明日にかける橋ー日記 撮影8日目⑤ 群衆シーンの大変さ? [「明日」撮影]
袋井市にある静岡理工科大学ロケ。市民俳優オーディションで選ばれた生徒たちが集合。受験発表のシーンを撮影。その前に監督から説明。このような群衆シーンはむずかしい。全員がそれぞれに考えて演技をせねばならない。
1人だけボーとしていたら、それがカメラに映り、NG。撮り直しとなる。49人がしっかり芝居をしても、このようなシーンでは1人がさぼっていると全員が何度も演技をし直さなければならなくなる。
つまり、ある生徒は合格して喜ぶ演技を。ある生徒は自分の番号が見つからずに落ち込み。ある生徒はその友人を励ます。そんなふうに1人1人が演技をせなばならない。全員が一緒にがんばらねばならないシーン。
そのことを監督が説明。この日も撮影するシーンはかなりある。ひとつのシーンで時間がかかると他のシーンが撮れなくなる。だから、じっくりは撮れない。といってバタバタと適当に撮ることはできない。市民俳優学生部の皆さん1人1人のがんばりが大事な場面。映画作りは団体戦でもあるのだ。
明日にかける橋ー日記 撮影8日目④ 合格発表ボードを制作 [「明日」撮影]
明日にかける橋ー日記 撮影8日目③ 静岡理工科大学ロケ [「明日」撮影]
明日にかける橋ー日記 撮影8日目② 朝ご飯を配ってくれる委員会メンバー [「明日」撮影]
この日は朝6時半起き、7時半に宿舎を出発。委員会のメンバーの方々はそれに間に合うように3時起き、4時起きでごはんを炊き、朝食のおにぎりを作ってくれる。
写真のおにぎりがそれぞれに形が違うのは、いろんな方々がそれぞれ委員会メンバーの家庭で作ってくれているから。業者に頼むと全て同じ形だけど、こちらはひとつひとつに愛が籠っている。
食べるスタッフはそれを噛み締める。夏の猛暑。厳しいスケジュール。それでもクオリティは落とせない。いいものを作り。地元の皆さんに喜んでもらいたい。いや、地元だけじゃない。全国の映画館で公開して観客に感動してもらえる作品にせねば!
そう思って皆、おにぎりをほうばる。委員会メンバーの熱い思いにスタッフ支えられている。この日は袋井市内にある大学での撮影。