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明日にかける橋ーポスプロ日記 最後の追い込み [ポストプロダクション]

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Facebookのラインを見ていると、地元ではかなり完成披露試写会で盛り上がっているのことを感じる。今週土曜日から3カ所4日間のみの上映。映画館公開は来年秋。今回は試写会なので盛況だからとアンコール上映とかはなし。本当に貴重な4日間だ。

が、実はまだ映画は完成していない。スタッフが現在、必死で最後の作業中。明日が山場。明後日はデータを上映できる形に変換。当日にそれが会場に届くということになっている。もう大変! 本来はあと1ヶ月ほど作業時間がほしいのだが、地元の方々には年内に映画をお届けしたい!とスタッフががんばってくれている。

試写会のチケットは何ヶ月か前から発売中で、日時指定。日によってはすでに売れきれ間近の回もあると聞いている。が、まだ余裕のある回もあるそうだが、満席になれば、入場はできなくなる。「映画でも見るか?」と出かけた場合に満席なら、入場できないので、事前にチケットの購入をお願いしたい。

試写会当日は出演俳優による舞台挨拶も行なわれる。市民俳優オーディションで合格した市民俳優による舞台挨拶もある。あなたの友人も舞台に立つかもしれない。市長や町長の来場も予定されており、もう町を上げての大イベントとなっている。が、これは大企業や映画会社が企画したプロジェクトではない。町のおばさん3人が映画で町の魅力を伝えようとスタート。それに賛同した市民が集まり、寄付を集めて映画を作った。

もちろんスタッフ&キャストはプロ。単なる町のPR映画ではなく、全国の映画館で公開できるレベルとクオリティを持った文芸作品となっている。まさに市民映画。その映画「明日にかける橋」がいよいよ上映。あなたの町のあの場所、あのお寺、あの橋がスクリーンに登場する。地元で見る地元映画は普通の映画の10倍楽しく感動できる。試写会の日時と会場は以下のHPで。

HP=>http://ffc2017.main.jp 



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関係者の皆さん。本当にすみません! 完成への追い込み中 [ポストプロダクション]

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現在、23日からの試写会に向けて最後の追い込み作業を続けている。映画はまだ完成していない。完成は試写会初日の前日になりそうだ。通常はスタッフ&キャストのみの試写ー0号を行なうのだが、今回はそれが地元完成披露試写会と思ってほしい。マスコミ試写は来年、劇場公開が決まった夏頃となりそうだ。

それ以前に今回の完成披露試写会のお知らせを関係者に送る余裕もない。Facebookやブログを読んでくれている方々なら、すでに日時、場所はご存知だとは思うが、ネットをやらない方は「映画どーなったんだろうなあ〜?」と思っている方もいるに違いない。また、今回の映画に関わってはいないが、以前に応援してくれた方々で噂を聞き、楽しみにしてくれている人たちもいるはず。

でも、今回は地元での完成披露試写会。遠方の方には特にお知らせしない。知らせたら「静岡まで来てくれ!」というようなもの。静岡以外の方々には全国公開が決まってからお伝えする。その意味でも今回は地元0号試写なのである。問題はネットをやっていない地元近隣の関係者。ハガキでお知らせするどころか、メールで連絡する余裕もない。

ただ、映画が完成していないのに、監督がいろんな方に試写会のお知らせをするのもおかしなもの。そんな時間があれば、映画の完成度をより高くする努力をするべきなのだ。が、中には「撮影の手伝いに行ったのに、挨拶くらいしてくるべきだろう!」と言って来る人もいる。「ああ、俺は利用されたんだね?」とふて腐れる人もいる。

しかし、映画を作るときには何百人という方々の支援、応援、協力を得る。その1人1人に監督がメールや手紙を出して感謝を伝えることより、より作品が感動できるものにすることに時間を費やすことが、監督の使命であり、作品そのものが皆様への感謝だと考える。そんな訳で個人に連絡する余裕がなく、試写会当日までに何とか完成するように最後の戦いを続けている。ご理解頂けるとありがたい。


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明日にかける橋ーポスプロ日記  モノローグ録りも完了! [ポストプロダクション]

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昨夜、都内某所でモノローグ録り。僕の映画は5作とも全てモノローグで始まる。主人公の回想形式で物語が語れるのだ。有名なところでいうと「北の国から」も同じ手法。「北」に関わらず倉本聰さんの作品も皆、モノローグで語られるものが多い。大林宣彦監督の「さいびしんぼう」もモノローグで始まる。外国映画では「ある愛の詩」「スタンドバイミー」等がそのパターン。

そんな作品群の影響を受けているのか?僕の映画も皆、モノローグでスタートする。という訳で主役の鈴木杏さんに来てもらい、都内某所のスタジオでモノローグの録音をした。彼女は現在、渋谷のシアターコクーンで舞台「欲望と言うなの電車」に出演中。そんなときなのに時間を割いて来てくれた。感謝。

編集された映像を見ながら、杏ちゃんがブースに入り、僕がキューだしをしてモノローグをひとつずつ録音していく。杏ちゃんは抜群にカンがよく、テストなしで、いきなり本番で録音。ほぼ1テイクでオッケーを出す。やはり、ホセ・メンドーサだ!(それが誰なのか?は過去の記事で)30分ほどで終了。
杏ちゃんが見た映像は映画の前半部分だけだが、かなりいい出来なので、完成を楽しみにしているうようだった。

さて、モノローグも録音したので、あとは音楽と効果の完成を待ち、カラコレ、映像処理された映像にミックスダウンするだけだ。それが試写会の2日前。完成は前日だ。いよいよカウントダウン。上映まであと、1週間だ。

前売り券発売場所。会場。時間。日時は=>http://ffc2017.main.jp


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明日にかける橋ーポスプロ日記  パンフ制作続報! [ポストプロダクション]

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次第に「編集日記」では対応できなくなってきたので、「ポスプロ日記」というタイトルをつけてみる。「ポストプロダクション」の略。映画撮影以降のことをポストプロダクションと呼ぶ。ちなみに撮影以前を「プリプロダクション」という。

パンフレット制作も進んでいる。デザイナーさんからラフが送られて来た。それをチッェクして直しをお願いする。パンフはプロデュサーが主となって進めていたが、彼は今、別の作品の撮影中。動けない。で、僕がやらねばならない。が、そもそも、パンフは監督でないと分からないことが多いので、いすれにしてもやらねばならない。

例えば、デザイナーさんはセンスある配置やレイアウトをしてくれるが、どの写真がどの場面の写真で、誰が俳優で誰が市民俳優か?分からない。ネタバレする写真。撮影風景なのか?ドラマのスチールなのか?も現場にいないと分からない。さらにロケ地。いろんなことが分からないと写真を選ぶことができない。

それをおおまかにお伝えしてデザイナーさんがまずレイアウトを決めてくれるのだが、どうしても間違いや勘違いもある。それを見つけて指摘できるのは極々一部のスタッフだけ。今はもう僕しかいない。という訳でその作業もせねばならない。

デザイナーさんは毎回、お願いしている方。抜群にセンスがいい。今回もかなりいい感じになりそうだ。イメージとしては映画パンフというより、女性のファッション雑誌を目指している。

僕も記事を書かねばならないのに編集で忙しく、なかなか書けなかった。先日、少し編集を止めて急ぎ執筆。それをようやく今朝送った。デザイナーさん済みません。そのとたんにラフが届いた。

今朝からは写真入れ替えのお願いのために、写真探しが続いている。まだまだ、やること山済み。秋風景撮りの連絡と準備もせねば。。。。あーーー、歯医者も行かないと!(写真は前作「向日葵の丘」のパンフ。田中美里さんのインタビューページ)


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明日にかける橋ー編集日記 あとこれだけの作業がある!? [ポストプロダクション]

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残りの作業について書いてみる。編集作業は間もなく終了するが、その前に秋風景撮影のために地元へ。紅葉を中心に、秋らしい風景をいくつか撮影。それを持ち帰り、これまで編集した本編映像に入れ込む。これで地元の美しい四季を劇中で見せることができる。これは企業映画ではなかなかできないこと。四季撮影は多額の費用がかかる。太田組方式だからこそ僅かな予算で可能となる。以前に詳しく書いたので今回は省略。

音楽制作はすでにスタートしている。それとは別に効果音をつける作業が待っている。夏の物語なのでセミの声、虫の声。それだけでなく足音。扉の音。時計の音。撮影時に現場で録っているものもあるが、音も演出。その場ではしない音もつけることで物語が際立つ。

さらに「ドーン」とか「ガーン」とか、衝撃の展開があったときに聞こえる効果音もつけねばならない。そして、すでに録音されている音を「整音」する。映画館でみるときに観客が見やすいように、音を一定にして、小さな音は小さく、大きな音は大きく。それらをステレオにして、右から聞こえる。左から聞こえるというバランスをつける。

映像処理もスタートしたが、まだまだ時間がかかる。まずカラレコ。 3台のカメラで撮影しているので(いや、4台だ)それぞれに色合いが違う。それを統一する必要がある。また、同じカメラでも場所によって明るさが違う。それも統一。あるいは演出として画面を暗めにする。明るくする。赤みを強くする。画面を青くするいうこともせねばならない。

あと、合成。1989年が舞台なので、現在の街で見かける看板が写ってはまずい。劇中では当時の看板が上がってなければならないのだ。と言って、それをいくつも作るのは費用が大変。なので、合成で対応。劇中に登場する銀行も現在ある銀行を撮影するわけにいかない。架空のものにして看板を合成せねばならない。あと、花火を見上げる俳優たちの合成。花火大会で実際に俳優を呼び撮影するのは大変。なので、別に撮ったものを合わせる作業も必要。

こんなふうに完成まではまだまだ作業が必要だ。ただ、編集作業は僕が1人でやっていたのに対して、これらの作業はその道のプロフェッショナルが参加。進めてくれている。本当にありがたい。あとは時間との戦いだ。


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秋風景撮影が近づいて来た! 連絡だけでてんやわんや [ポストプロダクション]

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太田組作品では毎回、映画の中でその町の四季を描く。秋は紅葉だ。その撮影のために近日中にロケ地を訪れる。その連絡と共に、これまでもらった連絡の返事もせねば!と思ったのだが、誰が、どう連絡がくれたか? 分からない。メールか? Facebookか? ブログか? ラインか? メールでもアカウントがいくつもあるの。

その内の1つにも、もの凄い数のメールが来ていて遡ってもなかなか見つからない。あれ? Facebookでの連絡? 相手のアドレスを探すだけで、1時間。本当に参る。本来、連絡業務はプロデュサーが担当するのだが、現在彼は別の映画で撮影中。修羅場で戦っている。

どのスタッフもそうだが、1年以上1本の作品に専念する余裕はない。また、それをしてもらうなら、1年は生活できるだけのギャラを支払わねばならない。そうやってメジャー映画は最低でも1本1億円という製作費が必要となるのだ。経済的に上げる方法はひとつ。監督が7人分働くこと。そうやって人件費を削減することが重要。

ま、毎回そうなのだが、ここしばらく参加してくれている今のプロデュサーは何だかんだで、最後まで付き合ってくれ、本当に感謝している。だが、さすがに撮影中だと動くことはできない。で、僕自身が連絡するのだが、アドレスは見つからない。前回連絡受けたのがいつか?分からない。メールかラインか?も分からない。検索しても出て来ない。

そんなことで朝からどんどん時間が経って行く。見つけた人から連絡。でも、まだ半分も行かない。撮影前後は演出部を通じて、製作部を通じて連絡していたので、考えるとアドレスを知らない地元の人もいる。それならいくら探しても分からない。でも、その分からないことが分からない。と言っている内に、歯医者に行く時間。。。。あーーーー!(写真のような紅葉は果たして?)


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