。「あの橋を実際にみたい」「花火大会を現地でみたい」と反応も上々だった。最近「プロジェクトX」を見直して、この映画作りも番組になるなあと思えてた。田口トモロヲさんのナレーションで
「静岡県に3人の主婦がいた。故郷を愛していた。どうすれば、この街の魅力を全国に伝えることができるだろう.....そうだ....映画を作ろう.....3人は盛り上がった.....しかし、街の男たちはいった.....主婦に映画なんて作れる訳ないだろう!......いきなり大きな壁にぶつかった......これは3人の主婦が多くの市民を動かし、感動映画を作り上げるまでの物語である」ー(声)プロジェクト、エッーークスぅ。
♬「風の中のすばる〜 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく〜」by中島みゆき
って、できそうだよね? 地元のテレビ局さん。1時間番組とは言わないので、ニュース番組の特集で15分もの。いかがですか? それをきっかけで他の街でも故郷映画作りが広がるはず。そんな物語の一部がDVDの「メイキング」でも描かれています。おばちゃんたちの活躍とは? ぜひ、DVDで見てほしい。
「明日にかける橋」特典映像でメイキング! ん?メイキングって何だかんだ知ってますか? [「明日」DVD]
「明日にかける橋」特典映像でメイキング! ん?メイキングって何だかんだ知ってますか?
日本映画のDVD。特典映像で「メイキング」が大抵は収録されている。映画ファンはそれが見たくてDVDを買うと言われたくらい。「撮影現場はどうだったのだろう?」と言う興味とか、大好きな女優さんは現場ではどんな風に演技をしたのだろう?と言う思いから、どーしても見たくなる。
アメリカでは昔から大作を撮る時には必ず「メイキング」撮影もして記録している。それどころかアメリカは第二次大戦でもフィルムを回して、まさに戦争のメイキングを撮影している。現在、編集中の「沖縄戦」はそのフィルムを使い、当時を紹介している。そんな国だから映画でも昔からメイキングを撮っている。
それが市販されるようになったのは「スターウォーズ」辺りからだろう。僕はLAに最初に行った1982年に「SW」と「レイダース」のメイキング・ビデオを買ってきた。が、日本ではかなり後になるまで市販されず、映画ファンの友人から何人も「ダビングさせて!」と言われた。その後、角川映画がメイキングを発売。と言っても中身はアイドルビデオに近いもので「天国にいちばん近い島」「Wの悲劇」で
それぞれの主演女優をカメラで追ったもの。
その後、伊丹十三監督が自作のメイキングを撮り出した。「マルサの女」以降は全部あるはず(その前の「タンポポ」もあると思う)。その「マルサ」のメイキング「マルサの女をマルサする」が抜群に面白かった。と言うのも、俳優の様子だけではなく、映画製作そのものが分かるメイキングだったのだ。
これは今見ても勉強になる! 映画の仕事をしたい人は必見。それを監督したのが、なんと!「Shaii We Dnce?!」の周防正幸監督なのだ。その後、僕がメイキングの仕事をするようになった時、それに負けない作品を作りたい!と思い、様々なアプローチをし、「本編より面白いメイキング!」を目指した。
その後、メイキングは市民権を得て、1990年代からは映画ファンでなくても「メイキング」と言う言葉を使うようになり、DVDにはメイキングをつけないと売れないと言われ、低予算映画でもメイキング班を呼び、撮影されるようになった。が、その費用がなかなか大変。なので、予算がない場合は、カメラを1台用意して現場において置き、手の空いた人が回す?なんてところも多い。
でも、現場でヒマなのはPくらい。結局、下手くそなカメラワークで撮られた映像しか残らない。それをまた予算がない!と、誰かに超賃金で編集させる。いいものができるわけがない!そもそも、手の空いたPが撮影風景を撮るだけで作品にしようなんて発想が舐めている!僕の経験から言うと、監督をするよりメイキングを撮る方が大変なのだ。
そんな思いがあるから、メイキングとは言っても、いい加減なものを作りたくない。幸い今回も評判は凄くいい。昨年、静岡のテレビ局でも放送された。が、他の地区の方々は見ていない。そのメイキングをさらに映像と音をリニューアルしたのが、今回のDVD特典である。
主人公みゆきの高校時代を演じる新人・越後はる香にフォーカス。撮影現場を紹介する。DVDは2月2日発売。amazon等で予約受付中。予約すれば前日に届くかも?
「明日にかける橋」DVD発売前にサンプル版が届いた。久々に見たら...。 [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVD発売前にサンプル版が届いた。久々に見たら...。
監督なのでメーカーからサンプルを頂いた。内容が間違いないことを確認するためでもある。間も無く2月2日の発売日だ。一足先に観てレポートしてみたい。
本編はサウンド、編集をかなり直している。それはちゃんとDVDにも反映されていて、劇場版、完成披露試写会版より良くなった。家庭用のAV機器でも問題なく再生できるように、録音もし直したが、それもOK。細かい音まで再現できている。画質も良好。たまにDVDにすることで画質が劣化することがあるが、今回はノープロブレム。
編集時に何百回と観た本編だが、久しぶりに通して観ると、なかなか。劇場で見て気になったところを全部直しているせいか、真剣に観てしまう。何だか人の映画のようにコメントするが、シリアスな物語なのに、暗くなり過ぎず、いいところで藤田朋子さん扮する里美先生が登場。笑わせてくれる。本当に藤田さんならではのキャラ。彼女以外にこの役ができる人はいないだろう。
もし、お笑い芸人さんに頼んでいたら、あのシーンだけ浮いてしまったし、葬儀のあの泣けるシーンも、ああは行かなかった。映画スタートから20分ほどで映画館では多くの観客が涙したあの場面だ。藤田さんだからこそ、シリアスも笑いも演じ分けられたのだ。
そして毎回思うのだが、田中美里さんの母親役も凄い。強い女性の役が多い女優さんだけど「悲しみを表現する役もかなり行けるはず」と、美里さんイメージでシナリオを書き、前回に続いてお願いしたのだが、やはり凄い。もう、哀れな母親にしか見えない。田中美里であることを忘れさせる。そして最後のフライパン。マイフェイバリット・シーンだ。
DVDを見ながら、やはり俳優陣の力を改めて実感。演技を超えているシーンがいくつもあり、それらが感動場面となっている。そして映画を見ながら、それぞれのシーンで縁の下の力持ちとなってくれた地元委員会メンバーの奮闘も思い出す。そのみなさんもあちこちのシーンで出演。ああ、この場面。**さんはこの役だったなあ〜とか懐かしく思う。
そしてラストの花火大会。全てのエピソードが集結して、完結する。花火大会は全編に渡って物語のキーとなる存在であり、これ見たら「絶対に夏の花火大会見に行くぞ!」と思えるだろう。そして明日橋。よくぞあの橋が地元にあってくれた。あの橋を見つけたことで「行ける!」と感じたこと思い出す。
そんなこんなで、あっという間の2時間11分。特典映像の「メイキング」もなかなか。それはまた別の機会に書く。amazonで予約すると発売日の前日に届くことが多いので、お勧め。予約が多いと発売日以降の購入は出荷待ちになるので、予約がお勧め。購入してご覧になった方はぜひ、感想をFacebookに上げて欲しい。
「明日にかける橋」DVD発売まであと8日! 発売を記念して今回も未公開スチール紹介。 [「明日」DVD]
「明日にかける橋」DVD発売まであと8日!
発売を記念して今回も未公開スチール紹介。
藤田朋子さんの場面。撮影風景。
DVDはamazon、楽天等で予約できます。
amazonは発売日の前日に届くこと多いので今回も楽しみ!
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