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なぜ、人は夢を否定したがるのか? 若い人を抑え付けようとするのか?=自分の知らないものを否定、拒否してしまう日本人 [映画業界物語]

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なぜ、人は夢を否定したがるのか? 若い人を抑え付けようとするのか?=自分の知らないものを否定、拒否してしまう日本人

高校時代「映画監督になる!」というと、あらゆる人たちが反対した。親、親戚、教師、友人、近所の人。だから、なるべく彼らとは話さないようにしていたのだが、あれこれ言われた。

「世の中甘くない」「夢はしょせん夢だ」「そんな簡単に行かない」「才能あるのか?」「無理に決まっている」等々。

 しかし、あとで考えると、その大人たちの中で映画界で働いたことがある人は誰もいなかった。友人が映画の世界で仕事していたという人もいない。つまり、自分たちが知らない世界のことをあれこれ、「厳しい」とか、「才能が必要」とか、「甘くない」とか想像で言っているだけだったのだ。

 要は「諦めろ」「やめておけ」といいたい人ばかりだった。いずれにしても自身がやったことがないこと。経験のないことなのに、あれこれ注意、忠告してくるのだ。なぜ、何ら根拠のない、経験もないことをアドバイスしたがるのか? もうひとつ言えば、ほとんどが、こちらから相談した訳ではない。聞いてもいないのに先方から、あれこれ言っていることが多いのも特徴。

 その背景は友人や後輩。或は子供たちを「応援したい」「役に立ちたい」「酷い目に遭わせたくない」という本来、優しさから忠告したり、アドバイスしてしまうだろう。傷ついたり、人生を台無しにしたり、辛い生活を送ってほしくないという願いからの言動だ。
 
 だとしたら、なぜ、自分の知らない世界。或は経験のないことを「簡単じゃない」「世の中甘くない」と決めつけて、相手の夢を否定したがるのか? 自分がよく知る世界で、こんな問題がある。こんな厳しい側面があるというのなら分かる。知らない世界を、経験のないことを「やめた方がいい」と諭すのはどういうことか?

それを「親切心」だけで理解するのは厳しいものがある。本当の親切とは、自分ができることで応援する。知っていることを伝える。危険な部分を教えるということであり、知らないこと。経験のないことを忠告することではない。それは横暴であり、本人からすれば邪魔されているだけと思える。

人には自分が経験していない未知なものに対して不安感がある。その知らないものに関して、聞きかじった知識でも、勝手な想像をして、先の「親切心」という名目で止めようとする。が、それは単に古い価値観や自分が知る方法論から離れられないだけではないか? 自分の知らない世界や未経験のものを否定したいだけではないか? その発想が近年の日本をダメにしているのでは?と考えたりする。


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早田 快人

未知なものへの不安、理解できないものを否定・・・
人間心理のひとつの典型かもしれませんね。

私が劇団を辞めたのも、実はそれが大きかったです。
新劇団体の本番舞台でアドリブを連発!客席は大いに沸き、
”演出家もこれを大歓迎” だったにも関わらず、古い体質の舞台監督から、
「前もって通告してないことはやるな!」と睨まれてしまいました。
元役者だったその舞台監督からすると、段取り以外のことが
舞台で起こることに不安しか持てなかったようです。
演出家(新劇界では怖いので有名な方)は大喜びだったので、納得できませんでした。

ビートルズが現役だった頃、当時の大人たちから否定(拒絶!?)されたのも同じに思えます。自分たちが理解できないものに、若者が熱狂することに”不安”を抱いたのだろうと。

年齢を重ねた今、自分が同じことをしてないか?
常に自戒し、柔軟な感覚を持ち続けなければ!と思う次第です。
by 早田 快人 (2020-02-20 22:14) 

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