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「明日にかける橋」特典映像でメイキング! ん?メイキングって何だかんだ知ってますか? [「明日」DVD]

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「明日にかける橋」特典映像でメイキング! ん?メイキングって何だかんだ知ってますか?

日本映画のDVD。特典映像で「メイキング」が大抵は収録されている。映画ファンはそれが見たくてDVDを買うと言われたくらい。「撮影現場はどうだったのだろう?」と言う興味とか、大好きな女優さんは現場ではどんな風に演技をしたのだろう?と言う思いから、どーしても見たくなる。

アメリカでは昔から大作を撮る時には必ず「メイキング」撮影もして記録している。それどころかアメリカは第二次大戦でもフィルムを回して、まさに戦争のメイキングを撮影している。現在、編集中の「沖縄戦」はそのフィルムを使い、当時を紹介している。そんな国だから映画でも昔からメイキングを撮っている。

それが市販されるようになったのは「スターウォーズ」辺りからだろう。僕はLAに最初に行った1982年に「SW」と「レイダース」のメイキング・ビデオを買ってきた。が、日本ではかなり後になるまで市販されず、映画ファンの友人から何人も「ダビングさせて!」と言われた。その後、角川映画がメイキングを発売。と言っても中身はアイドルビデオに近いもので「天国にいちばん近い島」「Wの悲劇」で
それぞれの主演女優をカメラで追ったもの。

その後、伊丹十三監督が自作のメイキングを撮り出した。「マルサの女」以降は全部あるはず(その前の「タンポポ」もあると思う)。その「マルサ」のメイキング「マルサの女をマルサする」が抜群に面白かった。と言うのも、俳優の様子だけではなく、映画製作そのものが分かるメイキングだったのだ。

これは今見ても勉強になる! 映画の仕事をしたい人は必見。それを監督したのが、なんと!「Shaii We Dnce?!」の周防正幸監督なのだ。その後、僕がメイキングの仕事をするようになった時、それに負けない作品を作りたい!と思い、様々なアプローチをし、「本編より面白いメイキング!」を目指した。

その後、メイキングは市民権を得て、1990年代からは映画ファンでなくても「メイキング」と言う言葉を使うようになり、DVDにはメイキングをつけないと売れないと言われ、低予算映画でもメイキング班を呼び、撮影されるようになった。が、その費用がなかなか大変。なので、予算がない場合は、カメラを1台用意して現場において置き、手の空いた人が回す?なんてところも多い。

でも、現場でヒマなのはPくらい。結局、下手くそなカメラワークで撮られた映像しか残らない。それをまた予算がない!と、誰かに超賃金で編集させる。いいものができるわけがない!そもそも、手の空いたPが撮影風景を撮るだけで作品にしようなんて発想が舐めている!僕の経験から言うと、監督をするよりメイキングを撮る方が大変なのだ。

そんな思いがあるから、メイキングとは言っても、いい加減なものを作りたくない。幸い今回も評判は凄くいい。昨年、静岡のテレビ局でも放送された。が、他の地区の方々は見ていない。そのメイキングをさらに映像と音をリニューアルしたのが、今回のDVD特典である。

主人公みゆきの高校時代を演じる新人・越後はる香にフォーカス。撮影現場を紹介する。DVDは2月2日発売。amazon等で予約受付中。予約すれば前日に届くかも?


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