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「機動戦士ガンダム ORIGIN」Amazonプライムで見た!若き日のシャア。幼き頃のセイラ。懐かしいキャラが続々。 [ドラマ感想]

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「機動戦士ガンダム ORIGIN」Amazonプライムで見た!若き日のシャア。幼き頃のセイラ。懐かしいキャラが続々。

2015年にレンタルDVDで第1話見て、「早く続きが見たい!」と思いながら忙しくて見る機会がなく、気がつくと3年が過ぎていた。Amazonプライムでも配信していたので見ようとすると、課金されるタイプ。結構高い!サンライズ阿漕だなと思っていたら、数日前から無料配信になった。

2日がかりで1話から一気に見た。もの凄くよく出来ていた。もともと「ガンダム」はロボットアニメとは言えない壮大な物語だが、特に今回のシリーズはもう「ヒーローもの」でも「SFドラマ」でもなく、戦争ドラマだ。「戦争と人間」や「戦争の嵐」(アメリカのミニシリーズ)のような物語である。

しかし、散々、スピンオフや続編を作っておいて、「ファーストガンダム」以前を描かないでいたことに驚き。まあ、僕も思いよらなかったけど。下手なシリーズ化より、それが一番面白くなる。今回のシリーズはシャアを中心に、ジオン・ズム・ダイクンの死から、ザビ家の台頭。幼いキャスバルとアルテイシアを中心に1年戦争が始まるまでの物語。

うまいのは、のちの主要キャストがチラチラ出てくること。ランバラルやハモンはもうメインキャラだし、ザビ家の兄弟はもちろん、ガルマとシャアの出会いも描かれる。なぜ、シャアがシャアと名乗るようになったか? 顔を隠すバイザーを付けるようになったか? 1作目のファンが見れば「おーー」というシーンが次々に登場する。

「スターウォーズ」がエピソード6で完結したあとに、エピソード1に戻ったことが、このシリーズが製作された背景だと思うが、その「SW」より時代を遡り方がうまい。ハイスクール時代のミライ。黒の三連星。モビルスーツ開発の経緯。ガンダムファン大喜び。あーーこのキャラがのちにああなるのかーと2倍楽しめる。

そして一番感じたのは、アニメというより戦記ものというスタイル。シャアはあくまでも中心に描かれているだけで、群像ドラマだ。戦争に巻き込まれて行く人々の悲しみ。それぞれの価値観があり、思惑があり、罪のない市民が悲しみ、傷つき、死んで行く。戦闘のかっこよさや勇敢さばかりでなく、悲劇の要素が強い。

そもそも、この物語を作り出した富野由悠季という人がやはり凄いのだ。要はアニメで戦争映画をやってしまったということ。現在、僕の次回作の「沖縄戦ドキュメンタリー」のために太平洋戦争も勉強しているが「ORIGIN 」の世界で描かれるのは、まさに戦争なのである。国と国と関係、戦略、戦闘、攻撃。全て現実のもの。

また、おもしろいのはジオンはナチスを模しているが、連邦は日本がベースのように思える。なのに、ルウム戦ではジオンが真珠湾攻撃のような方法論で勝利する。モビルスーツは戦闘機。実際の戦争でも、真珠湾までの戦艦同士の戦いから、空母を用いた戦闘機の戦いに進んだように「ガンダム」の世界ではモビルスーツがそれに当たる。

あと、当時、僕が「ガンダム」を知り真剣に見たのは映画化されてからで、かなり遅い。1980年になってから。再放送で毎日、夕方から見ていたが、それから38年!その前日潭を50代で見る。10代のときに見た作品だけに、キャラクターも幼なじみのように思え、画面に登場するだけで感じるものがある。

アムロ、フラボウだけでなく、ララ、カイ、ハヤト、カツ、レツ、キッカ。ミライ。ブライト。ランバラル。ガルマと、昔の同級生や近所の人たちと思えてしまう。声優も限りなく、当時の人たち。セイラの声優さんは亡くなっているが、そのセイラの声をララの声優さんが担当していること。何か感慨深い。

ただ、一番好きなのは「ファーストガンダム」ではなく「Z」あれは余にも斬新で当時の子供たちは理解できなかった(僕はもう20代だったけど)20年後に映画化されたときに、初めて多くの人が評価したと思える。それもAmazonプライムで見ることができるが、50話見直しとかすると大変なことになるが、見てみたい気はする。


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師子乃

初めまして。

originのおかげでファーストを見直して、Zも見始めるようになりました!
by 師子乃 (2020-04-26 13:50) 

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