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映画「ジョーカー」を見てはいけない。心の闇に陥り、帰って来れなくなる?ただ、今年1番の傑作 [再掲載]

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映画「ジョーカー」を見てはいけない。心の闇に陥り、帰って来れなくなる?

昨日は1日、気分が滅入り立ち直れなかった。映画「ジョーカー」を見たせいだ。予感はあった。見たらヤバイ。ハリウッド映画の爽快感やエンタテイメントを期待したら大変なことになる。その通りだった。上映中。早く終わってくれと願いながら見ていた。辛すぎる。闇の世界に心が引き摺り込まれていく。

物語は「ダークナイト」等でお馴染み

の悪役ジョーカーの若き日を描いたもの。ノーランのシリーズでいうと「バットマン ビギンズ」以前の部分。青年がいかにして悪のジョーカーになるか?物語にはのちにバットマンとなるブルース・ウェインの幼い頃の姿も描かれ。彼の父、ウェイン財閥の創始者も登場する。だが、ノーランが描いた「ダークナイト」シリーズ以上にダークでヘビーな世界がある。

「ビギンズ」で描かれたブルースの両親の死が、犯罪者側から描かれる。そこに至るまでジョーカーはどんな環境で、どんな生活を、どんな思いでしていたのか? 映画はそれを瞬きせずに見つめる。だが、それはあまりにも悲しく、あまりにも陰惨で、あまりにも希望のないジョーカーの若き日。予想外に自身を重ね共感してしまう。そう、ジョーカーは誰の心にもいる。

この映画は「タクシードライバー」

の影響を多大に受けている。監督自身が愛する作品なのだろう。いたるところにオマージュがあり、先の作品を知っていると感嘆する。ジョーカーは「タクシー」の主人公トラビスでもあるのだ。そのトラビスを演じたロバート・デ・ニーロもこの作品に出演している。そこにも監督の強い思いが感じられる。

「タクシー」を見ていても多分、気づかないであろうところを紹介すると、ジョーカーの職場にいる黒人。衣装やファッションが「タクシー」の夜カフェにいる黒人と同じ。ジョーカーが愛する黒人女性。デ・ニーロが私生活で黒人好きだったことを踏襲? しかし、「タクシー」のオマージュというだけでない、重く、暗く、やり切れない世界が展開する。

それは主演俳優と監督の執念

ともいう「思い」がなし得たもの。アメリカでは上映中の映画館に警察官が配備されているという。「ジョーカー」を見た観客が暴動を起こすかもしれないからだ。実際、映画を見ると闇の世界に引きずり込まれ、皆、ジョーカーになってしまう。人の心に住む邪悪な世界に引きずり込む映画。痛快なハリウッド映画を期待する人は見ない方がいい。だが、今年のベストと言える傑作である。



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もし、稚内で映画を撮るとしたら、どんな物語が相応しいか? [再掲載]

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もし、稚内で映画を撮るとしたら、どんな物語が相応しいか?

稚内までは飛行機で2時間ほど。新幹線で大阪に行くより早い。おまけに現地移動はスタッフの方の車。疲れることはしていないのだが、帰京して疲労困憊。まあ、3年間で2本映画を作り、過労でダウンしていた時だから、体力がないのだろう。

でも、稚内は美味しいものをたくさん食べさせてもらったし、北方領土の見える海、日本最北端の岬、全てが感動的だった。街並みもどこで撮影しても絵になるし、これまでにロケした街とは全く違う世界だ。

もし、この街で映画を撮るとしたらどんな物語が相応しいか? 帰京してからも考えている。北海道というと思い出すのは倉本聰脚本のドラマ「北の国から」「昨日、悲別で」高倉健主演の「駅」「鉄道員(ぽっぽ屋)」吉永小百合の「北の零年」「北の桜守」。どれも北国ならでは美しい映像が魅力的。そして名作が多い。

もし、そんな場所で僕が撮るなら、青春ものか? 家族ものか? タイムスリップはありか? あれこれ考えている。心に残るのは樺太記念館。戦争以前はそこに製紙工場があり、多くの日本人が住んでいた。そして今もその町には日本の建物が残っているという。稚内から40キロほど。橋をかければ車で行ける距離だ。そこに物語を感じる。

とか考えているが、静養を続ける時間はもうあまりない。次は北ではなく南に飛ぶことになる。小さな仕事だが適当にはできない。また、7月に入ると「朝日のあたる家」上映会で講演をせねばならない。滋賀県だ。なので、あと数日はおとなしく静養する。


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次回作は何ですか?と聞かれる。ホラー? 1980年代シリーズ? [再掲載]

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次回作は何ですか?と聞かれる。ホラー? 1980年代シリーズ?

現在はドキュメンタリーの「沖縄戦」を編集中。来年の春には完成。「では、その次は?」と友人から聞かれた。それはさすがに決まっていない。彼が期待しているのはやはり劇映画。「明日にかける橋」の次はどんな物語を作るのか?楽しみにしてくれているようだ。ありがたい話だが、本当に依頼も何も来ていない。そう話すと

「じゃあ、どんな作品を撮りたいですか?」

と言う。企画だけはいろいろある。これまで地方を舞台にした感動ドラマが多かった。だから、その路線というのが一つ。もう一つにはこれまでになかったタイプの作品。

精神病を題材としたドラマだ。実はすでに3本ほど、そのネタで書いたシナリオや小説がある。が、さすがに町興し映画でそれはできないので、企業映画として作るしかない。ただ、精神病ネタというと、嫌がられるので難しい。そんな一つ。これはまだシナリオにしていないが、境界性パーソナリティ障害をモチーフにした作品を一番やりたい。

これは病気の物語というより、心のあり方を描いた作品。心に秘めた醜さと歪み。嫉妬と愛情。を見つめる映画。近い作品でいうと「危険な情事」「氷の微笑」「ミザリー」というところか? ある意味では「怪奇大作戦」かもしれない。

「えー監督がそんな怖いの撮るの?」

と言われそうだが、以前はホラーも撮っていて、めっちゃ評判が良かった。その泣ける版を目指したい。あと言われたのは

「1980年代」シリーズは続けて欲しいですね!

「向日葵の丘」は1983年年。「明日にかける橋」は1989年だ。80年代は残り8年分ある。とはいえ、当たり年と外れ年というのがあり、やはり83年と89年はドラマテックだった。映画にしやすい。それでいうと、1985年も当たり年。

僕がアメリカ留学した年でもあり、人生の分岐点。同時に日本もバブル時代がスタート。1980年代前半とは違う新しい文化が生まれてくる。音楽シーンも歌謡曲からJpopに展開。アメリカは衰え、日本は活気付いていく。ちょうど今の反対だ。時代としては面白い。が、そこに今を反映できる何かを見つけらければドラマにはならない。

1980年も当たり年。いろんなことが始まった年。僕が高校を卒業。上京して映画学校に通いだした。そうそう、先日見た冨田佳輔君が出演した映画「青の帰り道」で描かれたような青春を送っていた。その映画を見たときも思ったのだが、前々から1980年の青春映画は作りたいと思っている。

当時の僕は下宿アパートという感じのトレイ共同、風呂なしの四畳半の部屋に住んでいた。家賃は1ヶ月1万円。銭湯に通い、近所の大衆食堂でご飯。「神田川」の世界の名残がまだあった時代だ。

映画監督を目指し日本各地から集まった18歳。藤子不二雄ら若手漫画家たちが住んでいたトキワ荘のような下宿アパートがあり、そこに監督志望、俳優志望の男の子たちがいて、映画と恋と、変態(?)と、抱腹絶倒の青春物語。

いつか作りたい!と思いながら、未だに実現していない。が、すでにその手のアパートはなくなり、町の風景も様変わり。今作るとセットとCGで高額の予算がかかるだろう。でも、「事実は小説より奇なり」本当にあった青春物語を話すと評判はいい。

「当時でも、そんな体験をしている若者はなかなかいないよ!」

と言われる。それが映画化できるなら「1980年」はベストかもしれない。もちろん、地方を舞台にした感動物語でもネタはまだある。が、とにかく今は「沖縄戦」を仕上げることが大事。春まではそれに専念だ。


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「明日にかける橋」鋭い人はちゃんと見ている!音楽家さんから頂いたコメントにニコニコ。 [再掲載]

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「明日にかける橋」鋭い人はちゃんと見ている!音楽家さんから頂いたコメントにニコニコ。

映画を作ると、あれこれ当て外れな批判をしてくる人がいる。
知りも知らないのに思い込みだけでコメントしてくる。それに対して、おーーここまで見てくれているか!というコメントは少ないが、ときどきあり、感激する。

今回紹介するコメントは音楽家の愛森さんのもの。いつも鋭い意見をくれる方だが、今回は特に嬉しい。映画の映像や俳優の演技については鋭く見ている方がいるが、「音」「音楽」に関しては一般の人ではなかなか分からない。その点、愛森さんはやはりプロの音楽家。ぜひ、読んで頂きたい。

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BY 愛森さん

愛森も映画に音楽は必要だと思います。「スターウォーズ」の音楽、使いすぎだとは思いません。うまく表現できないのですが、音楽によって心も映画の世界にスムーズに入りこめます。

以前から思っていたのですが、太田監督の映画、他の日本映画に比べて音楽、しかも生楽器が多いと思う。それが良いのだと思います。BGMというよりも、その場面の感情を音楽でも表現しているように感じます。うまくコメントできないのですが。。。。

あと、太田監督以外の日本映画の多くが役者さんの台詞などが平面に対して、太田監督の映画はハリウッド映画のように役者さんの台詞が立体的なのです。しかもその場の空間に合わせたリバーブを使っている。だからこそ、その場面に入りこんでしまいます。

他の日本映画はノイズ(雑音)を排除している作品が多いのに、太田監督の映画にはノイズ(雑音)がちゃんとある。窓際だと、外の車の音などのノイズ(雑音)などがあるので、その場にいる感覚になれる。その為の作業、本当に大変だと思う。

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ここから再び、監督太田が書きます。今回の「明日にかける橋」でいうと、職員室のシーン。山田先生と三者面談のところ。(大人みゆきが登場したシーンも)運動場からサッカー部の声がかすかに聞こえて来る。これは撮影中にサッカー部が練習していた訳ではなく、あとから入れたもの。

板尾創路さんが身代金を持ってお寺に行くときも、多くの風鈴の音が入っている。実際にお寺で風鈴祭りというイベントがあったのだが、それをたまたま録音したのではなく、録音部さんが別に録っておいてくれたのを、MA時に思い出して入れたのだ。

犯人登場の活劇場面だが、心安らぐ風鈴の音が入ることで、不思議な感じが出るからだ。そんなふうにただ見ていると気付かない音の工夫もあれこれしている。そこに気付いてくれる人がいるときは、とても嬉しい。

あと、音楽。遠藤浩二さんという日本で一番忙しい映画音楽家が毎回、担当してくれている。音楽の話はあまり記事にいていないので、近い時期にまた書かせてもらう。


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「明日にかける橋」を久々に見ると新鮮。結構、客観的に見れて面白い? [再掲載]

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「明日にかける橋」を久々に見ると新鮮。結構、客観的に見れて面白い?

訳あって「明日にかける橋」を見直している。最後に観たのは東京。有楽町スバル座の最終日。それから4ヶ月くらい。次のプロジェクトが始まり、頭が切り替わったこともあり、かなり新鮮。黒澤明監督も7年くらい経つと、素直に自作が観れると言っていたが、同感。

撮影から時間が経たないと、観ていて「ああすればよかった...」「ここは撮り直したい...」と反省ばかりが先に立ち、作品を素直に見れない。本当にこのシーンで泣けるのか? 笑えるのか?と疑心暗鬼にもなる。それが数ヶ月で結構、素直に観れるようになった。

自分で自作の印象を書くのも変な話だが、「明日にかける橋」は基本、SFかフアンタジーである。「バック・トウ・ザ・フューチャー」の日本版と一応言っている。だが、観ているととオープニングからして、SFではない。そしてヤングみゆき(越後はる香)編はまるで文芸映画のよう。

宇宙人もUFOも出てこない。超常現象も幽霊も出ない。普通に家族ドラマ。それも超真面目な物語に思える。タイムスリップものの多くは、「BTTF」を始めコミカルな描写がある。日本だとアイドルが主人公を演じて、「えーーーここは1990年なの〜」という演技をしがち。

それが越後を始め、皆、シリアスで重厚な演技。ま、自分でそういう演出に決めたんだけど。その辺が印象的。また、タイムスリップものの多くは、現代から物語がスタートして、過去へ行く。それがお決まりのパターン。だが、「明日」は過去からスタートして、現代になり、再び過去に行く。これはめずらしいスタイル。

だからこそ、後半で観客が大人みゆきを応援したくなる。観客も過去を体験することで、よりみゆきの気持ちがわかるようになるからだ。そんな仕掛けもありつつ、物語は弟・健太の死が描かれる。「弟を死なすか?」という感じ。通常、この手のドラマはコミカルだったり、ファンタジーらしい演出をする。

タイムスリップ前に時空の歪みを感じる現象があったり、不思議な出来事があり、予感させる。が、「明日」はそれが一切ない。文芸作品を見ているような気になるので、弟の死はかなりショッキング。誰かもツイッターで「上映スタート10数分で驚愕の展開」と書いていたが、あらすじを知らないとそう思うだろう。

そのあとの葬儀。これもめっちゃシリアスにリアルに描いている。そこで「泣ける場面①」の里美先生(藤田朋子)とみゆき(越後はる香)のシーンとなる。この辺も全然SF色がない。観ていて胸が苦しくなる。里美先生と一緒に「みゆきのせいじゃないよ!」と伝えたくなる。

さあ、このあとが酷い。アルビノーニのアダージョ♬に乗せて平成不況が描かれていく。その時代の中で翻弄されるみゆき一家。もう、全然SFでも、ファンタジーでもない。長尺の文芸作品のよう......なんて、思いながら見ている。さあ、このあとは大人みゆき(鈴木杏)編となる。



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明日にかける橋=感想「見終わって爽やかになれる感動を求める人には、お勧めの作品」 [再掲載]

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明日にかける橋=感想「見終わって爽やかになれる感動を求める人には、お勧めの作品」

過去を変える!映画では「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が有名ですが、この「明日にかける橋」は本編中でそのタイトルが出てくるように「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をリスペクトしつつ、全く違うテイストで見せるお話です。

太田隆文脚本・監督の映画はいつもキャストがどんぴしゃ!で、必ず泣ける箇所がありますが、今回も例外ではありません。クライマックスはもちろん、その他のシーンでも、適役のキャストの名演が涙を絞り取ってくれます。

今回は特に宝田明氏が、登場シーンが少ないのに強烈な印象を残します。含蓄のあるセリフが、主人公たちの行動に繋がっていくのは納得です。

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ここで語られる、太田監督が常に意識しているであろう「教育」の問題は、昨今の財務省の文書改ざん等といった、社会の腐敗につながっているように思えてなりません。その意味で、この問題が全く古びていないことに愕然とさせられます。

とはいえいつもの太田監督映画の通り、テーマが前面に出しゃばることはなく、見やすいエンタメストーリーで、不快になるようなシーンも無く、お子さまからお年寄りまで全ての世代に見やすい映画です。

映画の主な舞台は静岡県の袋井、磐田、森町。冒頭に出てくる、ひな人形の大群が凄い可睡斎があったり、マドレーヌが激ウマの店や、法多山の厄除け団子などスイーツの美味いとこがあったりして、訪れて損のない町です。(映画を観てからロケ地めぐりに行きました!)

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そのことを知らなくても十分楽しめる内容ですが、地元からたくさんの人々の出演がなかなかの大作映画感を出していて、「市民映画」というのも納得です。

「明日にかける橋」の東京での劇場公開時=2018年7月頭の劇場上映作品と比較すると。

「ハン・ソロ」よりオリジナリティがあり。
「万引き家族」より分かりやすく。
「デッドプール2」みたいな残酷さはなく。
「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」みたいな後味の悪さはない。

見終わって爽やかになれる感動を求める人には、お勧めの作品です。

涙腺が緩んだ個所はいろいろありますが、特に感心したところは、健太の葬式のシーン。涙をこらえていたであろうみゆきが、里美先生の前で泣き出すとこでした。涙流しながら、このタメ上手いなあ、と演出に関心。タメて感情を溢れさせる越後はる香と、受け止める藤田朋子には賞をあげたくなります。

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脇のキャラも、宝田明氏の部下や静岡県警の女性警察官など、印象に残る人がいました。

その中でもピカイチなのが「NEW STATION」のキャスター。某ニュース番組の映像を使えなかったゆえの設定だと想像しますが、このキャスターの表情や話し方が某K氏を彷彿させ、似せ具合が見ていて楽しいところでした。

予算面での苦肉の策でしょうが、かえってオリジナリティが感じられます。こういう、予算の制約(たぶん)を面白さに変えるのも太田監督作品の巧さです(相当頭悩ませるでしょうが)。


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「明日にかける橋 1989年の想い出」大阪初日舞台挨拶 [再掲載]

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「明日にかける橋 1989年の想い出」初日舞台挨拶

(大阪・梅田)―登壇 太田隆文監督ほか 2018.8.11

記事公開日:2018.8.11取材地:大阪府 動画

 2018年8月11日(土・祝)、大阪市北区のテアトル梅田で映画「明日にかける橋 1989年の想い出」上映初日の舞台挨拶が初回上映後14時半頃より行われ、監督・太田隆文氏および俳優・嵯峨崇司氏が登壇した。静岡県遠州地域を舞台とする映画は、遠州地域の市民有志からなる製作委員会が企画した。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429308 @iwakamiyasumiさんから





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「明日にかける橋」静岡県版・予告篇ー! [再掲載]



「明日にかける橋」静岡県版・予告篇ー初公開!







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「明日にかける橋」LAの映画祭ー映像を配信! [再掲載]



「明日にかける橋」LAの映画祭ー映像を配信!2018年8月に監督が渡米。

LAの映画祭で特別賞を受賞した「明日にかける橋」そのときの記録映像。

静岡のおばちゃんたちが作った映画がアメリカでどのように観られたのか? 

現地の魅力ーサンタモニカビーチ、ハリウッド等を紹介しながら伝えます。


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「明日にかける橋 1989年の思い出」予告編ー市民俳優編 [再掲載]



「明日にかける橋 1989年の思い出」予告編ー市民俳優編





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「明日にかける橋 1989年の想い出」 東京完成披露試写会〜舞台挨拶 鈴木杏x越後はる香 [再掲載]





2018年06月05日(火) 澁谷ユーロライブ

鈴木杏x越後はる香=Wみゆき! 

登壇者:鈴木杏、越後はる香、太田隆文監督


尾崎豊さん好きの役者が集まった!?
撮影秘話など、貴重なトーク内容、要チェック!




主人公のみゆき(鈴木杏)は30代のOL。とある田舎町で
暮らしている。弟・健太(田崎伶弥)が交通事故で死んで
から家族は崩壊。母(田中美里)は病気で入院。父
(板尾創路)は会社が倒産、酒に溺れる。みゆきが両親
を支え働く日々。そんな2010年の夏のある日、夢がかなう
という明日橋を渡ったことでなんとタイムスリップ!
弟が死んだ1989年に戻ってしまう。バブル全盛の時代。
そこで出会う若き日の両親と元気な弟と若き日の自分
(越後はる香)。みゆきは、もし、この時代で健太を救う
ことができれば、家族を救うことができるかもしれないと
希望を見出すが、その先には、様々な困難が待ち構えていた。

出演:鈴木杏、板尾創路、田中美里、
越後はる香、藤田朋子、宝田明 ほか

監督・脚本・編集・プロデューサー:太田隆文


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「明日にかける橋」静岡公開ー舞台挨拶 鈴木杏X太田隆文監督(動画) [再掲載]



「明日にかける橋」静岡公開ー舞台挨拶 鈴木杏X太田隆文監督

2018年9月1日 ららぽーと磐田 TOHOシネマズ。「明日にかける橋 1989年の想い出」主演の鈴木杏さんと太田隆文監督の舞台挨拶。静岡県が舞台の感動物語。主人公がタイムスリップ。1989年に飛び、交通事故死した弟を助けるストーリー。


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明日にかける橋ー普通のおばさんたちの「思い」からスタート。地元を世界に発信するプロジェクト! [再掲載]

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映画というのは超高額の製作費がかかる。だから大企業や映画会社が組織的な力で作る。それこそ美術館を建てたり、市民ホールを作るのに等しい予算や労力が必要なプロジェクトなのだ。

個人できるものではなし、小さな会社が独自でやれるものでもない。また、大企業の力だけではなく、映画監督。スタッフ。さらには俳優というエキスパートたちに参加してもらわなければ、お金があるからと出来るものではない。特に有名俳優になると、高いギャラを払ったからと出演してくれる訳ではない。テーマや内容に共感してもらわなければ、力を貸してはもらえない。様々な困難と壁を超えなければ作れない。映画制作は不可能を可能にするプロジェクトといいほどだ。

そんな中、昨日、静岡市の講演会でこんな話をした。今回の映画「明日にかける橋」は通常のように大企業や大手映画会社が企画、制作したものではない。遠州に住む3人の女性。ストレートにいうとおばちゃん3人が「町のアピールのために何かしよう!」「何ができるかな?」「自分たちにできること?」「映画作れないかな?」と考えた。さらにお坊さんが1人参加。そこから全てが始まった。

しかし、大企業や映画会社が小さな町の映画作りに出資してくれるはずがなく、彼女たちは寄付を集めて町をアピールする映画を作ろうと決意。でも、PR映画ではない。それでは全国の人は見てくれない。街の魅力を伝えるだけでなく、従来の映画と同じ感動的な物語があり、子供たちに大切なことを伝える作品だ。

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ただ、こんな場合、必ず批判する人が出て来るものだ。「素人に映画なんて無理!」「出来る訳がない!」「現実は甘くない!」「辞めた方がいい!」そんな声もあったはずだが、彼女たちは行動を開始した。そして本当にいくつものさまざまな困難を超えて、4人が5人。5人が6人と仲間が増えて行く。隣町の人たちも賛同。そのまた隣町の人たちも参加。大きな輪となってきた。

そのメンバーに映画やテレビで活躍するエキスパートや広告代理店のプランナーはいない。皆、素人。それもおばちゃんが中心のグループ。映画好きのおじちゃん。大工さん。飲み屋のママ。小さな商店の主。そしてお坊さん。そんな普通の人たちなのだ。

彼女らが町を走り回って寄付権集め、自治体にも協力を求める。やがて映画スタッフ、俳優たちにもアプローチ。共感を得た。何人もの有名俳優が出演を承諾してくれた。そして、ついにこの夏に撮影がスタート。自分たちがサポートすることで製作費を出来る限り押さえた。映画は現在編集中であり、年末にロケ地で完成披露上映会が行なわれる。来年には全国の映画館で公開。アメリカの映画祭上映も企画中だ。


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その映画を見た人たちはきっと、物語に感動した上で、町の美しさ、懐かしさを堪能するはず。俳優たちの素晴らしい演技に涙するだろう。振り返れば大企業しかできないプロジェクトなのに、3人のおばさんたちの「思い」からスタートした市民の力で成し遂げてしまおうとしている。本当に凄いことだ。不可能を可能にしてしまった。これは全国で地域活動する多くの市民の励ましとなるはずだ。地方ではこんな声をよく聞く。

「私たちは普通の市民です。何の力もありません。自治体や企業が動いてくれないと何もできないんです....」

そういう地方の方の人たちはとても多い。だが、遠州のおばさん3人。そしてお坊さんが始めた地域映画プロジェクトは、多くの市民の賛同を得て、常識を覆し、全国に、いや、世界に町の魅力を発信しようとしている。やればできる!皆の力を集めれば、できる。そんなことを教えられる1年だった。

だが、まだ製作費の全てが集った訳ではない。彼女らは今も町をまわり、協賛金をお願いしてまわっている。映画は完成して終わりではない。全国で公開するためには多くの宣伝費も必要なのだ。彼女たちの戦いは続く。

実行委員会のHPはこちら。協賛金も!=>http://ffc2017.main.jp



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 春夏秋冬の映像は作品を数段押し上げるのにー企業映画ではできない理由? [再掲載]

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撮影は夏だったが、実は今年の冬から地元の季節を撮影をしていた。まだ、映画製作が正式に決まっていない頃だが、正式に決まって準備が出てからでは春夏秋冬を撮影できない。そこで今年の年頭ー冬から個人で風景撮影を開始した。

それらの映像は別のカメラで撮られているので、データ形式が違う。変換して取り込む。それにもまた時間がかかる。その間にこの記事を書いている。これまではその手の季節カットは編集が全部できてからはめ込んでいたのだが、今回はそれらが非常に重要な役割を果たすので、この段階で準備しておく。

以前にも書いたエピソードだが、撮影の移動中に板尾創路さんとも話した。季節の映像を撮るのは本当に大変。彼は監督業もしているので痛感すると言っていた。夏を舞台にした映画で春や冬の映像を入れようとすると、撮影終了後にその季節まで待たなければならない。

その上、またスタッフを雇い、カメラをレンタルして地元に移動。キャスト抜きだとしても数百万の予算が必要。四季を全て撮るなら本撮影以外に3回。「予算がない!」と映画会社は季節の映像を入れようとはしない。

春夏秋冬の絵が入ることで映画は数段クオリティが高くなり、奥行きができる。その町の美しさも伝えることができる。ただ、費用が大変。映画会社はその予算を捻出するのを嫌がる。

しかし、太田組ではそれが可能。カメラマンと2人でいつも車で移動。季節の撮影をする(これに関してはカメラマンに感謝。この手法を理解してくれるカメラマンは少ない)。映画会社だと多くののスタッフが行くので大変だが、こちらは2人。そんなふうにすれば安く済むのに、企業の場合はそれができない。なぜか?

監督自身が「制作部や演出部がいないと撮影が大変! ホテルの支払いまで俺がやるのか!」と嫌がる。カメラマンも「助手が必要!」と言い出す。結局10人くらいの編成になり、交通費、食費、宿泊費、ギャラを計算すると数百万になる。そんなことで美しい四季を撮影できないのが企業映画。

でも、ちょっとした努力で(監督が制作部と演出部とPを兼ねて、ホテルや食事の支払いもして、カメラマンが助手なしで撮影してくれれば)季節を撮ることができる。だから、冬から撮影スタート。春、初夏と撮影。もし、映画が中止になっていたら全部無駄になる。そう考えるから皆、やらないのだ。

絶対にやる! 映画撮影をする!だから季節を撮っておきたい!とリスクを恐れずに行動することで、低予算でもクオリティの高いものはできる。毎回、そんなことを考えながら季節撮影をする。これまでに撮った映像を変換。タイムラインに並べて行く。こうして1億円の企業映画に負けない作品を作る!


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