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仕事のない俳優はどうやってチャンスをつかめばいいか?(下)=監督を口説いて得た役で大ブレイク。アカデミー賞俳優に! [映画業界物語]

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仕事のない俳優はどうやってチャンスをつかめばいいか?(下)=監督を口説いて得た役で大ブレイクしたアカデミー賞俳優。

スピルバーグ監督が「ジョーズ」を撮影していたとき。出演者のリチャード・ドレイファスとランチをした。そこで次回作はUFOものをやると話す。強い興味を持ったドレイファスは言った。

「スティーブン。その役を僕にやらせてくれよ!」

が、スピルバーグのイメージはジャック・ニコルソン。年配の親父イメージ。ドレイファスは若すぎると断られた。でも、彼は諦めず、スピルバーグと飯を食うたびに口説き続け、最後は主人公の年齢を下げさせて自身が演じることで了解を取り付けた。

その映画が「未知との遭遇」。彼はそこから大スターになり、数年後、「グッバイガール」でアカデミー主演男優賞も受賞する。待っているだけではなく、行動して栄光を掴んだのだ。

自分の思いを実力を伝えることで道が開けることもある。でも、その前に俳優は監督と話ができる機会が必要。小さな役だと撮影も数日。現場は過酷。そんなときに監督とじっくり話したりできない。でも、舞台挨拶なら余裕あり、あれこれ話ができる。帰りに飲み会になるかもしれない。が、先の若手はそこまで考えず。バイトを選んだ。

俳優業は厳しい。チャンスを探す者。バイトだからとチャンスを逃す者。道は大きく分かれる。今はFacebookというツールもある。まあ、それを使って「俺を出演させてください」というのは嫌われるが、監督の記事を読めば思いを知ることができる。俳優というのは監督の思いを、いかにして演技で伝えるか?が大事。だから、信頼できる俳優を監督たちは毎回起用するのだ。

と書くと、その手のメッセージが多量に僕のところへ来ると怖いので、なるべく書きたくなかった(僕にその手の連絡はしないように!)いや、僕だけでなくメッセージを送るのは逆効果。特に女優がすると相手は勘違いするだけ。

仕事のない俳優はどうやってチャンスをつかめばいいか? 女優が飲み会に通っても興味を持つのは、スケベ親父だけ。今回書いたのは営業しろということではなく、目の前のチャンスを逃すなということ。そしていつもいうように営業するより、演技力をつけろ。それが一番大切なことなのだ。(了)



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