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僕がオリジナル・シナリオにこだわる訳?②何年もかけて取材。ようやく完成? [映画業界物語]

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僕がオリジナル・シナリオにこだわる訳?②

原作小説というのは、それ自体を書くために、長い年月ともの凄い労力をかけている。何年もかけて取材。ようやく完成する。もし、それと同じクオリティのオリジナル・シナリオを書くには、同じように膨大な年月ともの凄い労力をかけねばならない。でも、それにはかなりの経費がかかる。そんなこともあり、すでに完成している原作本に原作料を払って映画にする方が早いし、安上がりということもある。

また、オリジナル・シナリオを映画化するより、ベストセラー原作を映画にした方が知名度があり、ヒットさせやすいという現実もある。そんな訳で、映画界では時間も労力もかかる上に、知名度がないオリジナル・シナリオを使うより、人気のある原作を映画にすることが多いのだ。

では、なぜ、そんな面倒なオリジナル・シナリオを自分で書いて、それを自身で監督するのか? そこには理由がある。

もし、誰かの書いた小説や漫画で心惹かれるものがあればいいのだが、それが見つからない。面白い小説はある。でも、小説は文章を読んで面白くなるように書かれてあるので、映像化したからと面白くなるとは限らない。映画化しても面白い小説って本当に少ない「ゴッドファーザー」とか「ジュラシックパーク」とか、なかなか思いつかない。

そう考えると映画にするには、最初から映像にして面白くなる物語を用意しなければならないのではないか?と思える。俳優が演じ、美しい風景があり、音楽が流れる。そんな小説では見せられない魅力を多用してこそ、映画ならではの面白さが伝わるはず。

だから、オリジナル・シナリオであるべき。と思っている。でも、それを書くのは確かに大変なのだ....。(つづく)


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