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「明日にかける橋」舞台挨拶ツアーで登壇する岡村洋一さん!紹介。 [9月ー2018]

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俳優、DJ、歌手として活躍。多くの話題作に出演。ヒットメーカーたちに愛される個性派俳優。東京、川崎で2本のFM番組のパーソナリティも担当。太田監督作では常連。「朝日のあたる家「向日葵の丘」そして「明日にかける橋」に出演。今回は名古屋と磐田の映画館で舞台挨拶。

(代表作)

世界の中心で、愛をさけぶ - 司会者
ニンゲン合格 - 役人
ヌードの夜(1993年12月18日公開、監督:石井隆) - 加藤役

水の旅人 侍KIDS - 小学校教師
ミラーマンREFLEX - ジャズ喫茶マスター
淀川長治物語 神戸篇サイナラ - 映画館の切符係

竜二Forever(監督:細野辰興) - 照明技師 役
日本以外全部沈没(2006年) - GTA隊長・赤木 役
ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発(2008年) - リポーター4 役

スターティング・オーヴァー(2013年、監督:五藤利弘)
朝日のあたる家(2013)御用学者
地球防衛未亡人(2014年2月8日) - 電力会社社員2 役
向日葵の丘 1983年の想い出 町の実力者

東京難民(2014年2月22日公開、監督:佐々部清) - 長沼 役
大怪獣モノ(2016年7月16日)
明日にかける橋 1989年の想い出 富豪・大豪寺役

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「明日にかける橋」大阪で再公開! 十三シアターセブンで上映=28日まで [9月ー2018]

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「明日にかける橋」大阪で再公開!

十三シアターセブンで上映。

9月28日まで上映

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この夏いちばんの感動作。

9/15(土)11:15(~13:31終)
9/16(日)休映
9/17(月祝)16:10(~18:26終)
9/18(火)~28(金)11:15(~13:31終)

http://www.theater-seven.com/2018/mv_asunikakeru.html

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「朝日のあたる家」「向日葵の丘」の太田隆文監督作品、最新作!ぜひ!


http://www.theater-seven.com/2018/mv_asunikakeru.html


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過労でダウンのつづき?! [9月ー2018]

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静岡公ツアー後に過労でダウンしていたことは書いた。力石徹のように「終わった〜」と思うと疲労困憊が吹き出した。でも、ゆっくり静養と思ったら川崎、横浜で番宣。栄養ドリンクを毎日飲んで復活。2つの番組に出た。その後は調子良かったが、再びダウン。気力で乗り切っただけだった。現在は自宅入院状態。

と書くと、毎回、コメント欄に「大丈夫ですか?」「病院へは行きました?」と書き込みがある。心配してくれるのはありがたいが、それに返事することができない。過労で倒れたときは集中力が失われる。文章を書いたり、電話で話したりというのが一番苦痛。なのに、ここしばらくいろんな連絡がある。

「相談に乗って下さい」「九州の上映はありますか?」「小説を書いたので読んでほしい。住所を教えてください」メッセンジャーだけでなく、メールや電話での連絡もある。過労でダウンを知らなくても、映画公開中は超多忙であることは想像着くと思うのだが...。

中にはまっとーな連絡もあるので、返事をせねばと思うが、その気力がない。また「過労でダウンした」と書くと「そんなことをネットで書くべきではない」と批判してくる御人もいる。「仮病じゃないの?」といってくる奴もいる。

寝込んだから記事をアップをしないと「死んだんじゃないか?」とさらにガンガン電話やメールが来る。何より映画は各地で上映中だ。宣伝は続けなければならない。が、あまりにも、いろんな人から問い合わせや連絡がある。

なので、あえて過労でダウン中と公表する。ここしばらくの記事はほとんど、過去のコピーか、以前に書いたもの。それをベッド上でiPadを使ってアップしている。ドロドロ血が体をめぐっているようで、外出する気力がない。

映画を1本撮るということはこういうこと。監督業だけでなく7人分の仕事をするというのは、心も体のボロボロになる。医者がいつもいうこと「過労に特効薬はない。仕事を休み。静養することです」それを実践するしかない。

なので、大変申し訳ないが、映画宣伝以外の連絡は控えてほしい。そしてお見舞いの連絡。コメント。食料の送付等もお控え頂くようにお願いします。1−2週間寝込めばよくなるはず。映画館情報はがんばって発信を続ける。よろしくお願いします。


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「明日にかける橋」上映中のご挨拶とお願い。 [告知]

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映画「明日にかける橋」はご存知のように、大企業が作った映画ではなく、市民の寄付で制作された映画です。

「私たちの町の魅力をどうすれば多くの人に知ってもらえるのかな?」

そう考えた静岡県袋井市の主婦がいます。「地方映画。最近ブームだよね」その話を仲良し主婦の2人に話をしたことからスタート。その後、お坊さんが加わり、さらなる仲間も増えて、映画を作る実行委員会が発足しました。「製作費は寄付金で!」と決めましたが、本当に大変でした。委員会メンバーの多くは主婦。それもフツーのおばさまたち。皆、仕事を持つ人が多く、家事もあります。

そんな中、時間を作り寄付集め。企業や団体等を訪ねて、映画の趣旨説明をしてまわります。しかし、当初は「映画なんて市民に作れる訳がない!」「そんなの無理に決まっている!」と賛同してくれない人もいて、なかなか寄付が集りませんでした。それでも委員会メンバーは諦めずに、いろんな人たちに声をかけている内に、隣町の磐田市や森町からも参加する人たちも出て来て、映画製作の輪が広がって行ったのです。

そのスタート段階で私・太田は連絡をもらいました。静岡で3本の映画を撮っており、地元密着の市民映画も何回もやっています。地元の熱い思いに共感。一緒に映画作りをさせてもらうことにしました。委員会の皆さんが製作費を集めている間に、僕は町をロケハン。前々から考えていたストーリーの1つがその町にピッタリ。シナリオを執筆。次はスタッフ&キャスト集め。市民映画なので企業映画のような何億もの製作費ではなく、その何分の一かの予算で作らねばなりません。

そのためにスタッフも通常よりずっと安いギャラでお願いせねばならない。ただ、ギャラがは安いからと全力でやってくれない人はダメ。町の人たちの情熱を理解し、形にしてくれるスタッフを探します。さらにキャスト。地方映画というと、無名な俳優ばかりということが多い。誰か、知名度のある人を….と、いろんな俳優さんに声をかけると、凄いメンバーが集りました。皆、市民映画を理解し、シナリオに共感し、出演を決めてくれたのです。今まで「映画なんて無理だよ…」と思っていた人たちもビックリ。街が盛り上がってきました。

そして僕が映画を作るとき、決めていることがあります。地方映画の場合。基本は町の魅力をアピールすることが目的。でも、PR映画と勘違い。観光地を舞台に町をアピールするだけの映画がよくあります。ストーリーでよくあるのが、東京からUターンして来た地元の若者が故郷の魅力に気づき「オヤジの仕事を継いで、この町で生きて行こう!」なんてパターン。ありふれた古くさいストーリーのPR映画にお金を払い映画館で観てくれる人はまずいません。

そこで、いつものように町の魅力を描きつつも笑いや涙、感動がある物語を作ることを提案しました。感動があるからこそ、映画館まで客は来る。映画を観れば、自然にその町はアピールされる。感動があれば町の印象も強く心に残る。でも、なかなか理解されない。「地元の観光地を写したPR映画こそがアピールする!」と信じ込んでいる方が地方には多いからです。でも、それはアンテナショップで見せるべきもの。それが今回のメンバー。その辺を一発で理解してくれました!

といって町のアピールをしない訳ではありません。地方に住む多くの人たちは「私たちの故郷は大したことのない町だ」と思いがち。本当は美しい自然や建物がある。見慣れてしまって気付かないだけ。けれど映画のスクリーンを通じて観ると、その美しさに気付く。つまり他府県に町の魅力を伝えることは大事ですが、町に住む人々がまず、自分たちの故郷の良さを知ることも大事。何気ない、平凡な風景の中に、素敵なものがたくさんあるのです。そんな場所をロケ地に選び、物語を作りました。

「私たちの故郷は素敵な町だ!」

映画を作ることでそのことに気付いてもらおうと考えたのです。そして何とか映画が撮れるだけの製作費が集ります。町のいろんな方々が協力を申し出もありました。宿、食事、車、運転、機材のレンタル等々。いろんな形で町の方々からの応援支援。そして市民俳優オーディション、エキストラ募集。こうして昨年の夏の撮影。多くの有名俳優たちも参加して無事に撮影を終えました。さらに編集。昨年末に完成披露上映会を地元で開催。映画は大評判。多くの人たちが観てくれました。

ここでまた、おばさまたちが活躍。上映会の収入を、ホールのレンタル料とかを引いて、あとは全てを宣伝費にしようと考えたのです。撮影時も地元メンバーは仕事そっちのけで、撮影のお手伝い。交通整理からお弁当作り、運転。そして出演まで。だからこそ、映画は無事に完成したのです。なのに誰もギャラも交通費も取らず、全員がボランティア。年末の上映会も収入は全て映画館公開のための宣伝費にしたのです。ここが本当に偉い。

というのは、地方映画はがんばって作っても、地元で上映して終わり…ということが多いのです。町のアピールのために作ったのに意味がない。日本各地で上映してこそ、目的を果たすことができる。おばさまたちはそれを理解し実践していたのです。

さあ、宣伝費も集ったところで今回の「明日にかける橋」の場合は、まず東京の映画館と交渉。単なる地元のPR映画ではなく、一般の人が観て楽しめる感動映画であることを理解してくれて、夏にロードショー。何と名門映画館・有楽町スバル座での公開でした。続いて、大阪、名古屋。地元静岡県での公開。それも大手の有名映画館ばかり! ロスアンゼルスの映画祭にも招待上映が決まりました。

ですが、ここからが問題。多くの町で上映されるということは、それなりの宣伝をせねばなりません。いくら映画が感動的でも、宣伝しないとお客は来てくれません。宣伝はポスター、チラシだけでなく、いろんな費用がかかります。宣伝会社への依頼。東京の試写会もせねばならない。

会場のレンタル。舞台挨拶。ハリウッド映画の大作だと5億円くらい宣伝費を使います。でも、今回は本当に僅かな宣伝費しかない。なのに多くの映画館が上映してくれる。そこで委員会のおばさまたちが考えたのが、クラウドファウンディング。それによって宣伝費の一部を賄おうと考えたのです。

結果、多くの皆様が参加してくれたお陰で、目標額が達成できました。本当にありがとうございます。ただ、それで十分な宣伝費が集った訳ではありません。東京、大阪公開〜静岡公開で全ての宣伝費が尽きました。が、大阪では映画館を移して再公開、地元静岡県では延長上映、そして名古屋、京都、岡山でも公開予定。さらに地方での公開が続きます。まだまだ、宣伝費は必要。

なので、皆様にもうひとつだけお願い。皆さんの町に映画が来たときは、ぜひ、映画館で観てほしい。できれば友達と一緒に行ってほしい。TwitterやFacebookで映画のことを書いてほしい。そんなことが宣伝になり、多くの人が「明日にかける橋」の存在を知るきっかけとなります。

今もまだ、地元委員会のおばさまたちは、自分の仕事をした上で、時間を作り、お寺に集って会合。町中にポスターを貼ってまわったり、チラシを配ったり。宣伝費の寄付をお願いしたりと、がんばっています。でも、1円の人件費も取らず、自分たちの町を伝える映画を観てもらうために走り回っています。本当に凄い方々。

負けじと僕もいろんな形で宣伝。大阪、名古屋、京都でも多くの方々に「明日にかける橋」を観てもらえるようにがんばっています。何とか、今後も、いろんな形で、皆様の応援が得られればと願っています。

もし、宣伝費の寄付をお願いできる方はこちらに連絡をお願いします=>ffc2017@yahoo.co.jp


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「明日にかける橋」感想=展開がわかってるのに涙出る。 [明日にかける橋=感想]

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【明日にかける橋】十三シアターセブン公開初日観ました。

by 和歌山県のパパ

「今回も泣かされた。観るたんび流す涙の量が増えてくるし。やっぱ、境内での板尾さんと杏さんの場面はアカンです。展開がわかってるのに涙出る。僕自身に娘おるので板尾さんとダブりますわ。

娘の幸せを願わない親はいない。板尾お父さんは娘に嫌われてるのは分かってる。でも、そんなこと関係ない。私立へ行きたいのなら行かせてやりたい。そう思い、一念発起して起業する。しかしバブルが弾けて残念な結果になり、家族に大きな悲しみが訪れる。
涙なしでは観れない父と娘。

ほんでやっぱりお母さん役、田中美里さんの「健太を頼んだわよ」で涙腺決壊。この場面で涙出るのはお約束ですわ。太田監督の映画は複数回観るべきやで」

シアターセブンの上映スケジュールはこちら。
http://www.theater-seven.com/2018/mv_asunikakeru.html


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「明日にかける橋」横浜ジャック&ベティ。絶賛上映中ー21日まで [9月ー2018]

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「明日にかける橋」横浜ジャック&ベティ。絶賛上映中。

この夏一番の感動作。

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「朝日のあたる家」「向日葵の丘」「青い青い空」の太田隆文監督作品。

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鈴木杏、板尾創路、田中美里、越後はる香、藤田朋子、宝田明。

映画館=>http://jackandbetty.net/cinema/detail/1684/


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「明日にかける橋」茨城県でも上映中!ー土浦セントラルシネマ [9月ー2018]

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この夏一番の感動作。

「朝日のあたる家」「向日葵の丘」「青い青い空」の太田隆文監督作品。

鈴木杏、板尾創路、田中美里、越後はる香、藤田朋子、宝田明。

予告編>https://youtu.be/GodxHt6GH6Q


土浦セントラルシネマズ
http://www.tsuchiura-central.com
10:00 12:30

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「明日にかける橋」大阪で再公開!本日15日より。 十三シアターセブンで上映 [9月ー2018]

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「明日にかける橋」大阪で再公開!本日9月15日より。

十三シアターセブンで上映。

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この夏いちばんの感動作。

9/15(土)11:15(~13:31終)
9/16(日)休映
9/17(月祝)16:10(~18:26終)
9/18(火)~28(金)11:15(~13:31終)

http://www.theater-seven.com/2018/mv_asunikakeru.html

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「朝日のあたる家」「向日葵の丘」の太田隆文監督作品、最新作!ぜひ!


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横浜時代の想い出を訪ねてみた(2)〜横浜スタジアム、神奈川県民ホール、矢沢永吉 [思い出]

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 横浜に住んでいたというと、港の見えるおしゃれな街だと想像されがち。だが、そんな場所は関内から山下公園方面の観光地のイメージであり、僕の住んでいた地区はどこにでもある田舎街とほぼ同じ。田畑はないが、高いビルがある訳でもなく、由緒正しい建物がある訳でなない。商店街と住宅地。小さなビルがいくつかあるだけ。だから、何かするには関内駅や横浜駅にでなければならない。

 そんなことを考えながら久しぶりに横浜の街を歩く。関内駅を通り過ぎると、球場が見えて来る。横浜スタジアムだ。僕は野球もサッカーも詳しくないが、この場所には想い出がある。そう、1984年に矢沢永吉のコンサートがここであった。「I'll be back soon E'」ツアー。当時、ローリング・ストーンズやThe Who、Bスプリングスティーンと高校時代から聞いていた洋楽以外に、日本の歌も聴くようになり、一番熱心に聴いたのが矢沢永吉だった。

 1983年の「I AM A MODEL」ツアー以降。毎年行っていたと思う。聖子ちゃん。明菜ちゃんなら「一緒に行く」という友達はいたが、「矢沢」というと誰も興味を持ってくれなかったから、いつも1人だ。東京ドームはまだなく、東京ではいつも武道館。横浜は県民ホール。それがその年は横浜スタジアム! 会場は満員。4万人。新旧の矢沢ファッションに身を包んだファンでいっぱいだった。

 しばらく歩くと今度は大きな建物。横浜文化体育館。実はここでも矢沢のライブを観た。1987年。LA留学中に夏休みで一時帰国したとき。「Rock'n Roll Knight」ツアー。このときから、コンサートの定番となる「止まらない Ha~Ha」が歌われるようなったはず。今回は行かなかったが、神奈川県民ホールではリンダ・ロンシタットのコンサートを観た。あの名盤「What's New」のアルバムを出したときのツアー。衝撃だった。そこからビリーホリデーやナット・キング・コールを 聴くようになった。

 矢沢の話に戻るが、彼の歌には横浜を舞台にしたものが多い。「チャイナタウン」「ヨコハマ・フォギーナイト」「ニューグランドホテル」。僕自身がヨコハマに住んでいた時代に矢沢をよく聴いたので、他の歌を聴いても、ヨコハマ時代を思い出してしまう。iPadに入れた矢沢の歌をヘッドフォンで聴きながら街を歩いた。

 ♫「空のポケットに夢ばかり詰め込んで生きて来た」 〜「チャイナタウン」

 という歌がある。矢沢永吉は広島からロックミュージシャンを目指し上京。なぜか、ヨコハマで下車。そこでアルバイトをしながらバンドを始め、やがてキャロルというバンドでデビュー。ロックスターの道を歩んで行く。そんな彼がヨコハマ時代を思い作った歌だろう。その歌詞はまさにヨコハマ時代の僕自身でもあり、映画監督になる!と、大阪の高校を卒業後。東京を目指すが、なぜかヨコハマの映画学校に入学してしまい、この街で青春時代を送る。

 矢沢の「成り上がり」を読んでそれを知り、共感したことから、彼の歌を聴くようになる。横浜時代にアマチュア・バンド。僕は学生映画。彼の歌にも共感するものが多かった。そんなヨコハマ時代。その頃に聴いた懐かしい歌を聴きながら伊勢佐木町を歩いた。その通りをずっと行くと、ジャック&ベティがある。そこでは今、「明日にかける橋」を上映してくれている。30年前のあの頃には想像もしなかったことだ。

 当時、ヨコハマで8ミリ映画を作っていた。学校に失望し、ドロップアウトしたクラスメートたちと学生映画を作った。皆、空のポケットに夢ばかり詰め込んでいる奴ら。でも、1年が経ち、2年が経ち、3年が経ち。皆、夢破れてヨコハマを去って行った。「しょせん。夢は夢だよ」と言う言葉を残した奴。友人の下宿アパートを訪ねると部屋が空になっていたこともある。何の言葉も残さず去って行った奴もいる。

 そんな中で僕だけが生き残り、映画監督の仕事をしている。これはラッキーなのか? 嬉しいことか?いや、そんな簡単な世界ではない。「明日にかける橋」が僕の最後の作品かもしれない。世間が注目する監督でもなく、大ヒット作品を作ったフィルムメーカーでもない。どうにか、こうにか、毎回、映画を撮っているだけ。未だに生活は不安定。借金だらけで、結婚もできない。高校時代の同級生は皆、夫となり、父となり。子供たちも社会人になっている。

 そんな中1人。映画を作りたい!という10代からの夢を追い掛けて来た。ここ数年。いや、10年ほど。目の前の問題を片付けることに必死で余裕がなかったが、久々のヨコハマ。あの頃を思い出してしまう。あの頃を振り返ると、ここまで来たことも感じる。しかし、来年の今頃は仕事なく、路頭に迷っているかもしれない。それが映画界。昔からの知人で映画界で大ブレイクした奴がいる。が、失敗作が続き、膨大な借金をして、今はどこにいるか分からないというのもいる。僕もいつどうなるか?分からない。

 未来を想像しつつも、過去を振り返る。前回の記事で書いた映画館。蒲田パレス、横浜日劇、横浜名画座、今回は行っていないが、天王町ライオン座、大森キネカ、大井町ロマン座と、当時はいろんな名画座に通っていた。2本立て500円ほど。映画館の暗闇の中で、スクリーンを見つめる。ハリウッド映画が中心。暗い日本映画も観たが、あまり好きになれなかった。映画学校に来る奴はなぜか・芸術映画や暗い日本映画。特にATGが好きなのが多かったが、僕はハリウッド映画。

 そんな思いが嵩じて、LAに留学することになるのが、それはまた次の話。今はしばらく横浜時代を振り返ってみる....。

(つづく)


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横浜時代の想い出を訪ねてみた⑴〜横浜日劇、鶴見文化、蒲田パレス。 [思い出]

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先日、ネットテレビで番宣出演させてもらうのに横浜に行った。そこは18歳から5年間、青春時代を過ごした懐かしい街。出演は夜なので早めに出て街を歩いてみた。

当時住んでいたのは京浜急行線の新子安。そこからさらに20分ほど歩いたところにある下宿パート。トイレ共同。風呂なし。当時、学生は皆、そんなところに住んでいた。映画学校に通っていたが、あまりに退屈でプラスにもならないので、横浜市内にある名画座通いをするようになる。

そのときによく行ったのが、現在「明日にかける橋」を上映していくれているジャック&ベティ。当時は横浜名画座といって日本映画を上映していた。その向かいにあったのが横浜日劇。こちらは洋画の二番館。その後、「探偵マイクハマー」シリーズの舞台になったおしゃれな建物だった。

その2つが黄金町。他にも大勝館という名画座があった。ここは渋い映画の2本立て。当時、都内でもどこでもやっていない「シベールの日曜日」と「悲しみよ、こんにちわ」を上映。でも、客席は半分が映画ファンの学生。半分がその日暮らしオジさんたち(?)

多分、その日の仕事にあぶれた人たちが、入場料500円で1日潰せる映画館に来ているのだと思えた(当時は入れ替えなし)。 或は家のない方々の宿となっている(?)中にはトイレまで行かずに場内でオシッコする人もいて、凄い映画館だった。近所にはかもめ座という映画館もあったが、そこは行ったことがない。

新子安に住んでいたのでお隣は鶴見駅。そこには鶴見文化という映画館があった。いつか行こうと思いながら、結局1度も行っていない。今回、その映画館に行ってみた。当時の写真をネットで探し、比べてみる。まわりの景色が少し だけ当時の面影を残していた。1度でもいいから、来ておくんだったと後悔。

京浜急行でもう少し品川方面に行くと、蒲田駅。あの「砂の器」で最初に殺人事件が起こる街。或は「蒲田行進曲」のあの蒲田である。松竹の撮影所あ大船に移る前(今は大船の撮影所もないが)蒲田に撮影所があった。その蒲田駅から5分ほど行ったところにも名画座「蒲田パレス」があった。

ここは洋画の2本立て。「ザドライバー」と「ウォーリャーズ」を観たのを覚えている。が、今は蒲田工学院の建物が建っていて当時の面影はない。僕が90年にアメリカ留学から帰ったときは、まだ営業しており、一度でも来ておくんだったと思える。それでいうと、横浜日劇も当時まだ健在だったし。80年代の想い出の場所がいくつか存在していた。

にも関わらず、映画監督を目指し、バイトしながらシナリオを書く日々。その頃は新宿に住んでいた。生活で精一杯で、青春時代を振り返る余裕もなかった。が、近年、思うのは過去を振り返ることの大切さ。「向日葵の丘」も「明日にかける橋」も過去の物語。振り返ることで気付く大切さ。その意味で建物がある内に、もう一度、訪れてけばよかった。後悔しながら、蒲田パレス、鶴見文化の跡地を訪ねた。

(つづく)


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