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明日にかける橋ーポスプロ日記 いよいよ再編集は終盤へ [1月ー2018]

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1500カットほどある映像が繋がって「明日にかける橋」という映画になっている。その1500カット=1カット5秒(平均)の1つ1つを全て再確認、効果をかけたり、少し長くしたり、短くしたりすることで、映画全体の印象がかなり変わる。そんな作業を2週間ほど続けたが、ようやく最後まで行った。

とはいえ、すでに2回最後まで作業して、頭から確認。そこで見つけた問題箇所を直し、また最後までという工程を繰り返した。今回は3度目。これで問題が見つからなければ再編集は終了。次の工程に移ることができる。その3回目の書き出しをしている。今回はTCコードを入れるので、かなり時間がかかる。

次の工程はSEの直し。すでに最初の版で入ってはいるが、再編集したことで音の位置が変わってしまったので、その辺を担当者にやり直してもらわねばならない。また、新たな効果音もつけてもらえるはずだ。

その前に本日は書き出し、あ! TC入りで書き出した映像のTCコードをチェック。前のバージョンと比較して、どこを再編集したか?を表にせねばならない。これがかなり大変な作業だ。


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雪やコンコン [1月ー2018]

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雪やコンコン





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ふくろい東京交流会で「明日にかける橋」の告知! [1月ー2018]

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昨日。東京で行われた袋井市(明日にかける橋のロケ地の1つ)の東京交流会。僕もご招待頂いた。そこで「明日にかける橋」が今年公開されることを告知する時間を頂き。委員会の皆さんらとステージに立たせてもらった。

会が始まる前にも、ロビーにいると袋井市からこの日のために来られた方々が次々に声をかけてくれた「映画見ましたよ!」「感動しました!」「袋井の魅力がいっぱいでした!」市長さんからもご挨拶いただき恐縮。昨年の暮れの試写会では舞台挨拶もして頂いた。(越後はる香が登壇の日)開会までの10分くらいで十数人!試写会の反響の大きさを感じた。

街の多くの人の応援と支援で映画が完成したこと。そして多くの人が映画を観て、感動してくれたこと。改めて痛感。今年の映画館公開で全国のみなさんにぜひ、観て頂きたい。宣伝がんばります!


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明日にかける橋ーポスプロ日記 料理も編集も決め手は隠し味? [1月ー2018]

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一度、最後まで再編集して、確認のために頭から見る。まだ問題があるところ、新効果をかけたがイマイチなところをいくつも発見。もう一度、最初からひとつずつそれらを直していく。少し長めに効果をかけたり、逆に短めにかけたりする。

あと芝居では「間」の取り方や「つながり」でおかしなところも直す。それを始めると収拾がつかなくなり、泥沼化してきた! えーーい。こうなったら徹底して直してやる!ということで、現在、後半の確認中。次第に集中力が落ちていき。背中と腰が限界に来て、しばらく横になる。30分ほど休憩して再び編集機の前へ。

完成しても再編集版を見た人はどこを直したか?まずわからないだろう。けど、確実にクオリティが上がっている。やはり映画も料理も同じ。隠し味が決め手なのだ。カレーならリンゴと蜂蜜? 映画は****だ。現在、作業は大人みゆき(鈴木杏)が職員室に乱入?中のシーン。

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1年前に書いた記事を再掲載=>【確実性が大事。延期して着実に準備しようーそれはアウト。映画作りは「思い」が問題を超え完成させる!】 [1月ー2018]

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 ゴジラの生みの親でもあり、特撮の神様と言われた円谷プロの社長だった円谷英二。「ウルトラQ」を作るとき、当時は驚愕的に高額なオプチカル・プリンターをアメリカの会社に注文した。そんな費用を円谷プロでは払えないのにである。発注してから社員はパニック。どうするの? 払えないよ。キャンセルしよう!と連絡したが、すでに船便で発送したあと。機械はすでに太平洋の上。

 結果、TBSが支払いを肩代わりするのだが、円谷が支払いのあてもなく注文したオプチカル・プリンターのお陰で「ウルトラQ」は歴史に残る名作となる。もし、彼が堅実で慎重な人で「会社に資金的な余裕が出来てから、その機械を買おう」と言っていたら、与えられた中で、地道に堅実にやっていたら、あの時代に「ウルトラQ」は誕生していない。つまりは「ウルトラマン」も「ウルトラセブン」も、さらには「怪奇大作戦」も生まれていない。

 「ウルトラQ」であのクオリティの高い特撮はできなかったし、他の会社が同種の機械を買い、そちらが飛躍し歴史に残ったかもしれない。当然、その後の円谷プロの隆盛もなかっただろう。特撮ドラマ・ブームも起きなかった可能性がある。全ては「ウルトラQ」から始まったことであり、そこで歴史が変わった。その全ては円谷英二の無茶な決断からスタートしている。

 あの大林宣彦監督が名作「転校生」のクランクイン直前にスポンサーが降りたというのも有名な話。普通なら、撮影は延期、または中止にして、新たなスポンサーを探す。状態を立て直して、改めて撮影に入る。が、大林監督はそのまま尾道に行き、スタッフ&キャストと合流。撮影をスタートさせる。製作費もないのにだ。そのあとの展開はすでにあちこちで語られているので、省略するが、大林監督はいう

 「あのとき、僕が撮影を中止にしていたら、今の僕はないでしょう。当然『時かけ』も『さびしんぼう』もない」

 さらに言えば、原田知世や富田靖子も世に出ていないだろう。ひとつの決断が歴史さえも変えてしまうのだ。そのこととてもよく分かる。80年代。自主映画をしていた頃。

多くの若い自主映画監督たちは撮影現場で苦闘した。素人の彼らの前に次々に難問が立ちはだかる。友人の1人はそんな問題に直面。このままでは撮影は破綻すると感じてスタッフに告げる。

 「このままいい加減な形で続けるより、一度撮影を中止して問題をクリアーした上で、改めて撮影を再開したい。このままではいい作品はできない。だから、しばらく撮影を中止にするが、必ず再開するので、そのときはもう一度協力してほしい」

 誰もがその言葉に「やる気」と「慎重さ」を感じ。撮影中止を了承。撮影再開を待つことにした。監督の言葉を誰も疑わず、信頼していた。が、一見、「やるき」と「慎重さ」を持つ、彼の言葉。その考え方がいかに机上の空論であったか?を数ヶ月後、全員が痛感する。

 何ヶ月待っても撮影は再開されず、年を超えても連絡はなし。本人に会ってもまるで「やる気」を感じず、映画のことに触れようとしない。「なぜか?」それは彼の言った「問題をクリアーした上で、改めて撮影を再開したい」という言葉。それがどれだけ困難なことであるか? 誰も分かってなかったのである。

 一見、正しいことを言っているようだが、一度、出航した船をもう一度、港に戻して修理、再び出航するには、かなりな時間と、膨大なお金と、強い意思と、深い理解と、もの凄い量のエネルギーが必要なのだ。そして、一度、港に帰って来て、ほっとしたところから、嵐の海に乗り出す気力は想像以上。つまり、撮影を中止して立て直すエネルギーも同じ。そして当然、撮影を再開しクランクアップまで持って行くもの凄いエネルギーも必要。

 だから、どんな困難があっても、撮影を中止せず続け、クランクアップまで無理にでも持って行く方が実は現実的なのだ。一度、止めて、また動かすのは想像を絶するエネルギーが必要。その現実を若い自主映画作家たちは知らなかった。「このままいい加減な形で続けるより、一度撮影を中止して、状態を立て直し、問題をクリアー」などという。それがどれだけ大変なことか?分からなかったのである。

 実際、自主映画の撮影はよく中断する。それで再開し見事な作品として完成したケースを僕は見たことがない。スタートしたら石に齧りついても、最後まで走り続けることが絶対に必要なのだ。だからこそ、大林監督はスポンサーが降りたにも関わらず、撮影を強行した。でなければ「転校生」は幻となること実感していたのだろう。

 つまり、言葉の上では「もっともだ」「堅実だ」「慎重さがある」と思えるものであっても、実際は機能しない、無意味であることが多い。別の角度からいうと人は目標を掲げると、まわりの人々は「可能性が低い」「前例がない」と批判することが多いが「可能性が高い」ことは誰でもできる。「前例がない」からこそ、成し遂げたときに評価される。慎重さや堅実さ、前例や可能性を大事にするのなら公務員になるべき。「税金を投入したけど失敗しました!大赤字です」ということをしてはいけない立場。

 でも、映画作りは戦い。そこで安定や確実性を求めるのは違う。「無茶だ」「もっと慎重に」「地道に」「チャンスはまた来る」とか言われたときに、それに逆い行動したときに成功はもたらされることが多い。そういえば僕が「製作費を集めて、映画を作り、監督する!」と宣言したときも、誰もが反対、批判。先輩たちからも何度も説教された。が、結果的に目的は果たした。初監督作の「ストロベリーフィールズ」は自身で製作費を集め、企業等を呼び込み、商業作品として映画製作をした。

 その後、2作目、3作目も自身でスポンサー集めからスタート。今は監督依頼が来るようになった。が、ただ待っているだけだったら、未だに劇場用映画を監督することはできなかったかもしれない。可能性が低くて、友人たちに批判されても、勝負するときに勝負することは大事なことなのだ。それを僕は大林宣彦監督や円谷英二から学んだ。


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明日にかける橋ーロケ地紹介 可睡斎(袋井市) 映画の中で登場する、もの凄い数のおひなさま。 [ロケ地紹介]

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明日にかける橋ーロケ地紹介 可睡斎(袋井市)

映画の中で登場する、もの凄い数のおひなさま。

これは袋井市にある可睡斎で現在、開催されているひな祭りイベントの1コマ。

本当に凄い数。ぜひ、

詳しくは=>http://www.japan-doll.jp/kasuisai/



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映画ファンの友人がくれた「明日にかける橋」の嬉しい感想文! [明日にかける橋=感想]

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この10年くらい。泣ける映画がブームらしい。今、ヒットする映画は泣けないといけないという。なのに「泣ける」「号泣する」と言われる映画を観ても、ラストに1回ホロッとするだけ。目がウルウルする程度のことが多い。その程度で「泣ける映画」と呼ばれるのがメジャー映画なのか? 

だとすると太田監督の映画はどう言えばいいのか? 毎回、「泣ける」ー程度ではない。ラストに1回、ウルウルどころでない。上映中に2度3度、4度と涙が溢れる。ハンカチなしで観られない。場内を見るとずっと泣いている客もいる。太田監督の映画は毎回その年1番の泣ける映画だと思う。

しかし、泣ける映画なんて毎回作れるものではない。海外の映画監督でも前回は泣けたが、今回はダメ….ということが多い。泣ける映画=つまり、感動作というのは何本も連打できるものではないのだ。にも関わらず、太田監督の作品は毎回泣ける。

泣ける映画の典型ー古くは「ある愛の詩」。記憶にある日本映画なら「世界の中心で愛を叫ぶ」まで、ほぼ同じパターン。恋人が病気で死ぬという難病もの。1本ならいい。でも、2本3本と同じパターンを見せられても泣けない。

そんなこともあり2本続けて「泣ける映画」を作った監督は、古今東西ほとんどいない。にも関わらず彼は「ストロベリーフィールズ」「青い青い空」「朝日のあたる家」「向日葵の丘 1983年・夏」と4本続けて観客を号泣させた。どれも難病ものでさえない。今回は5本目。さすがにもう無理だろう。あるいは泣けても1回、ウルウル…くらいと予想した。

その5本目「明日にかける橋」の完成披露試写会を見た。悔しいが、今回も泣けた....。3回泣かされた....。板尾創路がうまい! 田中美里も凄い。そして新人の越後はる香がいい。俳優たちの芝居に涙が溢れた。もし、私が初めて観た太田作品が「明日にかける橋」なら「俳優がうまかった! 俳優の演技に泣かされた」と感じるだろう。しかし、デビュー作から観ていると、毎回違った俳優なのに泣かされる。これは監督が実力ある俳優を選んでいるということ。

そして、やはりシナリオがいいから感動し、泣けるということになる。今回の主軸は父と娘。前作は友達。前々作は家族。と毎回違う物語が展開。キャスティングもシナリオも、監督が担当している。つまり、監督の力で毎回泣かされているという訳だ。それが5回連続。皆、涙溢れる感動作。凄いことだ。近年の日本映画でそんな監督はいない。あえて言えば黄金期の木下恵介監督に近い仕事振りだ。ただ、それに気付いている映画評論家はいないだろう。

あと、太田監督の不幸なところはマイナーで仕事をしているのに、作る作品はメジャー路線だということ。評論家はマイナーな作品(歪んだテーマ)を喜ぶ。その意味で太田作品は大手企業で監督し、シネコンで上映した方が多くの人が観て、感動してくれるはずだ。ただ、メジャーで撮ると急にダメになる監督が多い。個人的にはマイナーで素晴らしい作品を作り続けてほしい。6作目も、涙と感動の名作になることを期待している。


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