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デビューから15年。ネクスト・ゲイトを目指すためには? [映画業界物語]

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デビューから15年。ネクスト・ゲイトを目指すためには?

映画監督業は80、90歳まで仕事をするという話を書いたが、誰もが出来るとは限らない。健康問題があるし、それ以上にヒットを取らないと依頼が来なくなる。80歳どころか現在でも、40代の監督でも多くは副業で生活している。年に1本監督できる人は日本に数人しかいない。そんな厳しい世界で、この先もやっていけるのか?と、不安になる。

今年は2020年。僕のデビュー作「ストロベリーフィールズ」を監督したが2005年。つまり15年目だ。ついこの間、デビュー10周年だったが、全く気づかずにその年を終えた。なのにもう15年。15年で6本。単純計算で2.5年で1本ということ。映画は企画から完成公開まで最低でも1年。下手すれば3年。そう考えると「まずまずね」と言われる。

ま、毎回、宣伝にも参加するので、そのくらいのスタンスになるが、先輩でも1本撮っただけで、その後は監督作品なし。10年間1本も撮っていないという人もいる。それに比べたら恵まれている。にも関わらず僕はワガママで、やりたい作品しかやらない。合わない作品。興味が持てない映画はしない。その代わりやるときは毎回遺作のつもり。過労で本当に死にそうなる。

でも、あまり真剣にやるから「ギャラいらないんじゃないの?」と言われたり、製作会社から「監督料安くても真剣にやるから、もっと下げよう」と思われたりもした。まあ、そんな連中とは距離を置き、いいもの作ろう!というスタッフとだけ仕事をするようにしている。が、そろそろ、もう一つ上のステージを目指し、よりいい作品を撮るにはどうするか?も考えていかねばならない。

現在の太田組スタッフは皆、素晴らしい。俳優部も毎回、素敵な面々が出てくれる。プロダクションと癒着しない。キャスティングも横槍はなし、人気があるからとアイドルを起用したりはしない。金を抜くことしか考えないPも排除。映画作り環境としてはかなりいい。では、次にすべきことは何なのか? あれこれあるのだが、考え中だ。


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