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「明日にかける橋」DVDー祝・本日発売です!=故郷映画数あれど、大成功した稀有な作品。 [「明日」DVD]

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「明日にかける橋」DVDー祝・本日発売です!=故郷映画数あれど、大成功した稀有な作品。

とうとう、2月2日の発売日を迎えた。が、amazonで予約した人の多くは昨日の間に到着しているようで、すでにTwitterやこのFacebookでその声を聞いている。映画は映画館で見るのが一番だが、DVDはまた別の楽しみ方がある。何より繰り返し見られる。5年後、10年後も見られる。そして関係者には思い出のアルバムとなる。

思い出すの3年前の秋。ロケ地の実行委員から連絡を頂き、何度か会合を重ねて製作がスタート。翌年の春に製作発表、夏には撮影。年末に完成披露試写会。翌年の夏には東京の映画館で公開。そして全国公開。さらに地元静岡県での公開。9週間に渡るロングラン上映。ロサンゼルスの映画祭で受賞。年明けには地元の映画館でアンコール上映。

そして今日。DVDが発売された。物凄い展開だ。何度も書いたが地元実行委員の奮闘の賜物ーと言っても、最初は3人のおばちゃんからスタートしている。その中に大手企業社長の奥様がいるとか、有力政治家の娘がいた訳ではない。皆、普通の主婦。そのおばちゃんたちが声が挙げ、ここまで来たのだから凄い。

あと、スタッフにも感謝せねばならない。今回は故郷映画。地元の方々の寄付で作られた。いつも彼らが参加する企業映画に比べると予算も低い。となると、機材の制約、助手の人数制限も出てくる。かなり不自由がある。ギャラも当然、いつもより安い。今回に限らず、地方映画というのは、そういう現実がある。

それでもおばちゃんたちが自腹を切って、走り回り、集めた寄付。その意味を理解してくれたスタッフが集まった。皆、映画界の第1線で活躍するベテランばかり。猛暑の中、全力でかかってくれた。そんなスタッフの活躍がなければ、感動作にはなり得なかった。監督がいくら1人で頑張ってもダメなのだ。

だが、通常の地方映画。スタッフが手を抜くことが多い。「ギャラも安いし、劇映画というより、PR映画だ。「適当でいいんじゃない?」と思いがち。第1線で活躍する人はなかなか参加してくれないし、そこそこのスタッフしか集まらないことが多い。地元も「良質な映画を作ろう!」というより「わが町の名産品と観光地を映画で紹介したい!」と押し付け。結果、映画館で入場料を払って見るPR映画になってしまう。

でも、今回の地元メンバーは違った。それを理解し、物語として素敵な作品を作ることを目指した。それが結果的に町のPRになることを把握していた。撮影現場でも連日、お手伝い。交通整理から荷物運びまで。ロケ弁は全ておばちゃんたちの手作り。その熱い「思い」を受け止めてスタッフも頑張った。企業映画の時より張り切ったと思えるほどだ。

本当にどちらか一方だけ頑張ってもダメ。両者が頑張らないと素晴らしい作品はできない。それが故郷映画だ。それが見事に結実したのが今回の「明日にかける橋」。だからこそ、東京、大阪でもヒットした。この手の地方映画は通常、地元でしかヒットしない。いや、地元ですら1日上映して終わりーが普通だ。

それが全国でヒット。ロサンゼルスでも受賞したのは、単なるPR映画ではなく、感動作品になっていたからだ。「地方映画で故郷PR」というのは、この20年くらいにいっぱいあったが、ほとんどが失敗。そんな中で「明日」は稀有の存在。「わが町をアピールしたい!」という町の方にもぜひ、見ていただきたい。

特典映像として収録されている。「メイキング」ではそんな地元の皆さんの活躍も描かれている。amazonでは間も無く売り切れとのこと。楽天でも売っているのでぜひ!

http://asunikakeruhashi.com



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