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俳優になりたい!という若者。表現者(芸術家)とは何なのか?考えた(上) [映画業界物語]

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俳優になりたい!という若者。表現者(芸術家)とは何なのか?考えた。

俳優になる!という「夢を追うこと」でいうと、努力した人が成功して、努力が足りないとダメ? そう、一概には言えない。もちろん、努力しないで俳優にはなれないが、努力したからと言って俳優になれるわけではない。ただ、この考え方も違う。努力すれば俳優にはなれる。ただ、ブレイクできるかどうか?は努力だけではない。というのが正解だ。

1つの目の壁。素質があるかどうか? 体や言葉を使って表現するのが俳優業。カッコ良さや可愛さが大事と思いがちだが、それは2番目、3番目。体を使った表現に向いた資質があるかどうか? 表現の能力はいろいろあって、文章で表現、絵で表現、写真で表現、音楽で表現と、様々な形がある。俳優は体と声で表現する仕事。まず、その素質があるかどうか?

これは才能ではない。素質。今はうまく芝居ができなくても、素質があればそれを磨き、上達する。才能という言葉を信じている人は「何もしなくても才能があればできる」と思いがちだが、それはあり得ない。才能なんて存在しない。素質を磨き、練習し、力を伸ばし、名演技ができるようになる。演技以外の表現も同じだ。

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ただ、そのような表現するという能力を日本の教育では伸ばそうとしない。むしろ押さえつけ、封印しようとすることが多い。そのために真面目に学校に通っていると、その種の素質は開発されず、表現が苦手な大人に育ってしまう。真面目に10年の教育を受けてから、俳優業を目指そうというのはかなり厳しい。

スケートでも、ピアノでも、子供の頃から訓練して、その道に進むべく育てられる。大きくなってから始めて出来るものではない。が、演技の場合は子役からスタートしなくても、10代から始めれば間に合うというのはある。演技でなくても、歌をやっていれば、30代から俳優に!というのも可能。歌手出身の俳優は多い。

そんな観点から表現の仕事を考えることはできるが、最近思うことがある。

(つづく)



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