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「ドキュメンタリー沖縄戦」=教科書には載っていない住民の苦しみ。絶望。失望。落胆。慟哭を伝える作品。完成披露試写会@沖縄を準備中! [2019]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」完成披露試写会@沖縄を準備中!

今回はタイトル通りにドラマではなくドキュメンタリーだ。太平洋戦争における沖縄戦。国内で唯一の地上戦が行われた。その沖縄戦を米軍上陸時から、戦闘終了までを追った作品。

当時を知る地元体験者の方々。15人以上。研究者、学者は十数人にインタビュー。沖縄戦とはどんなものであったかを明らかにしていく。当時、米軍が記録したフィルムをふんだんに使用。また、戦闘が行われた場所は現在どうなっているか?証言、記録映像、現在の沖縄を交えて描いていく。

この作品にかかる前にいろんな沖縄戦ドキュメンタリーを見たが、どれも問題があった。NHKの特集番組をDVD化したものは、教科書的な上部をなぞるだけのものが多く、悲しみが伝わって来ない。また、現地で作られたものは、いろんなことを取り込み過ぎて情報量が多過ぎて分からなくなるものもあった。そしてほとんどに言えるのは軍隊の目線で戦争を描いているということ。

それでは住民の悲しみが伝わって来ない。戦争の悲惨さが分からない。劇映画「朝日のあたる家」の時もそうだったが、多くの原発事故関連のドキュメンタリーや報道は「福島の今」を伝えてはいるが、見ていて「へー、大変だったんだなあ」という他人事に思えてしまう。悲しいというより同情が先に立つものが多かった。そこで「朝日」は観客自身が「悲しみ」を共有できることをテーマに作った。

今回はドキュメンタリーだが、同じく観客が沖縄戦を体験できるというテーマで製作。幸いスポンサーからの依頼も「弱者の視点を大切したものに」とのこと。目的が一致。沖縄の多くの方々の協力を得て、3年に渡り取材をした。いくつもの自治体、多くの戦争資料館、団体、戦争体験者の方々と、沖縄を上げての応援を頂いた。

何より80〜90代の当時を知るお年寄りの言葉を生で聞くことができた。書籍で読む。ドラマで見る。それらでは絶対に感じられないリアリティある証言を収録。また、テレビでは放送できない米軍映像。これまでに紹介されていない記録フィルムも入手。作品内で紹介している。

「怒り」「悲しみ」「憤り」歴史の教科書が伝えない住民の苦しみ。そして絶望。失望。落胆。それらを描いてこそ「戦争」というものが見えてくる。多くの方の協力で、これまでにない「沖縄戦」ドキュメンタリーの決定版と言えるものが完成した。

まずは応援して頂いた方々を中心に、沖縄に住む方々に向けてスポンサーが完成披露試写会を予定。秋に向けて進めている。実は今年3月に完成しているのだが、なかなか前に進めずにいた。ここに来てようやく具体化。それこそデニー玉木知事もご招待して、まず沖縄の皆さんに感謝を込めて、お披露目したい。日時、場所等は決まり次第に発表させて頂く。

「ドキュメンタリー沖縄戦」監督日記=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp


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リハビリ日記ー新しい時代を把握すること。感じること? [2019]

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リハビリ日記ー新しい時代を把握すること。感じること?

流石に3日続けて外出すると、疲労困憊で外に出ることができず。でも、そうやって少しずつ回復して行くので無理せずに復帰を目指して行きたい。体力だけではなく、映画製作が始まると関係資料しか読まず、関連映像しか見なくなるので、どうしても時代に着いて行けなくてなる。ニュースを見る時間がなく、大きな事件も知らないで過ごすこともある。

事故でも、事件でも、殺人でも、汚職でも、密接に時代と結びついており、見つめることで時代が見えてくる。そんな時代を把握せずに作品を作っても観客には受け入れられない。80年代の日本映画に魅力を感じなかったのは、やはり作り手が過去の価値観に縛られ、急激に変化する新しい時代を把握できていなかったからだと思える。

特にハリウッドではスピルバーグ、ルーカス、コッポラらが台頭。それまでとは違った映画を作っていた。それらが現代も人気の「アベンジャーズ」「バットマン」(一連のDCコミック)「ターミネーター」等のシリーズが登場する背景にもなっている。今でこそ、日本映画もエンタテイメント作品が増えたが、80年代には文芸作品かアイドル映画(とは言え、主役に人気者を使うだけで中身は過去の焼き直し)ばかりで、多くの日本人は洋画を支持した。

でも、日本映画も1960年代は多くの娯楽作品があった。クレージーキャツのシリーズ。勝新の「悪名」「兵隊やくざ」「座頭市」シリーズ。「眠狂四郎」シリーズ。黒沢明の時代劇、「社長シリーズ」裕次郎、加山雄三の青春もの。それがいつの間にか文芸作品が主流となったのはなぜか? いつか解明したい。

作品はいつも時代を反映する。2010年代も今年で終わり、平成も終わり令和が始まったのも偶然ではないだろう。これからは単なるエンタテイメントだけでは観客の支持を得ることはできないような気がする。何が大切なのか? そんなことも時間がある間に考え、時代を吸収したい。油断するとすぐに時代に置いていかれる。特に歳を取るとそれが顕著。そんな心のリハビリもしなくては。



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「仮面ライダーアマゾンズ」「龍騎」「クレヨンしんちゃん」でリハビリ? [2019]

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「仮面ライダーアマゾンズ」「龍騎」「クレヨンしんちゃん」でリハビリ?

ここしばらく、あまり見なかったamazonプライム、Netflixを見る。TSUTAYAと違い借りに行かなくても会費は払わねばならない。見なきゃ損損!また、映画監督業なら、あれこれ見ておくのも仕事。自分の趣味だけで作品を見ていてはいけない。新しいものを見ることもとても大事。同時に、過去に見逃した作品も今のような余裕あるときに見ておくべきだ。その意味でプライムムービーはユースフルだ。

今、見ているのが「仮面ライダーアマゾンズ」過去の「アマゾン」ではない。複数。そして「amazon」でもない。数年前から噂になっていたが、なかなか見るチャンスがなかった。なんといっても僕のデビュー作「ストロベリーフィールズ」の東亜優さんが出演。話題になっていた。彼女のデビューは太田組。これは見なければと思っていた。

が、噂と違い、物語がどうも盛り上がらない。新しい大人向きの「仮面ライダー」に挑戦しているのだが、かなり厳しい。マニアの友人にそう話すと「いや、最初は問題あるが、我慢して見てほしい!」と言われたので、5話まで来た。もう少し頑張る。同時にかなり古いシリーズも見ている「仮面ライダー龍騎」だ。

これに出演していた弓削智久君とも仕事をしたことがあり、彼の出ている辺りからは見ていたが、それ以前を見ていない。その後、時間がなく、ようやく見られるのが今。もう、12年以上経っている。さらに作品の放送は2002年。もう17年前! 「555」は全部見ているのだが(こちらも「ストロベリーフィールズ」「青い青い空」の芳賀優里亜さんが出ている)シリーズものを見るには体力が必要だ。

さらに、今年に入ってから目指しているのが映画「クレヨンしんちゃん」制覇!だ。多分、もう半分以上は見ている。知らない人はなんで「しんちゃん」と思うだろうが、このシリーズ。名作が多い。クオリティが高い!「オトナ帝国の逆襲」は超名作。子供を連れてったお父さんが号泣する感動作だ。「温泉」の話も良かったし(丹波哲郎が実名で登場)キラーサボテンも名作。原発が隠れテーマ。あと、「カンフーボーイズ」も、食品添加物がテーマだが、最後は「世界平和」がテーマとなる。

昨夜は父ひろしがロボットになる話を見た。「ロボコップ」がベースか? 新感線の中島かずきさんが脚本を書いているが、もう一息。設定とテーマがマッチしていない気がした。映画やドラマを見るのもリハビリ。なのに同世代が本当に新しいドラマを見ていない。「24」「プリズンブレイク」の話ができるのは、ひと世代以上下だ。これが老化というやつか? 何とか時代に着いて行こう。


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