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「明日にかける橋」出演の田中美里さん。beyFMの担当番組で早くも!「明日」の告知をしてくれました。感謝! [キャスト]

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ストーリー。自分の役所。監督について(!)「泣けるシーンがあっても、そのあとにまたクスッと笑えて、また感動する。太田監督の世界は独特で、今回も太田ワールドに浸れる素敵な作品になっています」とのこと。感謝。そのあと、映画の舞台になった1989年のヒット曲。プリンセス・プリンセスの「ダイヤモンド」をかけてくれた。

「公開日が近づいたら監督をお呼びして、また映画の紹介をしたいです」とのこと。待っております!しかし、ありがたい。こちらからお願いした訳でもないのに、FM番組でこうして告知してくれること。とてもありがたい。番組を聴いている全国の人は当然、美里さんを知っている。ファンの方も多い。美里さんが出演する映画として告知してもらえれば、強く印象に残る。単にラジオ番組で紹介してもらう以上の効果がある。

こうして映画の存在があちこちで伝えられて、知名度が上がって来る。東京は先行公開。6月30日(土)〜有楽町スバル座にて。全国公開は秋以降。お楽しみに!

特報=>https://youtu.be/GQvGqBhNHaY

(写真は完成披露試写会の舞台挨拶)


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田中美里さんのFM番組。bayfm78 Morning Cruisin'』 で「明日にかける橋」の話を少しするとのこと。 [3月−2018]

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「明日にかける橋」に出演してくれた田中美里さん

パーソナリティを担当するFM番組。bayfm78 Morning Cruisin'』では、

「明日にかける橋 1989年の思い出」のお話も少しするとのこと。

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ぜひ!明日3月31(土)午前9時〜

 http://web.bayfm.jp/cruisin/


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明日にかける橋ー日記 久々に編集作業! [3月−2018]

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上がって来た合成カットを本編にはめ込んで行く。久々に編集作業でちょっとぎこちない。合成というのは背景は本当の地元風景。そこにいろんなものをはめこんで、****感を作りだす。

映画公開前に詳しく説明すると面白くないので、1つだけ紹介すると、例えばテレビ。主人公がテレビを見ているシーン。そのテレビには何も映っていない。別の日に撮影したテレビ番組を編集。そのテレビ画面にはめ込む。それが合成作業。そうすると、あたかも主人公がテレビを見ているような場面になる。

なぜ、現場のテレビにその番組を流して撮影しないのか?というと画面に映る番組をカメラで撮ると、目に見えない走査線が映ったり。画面が反射して見辛かったりするから。あえて別撮りしてはめ込む。

そのカットは3−5秒。なのだが、今回はテレビを見るシーンがとても多いので、かなりの数。午後から作業をしているが、まだ終わらない。単にはめ込むだけでなく、あれこれ効果もかけるので時間がかかる。



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「明日にかける橋」東京先行公開まで3ヶ月なので宣伝スタートだ。 [映画宣伝入門]

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間もなく4月だ。「明日」は6月30日(土)東京先行公開(有楽町スバル座にて)なので、明後日の4月1日でちょうど3ヶ月前。そう、映画宣伝の本格スタートの時期である。先の記事でも書いたが、3ヶ月前から宣伝を開始、公開初日にピークになるように盛り上げるのが目標である。

今回は市民による市民映画なので、通常の企業映画のように潤沢な予算はないが、配給会社が予算内で出来る限りのことをしようと計画してくれている。その辺を少し説明する。まず、できないのはテレビスポット。新聞の全面広告。雑誌広告である。これらは数百万から数千万の費用が必要だからだ。

しかし、パブリシティという方法がある。テレビや新聞の記者を読んで出演者にインタビューしてもらう。それをニュースや記事にしてもらう。その場合は費用はかからない。ただ、先方が興味を持ってくれないと成立しない。今、人気のアイドルが出演しているとか、ベテラン俳優がイメチェンで過酷な役に挑んだとか、そんなことをマスコミは注目する。だからこそ、映画会社は有名俳優や今旬のタレントを出演させたがるのである。

だが、まずはマスコミ向け試写会だ。4月中旬からスタートする。本来は公開までに10回ほど試写をすることで、1人でも多くのマスコミ、映画評論家に見てもらい。新聞や雑誌、テレビで作品評をしてもらうのだが、今回は予算の関係で5回。その5回になんとか多くのマスコミに来てもらうように、ダイレクトメールやお知らせを発送。声をかける。これも配給会社の仕事。

次にポスターとチラシ。これはすでにデザインが終わり印刷に出した。ポスターは上がって来たのでこの記事で紹介。シネコンに貼るようの大きなサイズ。右横の人(私ですが)と比べると、その大きさが分かる。が、これを今すぐに街角に貼ったりはしない。まだ、公開まで3ヶ月あるので今貼っても、ポスターを見た人はそこまで覚えていない。3ヶ月も貼っていると風景の一部となってしまい、誰も注目しなくなる。貼り出しの時期はとても大切だ。

チラシはまもなく上がるが、これは4月に入れば映画館に置かせてもらう。熱心な映画ファンはチラシを集め、裏表読んで、興味があるものを覚えてくれる。ただ、映画ファンでも特定の映画館に来るのは月に1回くらい。今回「明日」をやってくれる関係映画館にはチラシを置いてくれるが、系列が違う映画館グループには置いてもらえない。公開まで3ヶ月、その間にチラシが置かれた特定の映画館を訪れるのは3回くらいか。そのときにチラシを置いていないと、映画の存在を伝えることができない。だから、これは4月になれば早めに映画館に置いてもらう。

まだまだ、宣伝作業はあるのだが、今回はここまで。あと、無料で情報発信できるネットを活用しない手はない。すでに僕は「明日」監督日記(ブログ)を1年前から連載している。それを続ける。そしてこのFacebook。応援してくれる方はまず、僕の記事のシェアとか「いいね」をお願いしたい。そしてみなさんにお願いするアイディアも用意しているので、また別の機会に説明させてもらう。市民が市民の力で作った「明日にかける橋」応援よろしく!

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明日にかける橋ー日記 配給会社と東京宣伝会議! [3月−2018]

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昨日、新宿で「明日にかける橋」の宣伝会議を行なった。今回は具体的にどう進めて行くか? 予算は限られているので、その中で何を実行し、何を削るのか?等を話し合う。先の記事にもすでに書いたが、チラシ&ポスターは印刷開始。ポスターは上がって来た。マスコミ試写会用の招待状は週末に印刷が上がるので、それ次第に住所書き、発送。

試写会の会場はすでに予約済。マスコミ以外は誰を招待するか?を打ち合わせ。初日舞台挨拶も計画。誰に来てもらうか? 上映期間中、初日以外にもイベントをするかどうか?パンフレットの直し。本編素材はいつ完成か? DCPはいつ作るか? エンドロールはいつ届くのか? 予告篇は? そして海外の映画祭はどうか?等を延々と打ち合わせ。

海外の映画祭への出品は特に力を入れたいが、審査してもらうのに費用がかかる。それで落ちたら経費がもったいないが、世界の人が見てくれるのは嬉しいこと。その審査料をどうするか? 宣伝費だけでも厳しい状態。その辺を考える。

そんな感じで、間もなく4月。東京公開まで3ヶ月となる。本格的な宣伝スタートだ。多くの皆さんの応援なくしては今回の成功はない。静岡県のみなさんが力を合わせて作った市民映画。何とか多くの人に見て頂きたい。応援よろしくお願いします。


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「明日にかける橋」東京宣伝ーロビーカード作戦? [映画業界物語]

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映画のスチール写真は、物語の一場面、そこから「どんな物語だろう?」と想像を膨らます。昔はそんなスチール写真が映画館のロビーに貼られていて「ロビーカード」と呼ばれた。「次回上映」と書かれたウインドウの中に飾られたスチール写真を見ながら「どんな映画かなあ」と「あーこの俳優さんが出てるんだ」「何か悲しいストーリーみたい?」とかいろんなことが想像し、映画の公開を楽しみに待ったものだ。

それがシネコンになり、その手のロビーカードは貼られなくなった。それどころか上映中のポスターを貼らないシネコンも多い。映画館にフラッとやってきてポスターや看板を見て「おー健さんが出てる映画だ。見よう!」と映画を選んだりもしたが、今はテレビやネットで知った映画がどこで上映されているかを調べた上で映画館に向かう。だからポスターも貼らないのだが、少し寂しい。

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そこで僕は毎回、ロビーカードを作りFacebookやブログで紹介している。ポスターを繰り返し何度もアップするのも大事だが、スチール写真を見ることで「この子可愛い」「何か感動もんだね」と感じて映画館に足を運んでくれることもある。なのに、この手の宣伝をする配給会社はほとんどない。スチール写真は公式HPにアップしているから!みたいなことで、スチール写真を宣伝に使う社は本当に少ない。

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そこで今回もスチールをロビーカード風に加工。東京公開の6月30日まで、毎週1枚ずつ公開していく。昨年末の完成披露試写会のときは、劇中の一場面でなく、撮影風景をロビーカードにしたものを試写当日まで2ヶ月間。毎週1枚公開して行ったが、今回は12枚を順次公開して行く。応援頂ける方はぜひ「シェア」してもらえるとありがたい。

上写真は以前に紹介した主人公みゆき役の越後はる香さんのスチール。携帯ではなく公衆電話の受話器を持つみゆき。ここにサブタイトル「1989年の想い出」がダブるよね? さあ、どんな物語なのか? 東京先行。6月30日(土)〜スバル座で公開だ。

予告篇はこちら=>https://youtu.be/i25nExjEbws

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映画宣伝は映画館公開日から逆算してスタート。戦略が大切! [映画宣伝入門]

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宣伝が溢れている。テレビ、新聞、雑誌、ネット。街を歩けば看板。だから、多くの人は麻痺して宣伝というものを把握できなくなっている。例えばテレビCMを見る。「あー歌手の***が出ている。可愛いー」と思う。それは繰り返し放送される。が、いつしかオンエアは終わるのに、多くの人は終わったことに気付かない。それどころか、そのCMの存在すら完全に忘れてしまう。何かの拍子で「あの歌手のCM」と言われて「あー、そんなのあったなあ!そういえば、最近は見ないね?」と思い出す。

つまり、情報を受ける側というのは、真剣に見ていない。意識していないということ。すぐに忘れてしまう。それも完璧に忘れる。ドラマやニュースだと、しっかりと覚えているが、宣伝はしっかりと把握しない。そんな多くの人たちに商品を覚えてもらおうと宣伝マンたちは日夜努力。心理学や思想操作も利用して宣伝をするのが広告代理店。アメリカでは選挙のときに代理店を雇い、候補者のイメージ戦略を行なうほどだ。宣伝は大事なのである。


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映画の場合も同じだ。大作映画の場合。宣伝活動は1年前くらいからスタートする。が、ほんとうにジワジワと始め、公開の3ヶ月前から盛り上げる。通常の映画は3ヶ月前。これが基本だ。あまり早くから大宣伝すると、結果、公開の頃には忘れられている。例えば絶対に見たい映画があっても、半年先だと覚えていない。1ヶ月くらいならカレンダーに丸を付けて待つが、何ヶ月も先だと厳しい。

また、何ヶ月も前にバンバン宣伝してしまうと、人々は「そろそろ公開か!」と期待する。が、何ヶ月経っても公開されない。ようやく公開されたときには忘れていて「まだ、上映してなかったのぉ〜」と思え印象が悪くなる。以前にある超大作映画が何ヶ月も前から大宣伝して、皆すでに見た気になってしまって惨敗したということもあった。

本来、映画の宣伝は3ヶ月前ほどにスタート。最初はジワジワ。公開が近づいて来ると、マスメディアで紹介が始まり、宣伝イベントがあり、ポスターが貼られて、映画館にチラシが置かれて、テレビスポットが1週間前から流れ、前日の新聞に広告が出る。公開当日は俳優たちが来て舞台挨拶! というのが基本である。

つまり、舞台挨拶の日に最高潮に盛り上がるように計画。少しずつ宣伝が増え、大きくなることが大事なのだ。ゆるやかにスタート。公開初日が最高潮である。これがスタート時に大宣伝したり、公開直前で宣伝がもり下がったらアウト。少しずつ大きくとなっていく波に観客を乗せるのが宣伝なのだ。

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以前にある街で作った映画。プロデュサーが映画館で試写会を1日だけやると言い出した。「宣伝になりますよー。マスコミも呼びましょう〜」と、試写会は別に行なうが映画館での一般試写もありだ。が、映画公開の1ヶ月前の試写なのに、出演者全員を地元に集め、舞台挨拶をさせるという。そんなバカな話はない。というのも、そのプロデュサーは映画業界初心者で、宣伝の基本が分かっていなかった。

舞台挨拶というのは最大の宣伝カード。有名俳優たちが一同に集る。それを目当てに観客とマスコミが来る。そんな大切なカード。それを公開1ヶ月前に使ってどうするの?1ヶ月前の試写会で俳優が集れば、マスコミはそこで取材。記事やニュースを出す。

それを翌日に見た人は「この映画観たい!」と思っても1ヶ月先にしか映画を見れない。その内に映画の存在も忘れる。Pはいう「だったら、公開初日にも舞台挨拶すればいいんですよ」だが、マスコミはもう来ない。同じ記事を二度は書かないーそれがマスコミだ。その日に記事やニュースになれば、それらを見た人が翌日に映画館に来てくれる。多くの客が期待できるが、2度目なので記事にはならない。宣伝にもならない。

つまり、大きなチャンスをみすみす捨てるのが、1ヶ月前の試写会=舞台挨拶というイベント。何考えてんのぉ! そもそも1ヶ月前に舞台挨拶をする意味がまるでない!というとPは「マスコミが喜びますよぉ〜」と答える。うーーん。マスコミを喜ばすために舞台挨拶をするのではなく(そもそもマスコミは喜ばない。記事になりそうだから来てくれる)、彼らに取材して報道してもらうことで、翌日から多くのお客に来てもらうことができる。それが意味。翌日は上映しない試写に舞台挨拶しても何の意味もない。

Pさん。映画業は初体験でその辺が分からない。2倍宣伝できると思ったらしい。さらにそんな無意味なイベントとのために、その街まで7人ほどの俳優を新幹線で連れて行く、どれだけの費用がかかるのか? メイクさんも雇い、連れて行かないとならない。そのギャラと交通費。さらに全員の食事代。新聞に出ても観客動員に繋がらない試写会のために、多額の費用を使うのは意味がない。


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Pには全力で説明したが、理解できないようだった。でも、結果、試写会の舞台挨拶は中止。公開初日のみとなった。そこへ多くのマスコミが訪れ、新聞記事にニュースにしてくれて、翌日はそれらを見た人たちが大勢映画館に来てくれた。大成功だった。

つまり、Pさんは何でもいいから派手な宣伝をすれば、アピールすると思っていたのだ。が、宣伝はカードを出す順番が大切。舞台挨拶という最大のカードを公開日の1ヶ月前に切るのは間違い。最大のカードは公開日に使うことが大事なのだ。同じように、何ヶ月前から派手な宣伝をすることはマイナス。少しずつ盛り上げる。波を作る。それによってジワジワと映画の存在を伝えて行く。覚えてもらう。全ての終着点は映画館での公開初日。

その日が決り、映画館も決まってからが、本格的な宣伝のスターとなる。そこから逆算して、宣伝戦略を立てる。映画宣伝も選挙も、新製品の発売も同じ。それが宣伝の基本なのである。


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久々に余裕ある日。と書くとヤバい!という話 [映画業界物語]

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本日は久々に余裕がある日。いや、また怒濤のように頼み事が来るといけないので正確に書くと、明日は宣伝会議。そこから夏に向かってまた戦いが始まる。

なので本日は久々に洗濯。そして少しばかり部屋の片付け。昨年秋から「明日」の編集をスタートしてから掃除等は一切できていない。シンクにも皿とコップが山積み。夏物と冬物の衣類が散乱。掃除機も半年以上かけていない。また、ここしばらくも、連絡をくれる方々に毎度、詫びてばかりだが、電話やメールをくれてもなかなか返事ができない。

ひとつは忙しくて時間がなかったこともあるが、編集等の集中した作業をしているときは外部を遮断する。現実に引き戻されてしまい、作業が再開できなくなる。若い頃はそれでも大切な電話のときは無理して出ていたが、そのために精神状態がガタガタになり作業ができなくなることが何度もあってから、もう何があってもすぐに返事はしないことにした。

秘書かマネージャーでもいてくれればいいが、とても給与を払う余裕がないので無理。そんな状態なので、ときどき関係者から「監督、部屋で死んでんじゃないかな?」と思われることがある。「生きてます」と連絡するのも変。なので最近はFacebookかブログの更新でそれを伝える。1週間以上更新がなければ死んでいると思ってほしい。その記事に近況を書くので「あーまだ生きているなあ」「仕事してるな〜」と思ってほしい。

また、難しいのは「明日」制作発表以降は「編集中」と言えば「明日」の作業をしていると伝わるが、映画は制作発表をするまでは内緒!ということが多い。あまりに早く発表するといろいろ大変なのだ。内容をあれこれ尋ねられたり、俳優たちから売り込みがあったり、別の会社に物語をパクられることもある。

また、撮影にも入っていないのに「どこの映画館で上映しますか?」「大阪はどこですか?」「舞台挨拶はしますか?」という問い合わせが来る。おまけに間違った情報を発信されたりして、本当に大変。だから、マスコミ発表まではなるべく極秘で進める。少なくてもFacebookで記事にはしない。

問題なのはその間。シナハンをしてても、そのことを記事には書けない。以前も打ち合わせで京都に行っただけなのに「次回作は京都ですか!?」とコメントが来た。それを真に受けて「時代劇ですか?」とか別の人がコメントしてくる。友人までが「京都で映画撮るんだって?」と言い出したことがある。

だから、下手に記事を書いたり、写真を載せたりできない。でも、何も書かないと「監督、寝込んでるのかな?」「死んでるかも?」と心配されてしまう。いろいろ難しい。といって、本当に1週間くらい寝込んでいると「これは密かにロケハンでどこかに行ってるな?」とか想像されたりもする。いずれにしても困る。

また「余裕がある」と書くと頼み事をして来る人が出る。「シナリオを読んでください」「自主映画を見てください」でも、本当に僅かな余裕であり、久々にほっとできる時間だったりするのだが、「だったら!」とその余裕も奪われかねない。なかなか、難しい。とりあえず本日は洗濯ができた。早く掃除機をかけたいが、もう疲れたので明日以降。あ、明日は打ち合わせか。。。


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明日にかける橋ー合成素材待ち!あと2歩で完成! [3月−2018]

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最終MAが終了。音と音楽が入ったデータを編集室に持ち込み、再編集した映像と合わせる。あと、ここに合成したカットを入れ込めば本当に完成。それが映画館で上映される。

が、合成素材を入れる前に音楽に合わせて、何カ所か編集。音楽は映像に合わせて制作してくれているのだが、音楽の進行と編集をより合わせるために、音楽を優先して編集を直すことがある。音楽は単なるバック・グラウンド・ミュージックではない。映像とのかけ算で2倍、3倍面白くなる。

この「明日にかける橋」で5作目の監督作。映画が公開されると必ず映画館にこっそりと行き、お客の反応を確かめる。笑うシーンで、お客は笑うか? 泣けるシーンでお客はちゃんと泣いているか? 演出や演技が受け入れられいるか? 見に行く。

試写会だけでなく、公開してから数日後。中日。最終日近く。これまでの作品は全て、多くの観客が涙して観ていた。もちろん「どこが泣けるの?」と全く感動してもらえない人も少しはいたが、半分以上の観客が涙を吹きながらスクリーンを見つめ、鼻をすする音が聞こえる。

しかし、泣ける映画を作るのは本当に大変。それが前作「向日葵の丘」まで4作共に多くの観客が涙してくれた。今回は5作目、もうダメか?と思ったが、昨年末の完成披露試写会でも多くの人が感動し涙していた。そして、最終MAでのプレビューを観て、今回も感動溢れる作品になっていること。確信した。

東京は先行公開。6月30日(土)から有楽町スバル座で。全国は秋頃から公開。お楽しみに!


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明日にかける橋ーMA作業完了の報告。スタッフも絶賛!? [3月−2018]

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日曜日。最終MAを行なった。MAというのは音楽、台詞、SE(音響効果)をダビングする作業。今回はその最終作業。昨年末の完成披露試写会のバージョンを改良し、さらによくするための作業である。

通常は昨年のバージョンで完成なのだが、今回は市民映画。大企業からに出資ではなく市民からの寄付で制作する映画。その〆切が3月下旬。規定の額以上の寄付をくれた方の名前がエンドロールに記載される。その最終リストを待っているのだが、その間ー3ヶ月あるので音と映像ももう一度直しを入れようということになった。

映画完成後によくディレクターズカットというのが作られるが、今回はそれが映画館前に可能になった訳だ。本来、監督というのは映画を完成させて映画館の大画面で見たとき、「あーここは**すべきだったなあ」「「この場面は***してはダメだったなあ」とか必ず後悔する。数ヶ月も編集室に閉じこもり編集すると、客観性が失われたり、何度も見直しても見落としている部分を映画館で見つけたりする。

その反省を踏まえて映画館前に改訂版を作れたのはとてもありがたい。完成披露試写会版は満足行く出来だったが、さらにこうすれば、ここを直せば、より良くなる!という部分が何カ所かあったので、そこを直すことができた。さらに、完成披露試写会はホール上映だったので、映画館に比べると音響がよくない。今どきのシネコンはマルチステレオ。公共施設のスピーカーよりも格段にいい。

そこで、そんな最新設備で上映するに相応しく、新たに5.1chステレオで録音し直した。それに従いSEと音楽を追加録音。映画館で見ると音が飛び交い、音楽が観客を取り巻くという環境で映画を見ることができる録音をあらたにし直した。その作業を日曜日の午前10時からスタート。

プラスして、完成披露試写会で見たときに「このシーンはこの音がほしかったなあ」という音響を加えた。音楽も新たに録音した新曲と差し替えたシーンもある。すでに「明日」を見た方も次に映画館で見ればかなり印象が違い、音響効果も数段違うので前回の2倍感動するはずだ。

その作業。結局、深夜の11時まで。そこからようやくプレビュー。問題はないか? 関係者数人で確認。2時間を超える長尺だが、退屈することなく怒濤の展開。僕自身も完成披露試写会から3ヶ月振りに観る本編。かなり新鮮。やはり編集作業終了直後とは違い客観性を持って見ることができる。その上で感じたのは、自分で監督した作品ではあるが、もの凄く力が入った作品で、スピード感があり、笑って、ハラハラして、泣ける、まさに大エンターテイメントになっている。

完成披露試写会には参加していないスタッフのUさんは、今回が初見なので感想を訊くと「自分が参加した作品なので言い辛いが泣けた。涙が溢れた...」とのこと。スタッフはシナリオを読み、現場を体験している。物語も芝居も知っているのに泣けるというのはかなりのことなのだ。それは現場で見た俳優の見事な芝居と音、音楽、編集が見事に融合して感動を生み出しているということでもある。

通常、出来がよくないときプレビューが終わるとスタッフは作品に触れず「いやー無事に完成したね〜」とかいうのだが、今回は誰もが「よく出来ている」「凄い」という感想を口にした。あの暑い夏。市民のみなさんの協力を得て撮影した映画がこうして完全版になろうとしている。あとは合成パートとエンドロール。それらを作品に組込めば完全完成だ。そして4月に入るとマスコミ試写会が始まる。6月30日には有楽町スバル座で東京先行公開。まだまだ戦いは続く!
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