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明日にかける橋ー日記 英語字幕版予告篇を編集中! [4月ー2018]

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明日にかける橋ー日記 英語字幕版予告篇を編集中!

これまで僕が監督した作品は全て海外で上映されている。

今回の「明日にかける橋」も外国の人々に観てもらおうと、

現在、英語字幕付き予告篇を編集中。楽しみだ。


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明日にかける橋ーロケハンの旅 ロケ地の魅力を紹介 [4月ー2018]





こんなのを作ってみた。

「明日」の舞台となる美しい街。

一昨年秋からのロケハン順。

音楽に乗せて紹介する。



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映画用語は間違いやすい!?をもう一度。「公開」と「上映」はこんなに違う? [映画業界物語]

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以前にも書いたが、東京先行公開がどんどん近づき、また、間違った表現を使っている方を何人か見たのでその辺を書かせてもらう。

「公開」と「上映」は何が違うがご存知だろうか? 例えば「6月30日、有楽町スバル座公開」と「6月30日 有楽町スバル座上映」は何が違うのか? 多くの方が「同じじゃない?」と思うだろう。でも、この2つは大きな違いがあり、間違うと大変なことになる。

「6月30日公開」というのは、その日から映画の上映が始まり、基本2週間はその映画館で上映されるということ。「6月30日上映」というのは、その日限り、1日だけ上映されるという意味なのだ。これを勘違い、以前にFacebookやTwitterで「6月30日上映」と書いていた方が数人いた。情報発信をしてくれるのはありがたいが、意味が違ってしまう。それを見た人は「30日のみか? 7月1日なら行けたのになあ」と映画に行くことを諦めてしまう。表現を間違うとお客を減らすことになる。

では、これはどうか?「6月30日 先行公開」「6月30日 先行上映」ーこれも同じじゃない?と思う人いるかな? これらも大きく違う。「先行公開」というのは、他の地区、他の県に先駆けて上映がスタートとするという意味。今回の「明日にかける橋」で言えば、東京が先行公開。他の街は秋公開という形。これは先行公開。

「6月30日 先行上映」というのは、例えばその映画館で7月1日から公開される映画。人気があるので早く観たい人たちのために前日の6月30日に先行で上映ーその日1日限りーという意味である。特に先行上映は公開日前日、或は1週前にオールナイトで上映されることが多い。「ダークナイト」もその形。だから、「明日にかける橋 6月30日先行上映」と書くと、30日の夜にオールナイトで1日だけ上映されると解釈されるだろう。

実際はオールナイトなど行なわれないので、フェイクニュースを発信しているのと同じ。「公開」と「上映」はそれほど大きな違いがあるので、応援してくれる方。関係者の方は十分に注意して発信して頂きたい。面倒くさいなあーとー思われるかもしれないが、とてもとても大事なところ。ぜひ、よろしくお願いします。

確認のために書くと「明日にかける橋」は東京先行公開。6月30日から有楽町スバル座で公開。1日限りではなく、この日から2週間ほど上映されます。

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映画の宣伝費はどのくらいかかるものなのか? 1億円?200万円? [映画宣伝入門]

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映画の宣伝は金がかかる!ーと言われるが、一般の人にはピンと来にくい。説明しよう。アメリカ映画の宣伝。例えばトム・クルーズ主演のアクション大作などは8億円くらいかける。興行収入が10億くらい。2億円の黒字。え? 8億もかけて2億しか儲からないの?と驚く人もいるだろう。けど、2億の収益というのは凄いことなのだ。

今の時代。巨額の宣伝費をかけて、高額な収入を得るという形が多い。逆にいうと宣伝費をケチって1千円くらいにすると、その映画の存在は多くの人に伝えられず、1千万しか儲からなかったーという結果になりやすい。1千万で1千万だとトントン。8億かけて10億も受ければ、2億円の儲け。現在の映画業界はそんな風にして映画を宣伝し、儲ける。

でも、それは大手映画会社の場合。東宝や東映、松竹、角川、或はテレビ局製作でない地味な映画はいくらくらいで宣伝しているのか? 最低で2−300万。このクラスが多い。映画ファンでないと知らないマイナーな映画はだいたいこのくらい。では、この額でどんな宣伝ができるのだろうか?

①チラシとポスターを作る。前売り券を印刷する。
②試写会をする。5回くらい。そのために試写状を印刷。会場をレンタルする。マスコミ関係に発送する(切手代が必要)。
③東京公開時の舞台挨拶を計画。俳優はノーギャラで来てくれるが、衣装、靴等をレンタルする場合が多く(レンタル料が派生)メイクさんを呼ぶ(ギャラがかかる)

④俳優が待ってもらう場所が映画館にない場合。近所のホテルに部屋を取る(ホテル代。主演や大物は1人1部屋。いるのは数時間。でも、1晩の宿泊代がかかる)
⑤舞台挨拶が食事どきの場合。ランチや夕飯の弁当(人数分)。或は終了してから近所のレストランで食事。
⑥映画館が遠いときはタクシー代。

これで2−300万はすぐになくなる。その額だと出来ない宣伝は、

①テレビスポット、新聞広告、立て看板、雑誌広告、ネット広告、
②東京以外の都市(大阪、名古屋等)の舞台挨拶、地方の映画館の舞台挨拶、③宣伝イベントに俳優に来てもらうこと(その度に交通費、衣装&靴のレンタル料、メイクさんを呼びギャラを払う)
④映画館においてもらうオブジェ(宣伝用の看板、垂れ幕等)制作

等はできない。宣伝はマスコミ試写会とチラシ&ポスターのみとなる。

その程度の宣伝しかできないので、ほとんどの人がその映画のタイトルを知ることはない。映画ファンでもよほどでないと知らない。だから、大ヒットすることはない。小さな映画館でモーニングショーとかレイトショーで終わる。観客動員も少ない。それが日本のマイナー映画の宣伝&興行なのだ。もし、そんな作品でも、そこそこ宣伝費があれば広告を打ち、イベントをして知名度を上げることで、ヒットを見込めるが、その辺は宣伝費の額次第だ。

「でも、口こみでヒットすることってあるじゃない?」

という人もいるだろう。10年以上前にはそんなことがあった。その映画を観て「面白い。宣伝はしていないけど、なかなかいい映画だ」と友達から聞いて映画館に行く。次第に噂になり大ヒット。しかし、そのパターンは現在ではほとんどない。映画館側が公開初日の観客動員で上映期間を決めてしまうのだ。

初日が100人。んーー2週間で終わりにしようか? その後、動員が少しばかり増えても、次の上映作品が決まっているので延長できない。また、口コミというのは時間がかかる。2週間では十分ではない。以前の映画館システムでは第1週の成績が悪くても「いい映画だから、我慢して続けよう」ということができた。が、今はダメ。口コミで評判が広がる前に上映は終わる。つまり、宣伝できない映画はヒットしないということ。

そんな環境の中でも、配給会社はあれこれ節約してアイディアを出し、がんばっている。が、一般の人はやはりテレビや新聞で宣伝を観ないと、その映画の存在にさえ気付かず、いつ上映され、いつ上映が終わったかも知らずに日常を送ってしまう。それが現代という時代。宣伝をしないと、ないことになってしまう。そんな中でどうやって映画を伝えて行くか? 本当にむずかしい。

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ありがたいけど、危険も多い? 一般の方からの応援宣伝 [映画宣伝入門]

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先にも書いたが映画の宣伝費というのは高額。小さな映画の場合。十分な額を準備できないことが多い。そんなとき、ファンや一般の方からの応援というのはありがたい。情報をツイートしてくれたり、記事をシェアしてくれたりして、映画の存在を広めるお手伝いをしてくれる。だが、難しい一面がある。例えば、これはどうだろう? 

「映画の応援をしたいです。趣味で作詞作曲をしています。ギターを弾きます。映画の主題歌を作りました。これを日曜に公園で歌い。映画の宣伝をします」

ーさあ、どう思うかな? 

これはアウト。その人は応援のつもりでも、その映画の主題歌を勝手に作るのは著作権法で違法行為になってしまう。何よりも、その歌は映画では流れないので、主題歌ではない。こう考えてみよう。ディズニーの新作映画が公開される。とてもいい映画だ。だから応援のために歌を作りました。♫「リメンバーミー。とてもナイスな〜映画だよ〜」と公的な場で歌ったり、YouTubeで流す。確実にディズニーから告訴されてしまう。

それと同じ。どんなにその人が善意で、応援だと思っていても、それは違法行為。便乗商法と言われてしまう。映画は著作物。それを管理者に無断で利用することは法律で禁じられている。歌だけではなく、その物語、タイトルロゴ、スチール写真、ポスター、チラシも全て著作物。それらを無断で手を加えて新たなポスターを作ったり、チラシに別のデザインを加えて配る。スチール写真に文章を書き込んでチラシを作る。みな違法行為になる。

ーこれはどうだろう?

「私の街で映画撮影がありました。友人もエキストラで出演。その場面をデジカメで撮りました。映画を応援したいので、その写真を引き延ばし、独自のポスターを作り。タイトルを入れて街角に貼り出しました。多くの人に映画を観てほしいです!」

残念だが、これも違法行為。また、本来とは違うイメージのポスターを作っても宣伝効果は薄い。以前にも書いたが映画宣伝は統一イメージが大事。それに間違ったイメージが伝わったり、プロが作った映画ではなく、一般の人が作った自主映画であると誤解されたりする。応援ではなくなってしまう。

ただ、この手の人は本当に純粋で、何か自分にできないか?と考えて、行動してくれたことが多いので、むずかしい。注意すると「せっかく応援してんのによー!」と怒らせてしまったり、その後、一切応援をしてくれなくなったりする。でも、それらの人は悪意の全くない人、むしろ親切で熱い人であることが多い。だからむずかしい。そして最終的にはこう言われる。

「映画宣伝はよく分からない。だったら、もう何もしない方がいいよね?」

悲しい話だ。地方映画でよくあるのは、関係者が何もせず、関係ない人ががんばって応援してくれること。中には暴走してしまう人がいるが、何もしない関係者と、暴走するが愛ある人。どちらがいいのか? 考えてしまう。とにかく、言えることは、個人で何か別のものを作るのは止めてほしい。宣伝のために配給会社がチラシやポスターを作っている。それを配ったり、貼ったりということで十分にありがたく、応援になる。毎回、そんなことを考えながら宣伝活動を続けている。


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