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お茶生活3年目。 [2019]

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お茶生活3年目。

袋井市東京交流会で購入したお茶。毎日飲んでいたのでもうなくなった。「明日にかける橋」の製作が決まった時に「今日から毎日、静岡茶(特に地元)を飲む」と決めて3年ほど。今も1日はお茶で始まる。
そのせいか今回は過労で倒れたり、大きな病気をすることもなく、お茶効果を感じている。


話を戻し、袋井茶がなくなったが、東京では簡単に静岡県西部のお茶を買えない。先日、そのことを記事にしたら五反田で購入できるとの情報をコメント頂いたが、編集作業の追い込み中。その余裕もない。仕方なしに近所のスーパーを覗くと、「掛川茶」があった。今回のロケ地ではないがご近所?!


それを今朝から飲んでいる。


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タイアップとは何か? 宣伝PRが分からない人たち。せっかくのチャンスなのに〜という話 [地方映画の力!]

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タイアップとは何か? 宣伝PRが分からない人たち。せっかくのチャンスなのに〜という話

映画を作るとき、よく「タイアップ」という言葉を聞く。一体どんなことをするのだろう? 例えば2時間ドラマ。地方が舞台の作品。必ずホテルや旅館が出てくる。そして、なぜか?主人公である刑事に「怪しい奴を見ました」という人が現れ、ホテル内を隈なく見てまわる。が、結局、怪しい男は見つからない。あるいは主人公の友人が地元を案内してくれる。

これらがタイアップである。多くの場合。スタッフ&キャストはそのホテルに泊まる。そして宿泊費はタダ。食事も無料。なぜ、そうなるか?というと、2時間ドラマはゴールデン・タイムに全国で放送。数パーセントの視聴率でも数百万人が見る。その番組内でホテルの看板が映り、施設が紹介されるのは、全国ネットでCMを打つ以上の効果がある。

CMは15ー30秒。ドラマで紹介されれば数分。それを数百万人が見る。CMをその時間帯に放送すれば1千万円近い費用が必要となる。そう考えれば、宿代も、食事代もタダにしても安いものなのだ。観光地も同じ、宣伝費に換算すれば同額。街を上げて協力しても、かなりお得。まあ、制作サイドとしては、宣伝がモロ分かるベタな出し方は嫌だが、ホテル側のメリットは大きい。

映画でも同じ。全国の映画館で上映。DVDになり、衛星やケーブルでも数年に渡って放映される。出演した俳優がブログやインスタで街や産物を紹介してくれたり、トーク番組やラジで話したりする。それをファンが探して買う。知名度が広がる。これまた数百万、数千万円相当の宣伝効果。

だが、それが分からない人が地方にはときどきいる。ロケ地になることは大きなメリットになるのに、面倒臭がって断ったり、それでいて商売繁盛か?というと、そうでもない。つまりタイアップということが分からない。中には

「うちで撮影したいなら金を払え!」

と要求する人もいる。それは逆。撮影されることが大きなメリットになる。なのに金品を要求、せっかくのPRのチャンスを潰してしまう観光地もある。ある地方映画。地元から寄付を集めて制作した。そんな中でこんな会社があった。

「うちはロケをさせたので、寄付はしない!」

ロケをするということは、その場所、組織にとって大きなメリット。にも関わらず、大きな協力をした気分になり寄付はしないという。高額の寄付をしてでも、「うちで撮ってほしい」という会社や飲食店もあるのに残念だ。あるいは

「うちの商品はすでに有名なので、宣伝の必要はない!」

と映画協力はしないという会社もある。結果、その商品は映画内で紹介されることはなかった。宣伝とは繰り返し、いろんな形でするものであり、一度人気が出たからと、それが長続きするものではない。グリコやロッテのCM。売れないから流すのではない。売れ続けるために流しているのだ。

そんな風に宣伝、広告ということ。地方では理解されないことが多く、地方映画はチャンスなのに、毎回、変な理屈でチャンスを逃す会社や店がある。といって、頭の固い人たちに「どれだけメリットがあるか?」を制作サイドがレクチャーするのも変。こちらは素晴らしい作品を作るのが使命。だから残念に思うことが多い。

いいものを作っても宣伝をしないと人は買わない。素晴らしいお寺があっても、知らないと誰も来ない。大きなチャンスを待ってもまず来ない。小さな機会を逃さず、繋げて、大きなチャンスを掴む。商売でも、映画でも同じであることを感じる。



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宣伝PRについて、なぜ、みんな関心を持たないだろう? [地方映画の力!]

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宣伝PRについて、なぜ、みんな関心を持たないだろう?

業界のこと。一般の方々でもいろんなことを知っている。広告代理店。タレント事務所。視聴率。スポサー。バラエティ番組等でタレントがあれこれ話すことで広まったのだと思える。肖像権のことも知っている人増えている。が、意外に知られていないのは宣伝広告だ。何度も書いたが、驚くほど知らない人が多い。特に地方に行くとそれを感じる。

地方映画を作る際に地元で何度もレクチャーをするのだけど、撮影については皆さん興味を持って勉強してくれる。が、映画完成後の宣伝については、考えたこともない! 存在さえ知らないということが多い。前にも書いたが、テレビを付ければCM。新聞には広告。街を歩けばポスターが溢れている。

なのに、それらがどのように作られ、どのように展開し、どんな効果を持つのか? 興味さえ持たない人が多いことに驚かされる。大手企業は毎年何百億円という宣伝費を使っていることも意外に知られていない。そんな現実とは反対に、地方では宣伝に対して理解がなく、勉強しようという人も少ない。

なぜ、広告の海ともいえる時代に生きているのに、広告に興味を持たないのか? 80年代には糸井重里効果なのか?コピーライターになりたい人が爆発的に増えたことがある。広告代理店といえば、電通というのも知っている人は多いだろう。しかし、「電通ってどんな会社?」と聞くと

「コマーシャルを作っているところでしょう?」

という人が多い。要は宣伝広告に興味があるのではなく、糸井さんみたないカッコいい仕事がしたい。就職するなら大手の電通がいい。みたいな感覚だったのだろう。その時代から30年以上が経つが宣伝広告について、社会には浸透していない気がする。そこに何か理由はあると思うのだけど、僕も偉そうなことは言えず。映画の仕事を始めてから、あれこれ勉強した。

ついにネットの広告収入がテレビのそれを超えたと聞く。時代は動いていく。ネットの方がピンポイントで宣伝できるのが強みだろう。話は前後するが、監督仲間でも宣伝に関しては無頓着な人が多い。監督は映画を作る仕事であり、本来「宣伝」は配給・宣伝が行うものだが、今の時代、そんなことを言ってられない。
なのに、作品が完成すると「次回作は 。。。」なんて言っている。まず、完成作の宣伝だろう?と思うのだが、また、その辺のことも書いてみたい。

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地方のプライドとコンプレックス=結局、自分の首を絞めている? [地方映画の力!]

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地方のプライドとコンプレックス=結局、自分の首を絞めている?

日本人の特性、地方の習慣のことを書いていて、思い出しこと。後輩の映画監督C君の話。彼は故郷愛が強く、その街の魅力を伝える映画を作ろうとした。有名な街でもないので企業は資金を出さない。で、地元で寄付を集めて製作しようと考えた。しかし、地元で顔役と呼ばれるオヤジにこう言われた。

「この街を捨てて出ていった奴がノコノコ帰って来て、金を出してくれなんて調子良過ぎんじゃないか?」
C君は高校卒業後、故郷を出て、東京の大学に行き、卒業後は東京の会社に製作会社に就職。その後、フリーになり映画監督になった。それをオヤジは「故郷を捨てて出ていった」というのだ。その話。ー意味不明と思えたが、C君が解説してくれた。

「そのオヤジさんは街で生まれ育って、地元で就職しています。街を出たことがない。都会ではなく、田んぼや畑ばかり。大学も街にはないので、若者は皆出て行きます。帰ってくる者はほとんどいません。町に残った人たちは故郷愛があるので、それを故郷を捨てて出て行った。というのです」

確かにそんな人もいるだろう。田舎に愛想を尽かして都会に行く。でも、地元に大学もなく、当然、多くの就職先もないのなら故郷愛があっても出て行かざるを得ない。それを「故郷を捨てる」と表現することに引っかかる。その上、C君は故郷愛があるからこそ映画を作ろうとしている。なのに「故郷を捨てた」と批判する。何か、おかしい。

「コンプレックスですよ。オヤジさんは都会で暮らしたこともない。家も貧しくて大学にも行けなかった。そう思うと惨めなので、あいつらは故郷を捨てて出て行った。でも、俺は愛があるから残ったと考える。だから、都会に出て行ったものを感情的に批判するんですよ」

なるほど、おかしな発言はそんなコンプレックスが背景となっていたのだ。しかし、同じ故郷愛がある同士。街の魅力を映画で伝えることで、街を良くしよう、街の魅力を伝えようという動きが大きくなれば地元にとってもプラスのはずだ。

「でも、彼は大学も行っていない。都会生活も経験していない。どこかでバカにされている、と感じています。渋谷で仕事しているというだけで、偉そうによーと言われます。自分が田舎者で、詰まらない存在だと思っている。だから、都会から帰って来た者をー故郷を捨てた奴=裏切り者ーというレッテルを貼り、バカにされないように、そして優位に立とうとするんです」

コンプレックスと無意味なプライド。そんなことでC君の純粋な思い、故郷愛を否定しているのだ。結局、資金はあまり集まらなかったが、地元で応援してくれる人たちもいてC君は映画を完成させた。が、その後、東京の大手映画会社が有名監督がその街で映画を撮影した。その時、オヤジは先頭に立って応援したという。C君はいう。

「地元の人間が戻ってくると故郷を捨てたと批判するけど、有名監督が来ると両手を上げて歓迎する。どちらも映画で街をアピールする。何が違うんですか? 」

その通りだ。要はそのオヤジのコンプレックスが強く、有名な人が好きで、その人を応援することで、コンプレックスを癒し、優越感に浸ろうとしている心理が見える。故郷愛より、自身のコンプレックスに支配され、他者を批判し、詰まらないプライドを守ろうとしている。

その街を愛し、その街の魅力を伝えようとしても、相手が無名なら、無視したり、邪魔したり、バカにしたりする。でも、それが有名人や大手企業だと手のひらを返したように、諂い、率先して応援する。

そして、その種の人は良く騙される。利用される。大手企業を盲目に信じてしまう。会社は自社の利益のために動く、口で綺麗事を言っても、街に対する愛なんてない。むしろ、C君のような存在が故郷をアピールする。

しかし、強いコンプレックスが邪魔をし、有名ブランドに飛びつき、バカを見る。そんな人たちを何人も知っている。愚かさを繰り返し、街の魅力を伝えることができない。そんなオヤジたち。どこの地方にも数多くいる。今、C君はこういう。

「僕は二度と故郷で映画は撮りません。故郷愛を履き違えている人たちとは何もできない。観光地の方が映画製作を応援してくれる。そんな街で今後は頑張ります」



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