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ドキュメンタリー沖縄戦」3人目の声の出演俳優? 沖縄が呼んだ俳優たち。 [キャスト]

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ドキュメンタリー沖縄戦」3人目の声の出演俳優? 沖縄が呼んだ俳優たち。

作品の中でどうしても必要だった「沖縄の叫び」その声を録音したかった。大きな仕事ではない。が、とても大切なパート。そこから沖縄の慟哭が聞こえてくる。できる俳優で、思いがなければならない。上手に喋れるだけではダメだ。あれこれ考えて、1人の女優さん。もう1人は男性の俳優にお願いした。

僕の「明日にかける橋」で山田先生を演じてくれた嵯峨崇司君だ。彼とはワークショップで出会った。若いのに昭和のオヤジの雰囲気を持つ。俳優としては貴重。今時のおしゃれな、さっぱり系の男性はよくいるが、昭和オヤジ俳優が絶滅危惧種。その意味で昭和の暴力的な教師を見事に演じてくれた。

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彼は東京公開初日のスバル座に駆けつけてくれたり、大阪公開初日も、自腹で行ったりと熱い思いを持った役者だ。大阪では急遽舞台あいさつに参加してもらった。

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そんな彼を見ていて感じたのは、戦争ものなら憲兵の役が似合うだろうなあ。ということ。「この非国民目!」と市民を殴る役とかピッタリだ。それを思い出した。まさに沖縄戦の「声」に相応しい。

連絡すると一つ返事で引き受けてくれた。声の出演は本当に少ないのだが、僕のやり方はそれでも「沖縄戦」を勉強してもらう。映画のDVDを何枚も見てもらい、資料を読んでもらう。その話をすると彼はすでに沖縄戦に詳しかった。そこで意外な事実を知る。彼は以前、沖縄を舞台にした芝居ばかりをしている劇団にいたのだ。

さらに驚いたことは先に紹介した女性の声を担当してくれた女優の水津亜子さんも以前に「ひめゆりの塔」の舞台に出演しており、その時に沖縄戦を徹底勉強。かなり詳しかったことだ。その背景、どちらも僕は知らなかった。が、あれこれ考えて選んだ2人が、2人とも沖縄戦の芝居経験があった。強い縁を感じる。

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話も早い。ただ、セリフを読んで泣いたり、叫んだりするだけの仕事ではない。沖縄戦の理不尽や悲しみを知った上でやる必要がある。その意味で最高に適任の2人を選んでいた。これは神様が応援してくれているとしか思えない。そんな訳で嵯峨崇司君にも参加してもらい、あと「この世界の片隅に」にも声の出演をしたあの方も交えてスタジオで録音。沖縄の慟哭を伝える場面を仕上げた。

その「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」は12月に那覇市のホールで完成披露上映会を行う。お近くの方はぜひ、見て頂きたい。入場料は無料だ。



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