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「ドキュメンタリー沖縄戦」全国公開のゴーサインがまだ出ない!=沖縄上映だけで終了? [映画業界物語]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」全国公開のゴーサインがまだ出ていません!

完成披露上映会@沖縄で大盛況。観客から「次はどこで観れますか?」との問い合わせが殺到。デニー知事からも全国の映画館で上映して欲しいとの要請。配給会社はすでに手を挙げており、映画館からも上映希望が来ている。

が、スポンサーから未だに「全国の映画館で上映してもいい」という許諾が降りない。それが出ないとこの映画は先日の沖縄上映のみで終了。各地の映画館では上映されません。現在、スポンサーと交渉中ですが、否定的な声が聞こえてきます。「全国で上映して欲しい」との声をネットで挙げて欲しい。応援お願いします。



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あなたが俳優を目指すなら絶対に見て欲しい!「ウエストサイド物語」(午前10時の映画祭) [映画感想]

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あなたが俳優を目指すなら絶対に見て欲しい!「ウエストサイド物語」(午前10時の映画祭)

この映画が劇場公開されるのは、もう15年振りだろうか? その前はさらに15年ほど。DVDではかなり前から見られるが、この映画だけはテレビ画面で見ても意味がない。映画館の大スクリーンで見るからこそ、あの迫力と感動が押し寄せる。

映画史上、屈指の名作。ミュージカルの金字塔。それが「ウエストサイド物語」だ。CG技術がどんなに進んでも、この映画の迫力、センスを超えることはできないだろう。「レ・ミゼラブル」「グレーテストマンショー」マイケルジャクソンの「ビートイット」(多分「BAD」も)原点はこの映画だ。フィルムメーカーたちは「ウエストサイド物語」を目指し、学んでそれらを監督している。

僕がこの映画を初めて観たのは高校時代。テレビ洋画劇場。「月曜ロードショー」だったかのお正月スペシャル。3時間ノーカット。吹き替え俳優も凄い。沢田研二、大竹しのぶ、安奈淳、国広富之。映画雑誌で何年もタイトルだけは知っていた。すごい名作だという。ビデオのなかった時代だ。

しかし、噂と違い、退屈極まりない物語。どこが名作?17歳の僕はそう感じた。その後、映画館で1980年にリバイバル。大画面で見ようと、川崎の映画館街で見たら、35ミリプリントの上下をカットしたシネスコサイズで上映されていた。(ほんとは70ミリプリント。当時の場末の映画館ではいい加減な上映が多かった)大画面で見ても感動はなく終わる。それが18歳。

その後、20代の終わり頃。アメリカ留学のバケーションで帰国した時に、渋谷パンティオンで70ミリ大画面で見た。ストーリーを知っている、すでに3回見ているのに大感動。打ちのめされた。凄かった。本当に名作だった。一緒に見た友人も言葉を失い。「凄かった....」としか互いに言えなかった。1990年代にも一度リバイバルがあり、若い俳優の卵を連れて銀座で見た。

そいつも打ちのめされて、言葉を失ったまま帰っていった。それ以来、劇場公開があると、若い連中には勧めている。あのセンス。あのスピード、あの感覚。全てが一流。表現者を目指すなら一流を見ることが大事。言っちゃ悪いが日本のアイドルのミュージカルなんて見ていたらダメ。この映画を観た上で観て欲しい。

そんな「ウエストサイド物語」下記の映画館で見ることができる。次はまた15年後かもしれない。DVDではダメ。若手俳優のあなたも、ミュージカルに興味ない君も、表現に携わる仕事をする人は絶対に見て欲しい。

2019/12/13(金)~2019/12/26(木) 午前10時から1回上映

札幌シネマフロンティア
MOVIE ON やまがた
T・ジョイ新潟万代
ユナイテッド・シネマ アシコタウンあしかが
シネプレックスつくば
TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ
MOVIX三郷
ユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷
TOHOシネマズ 日本橋
立川シネマシティ
イオンシネマ シアタス調布
TOHOシネマズ ららぽーと横浜
TOHOシネマズ 小田原
TOHOシネマズ 甲府
イオンシネマ金沢フォーラス
静岡東宝会館
ミッドランドスクエア シネマ
TOHOシネマズ 岐阜
イオンシネマ津
TOHOシネマズ 二条
TOHOシネマズ なんば
TOHOシネマズ くずはモール
TOHOシネマズ 岡南
広島バルト11
シネマサンシャイン大街道
福岡中洲大洋
TOHOシネマズ アミュプラザおおいた
TOHOシネマズ 長崎
天文館シネマパラダイス



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「カリオストロの城」を見て再発見したルパンの魅力=新作にはそれがないので詰まらないのか? [映画感想]

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「カリオストロの城」を見て再発見したルパンの魅力=新作にはそれがないので詰まらないのか?

現在、公開中の映画「ルパン3世」CGアニメ版。あまりに酷い理由を知るために同作品が目指したであろう「カリオストロの城」をBDで見直した。やはり、同じ設定、同じセリフを使っており、リスペクトがあることを感じる。が、なぜ、尊敬する作品には遠く及ばない退屈な作品になってしまったのか?詰まらない理由は昨日の記事で紹介した。今回は「カリオストロ」から新作が学べていない部分を考えてみる。

劇場公開以来、すでに20回以上も見ている作品だが、見だすと止まらなくなる。展開も結末も知っているのに目が離せなくなる。新作を見たばかりなので、この名作からいろんなものを取り入れていることも分かる。パクっているのではない、オマージュなのだが、決してそれらは生きていない。新作にない表現を上げていく。

努力するルパン。汗を流し、体を使い、走り、泳ぎ、飛ぶ。そんな姿に少し微笑み、観客は共感する。対して新作ではどんなトラップも、危機も難なく乗り越えてしまう。スーパーマン的なルパンがいる。驚きはあっても共感や微笑ましさは感じない。

また、ルパンと次元との関係性。観客は2人が仲のいい、長年の友達であることを知っている。そのせいか新作ではそこをあえて描いていない。友達らしい会話、友達らしい態度、時々冷たい態度を取っても、友達関係であるという展開。対して「カリオストロ」はあえて仲の良さを描いている。ジャンケン、スパゲティの取り合い、子供同士のように無邪気な2人が描かれる。

それらの描写によってルパンや次元に強い感情移入をしてしまう。「あいつらいい奴だな」という好感を持ってしまう。新作では「それは分かっているだろう?」というかのように描かれていない。次元だけではない。五右衛門、不二子、銭形も「カリオスロ」ではとても魅力的だ。クールな五右衛門も、いつも裏切る不二子も、敵であるはずの銭形でさえ「いい奴!」なのだ。

それをちょっとしたセリフ、ちょっとした態度で描いている。本筋とは関係ない部分だ。が、それが観客に強く伝わる。そして新作ではそれらがない。サイボーグが五右衛門や不二子を演じているだけのような味気なさ。間違った描写はないが、好きになれない。銭形の性格をコピーしたロボットのようなのだ。

そして新作ではない部分。ルパンの敗北。血を流し倒れるルパン。観客は応援せずにいられない。それも、どか食いして一晩で復活しようとする。健気なルパン。新作ではひたすら頭脳明晰で、運動能力が優れたスーパールパンが描かれる。他のメンバーもまるで超能力者。なので感情移入ができない。応援したくならない。放っておいても大丈夫という安心感。それが新作を退屈にした原因だろう。

それは何かと言うと、人間味だ。人間性だ。クリエーターはルパンのキャラは把握しているが、そこに特別ではない普通の人の、いや、ダメな奴らと共通する人間性を持ち込んでいない。人は優れたところに憧れるが、同時にダメな部分に共感する。それを新作のクリエーターは気づいていない。ルパンの魅力はスーパーヒーローというだけでない、人間的な部分にもあること。「カリオストロ」を見直して気づいた。



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映画版「ルパン三世」(CGアニメ)も「スターウォーズ」最終章と同じ。ファンが作ったルパンごっこ? [映画感想]

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映画版「ルパン三世」(CGアニメ)も「スターウォーズ」最終章と同じ。ファンが作ったルパンごっこ?

ファースト・シーズンは1971年。今も続く人気シリーズだが、作り手は代替わり。当時、テレビで見ていた層が作っている。明らかに「カリオストロの城」を目指している。それはいい。レティシアはクラリスであり。ラストシーンも敢えて同じ設定。

だが、中身は「カリオストロ」というより「レイダース」であり。それをルパンで焼き直した形。こちらも「スターウォーズ」と同様に机の上で、考え書いたストーリー。「ルパン」シリーズを熟知し、キャラも把握しているが、全て借り物であり、「007」や「インディジョーンズ」風物語を机の上で作り上げた感じ。

批判するのは簡単だ。ストーリー作りは本当に大変。同時に宮崎駿の偉大さも痛感する。「カリオストロ」は何度も見てもハラハラドキドキ、ルパンを応援せずにいられなくなる。が、この映画は何か他人事で、次元も、五右衛門も、不二子も、単なる知り合い感覚。どのキャラクターも愛しさを感じることが出来ない。

「スターウォーズ」もそうだったが、クリエーターは過去のシリーズは愛しているが、本当にルパンや次元への愛があるのだろうか? ルパン人形や次元人形を使い、ルパンごっこをしているだけに思える。それと「SW」もそうだが、クリエーターは若い頃から映画少年で、実体験が少ないのではないか?

恋したり、友達と喧嘩したり、泣いたり、笑ったりという映像以外での体験が少ないのではないか?だからナマ人間を描けないのではないか? 要はオタクなのではないか?とすら思える。一体何が違うのか?「カリオストロ」を再度見て(もう20回ほど見ているが)その答えを探してみたい。


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