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「僕には夢がある」といいながら何もしない若者たち?③  [映画業界物語]

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「僕には夢がある」といいながら何もしない若者たち?③ 

(5年前の記事から)

簡単に夢は掴めない。彼等なりに悩む。ただ「どうすればいいか?」と具体的に考えるのではなくただただ悩む。その間に歳月が流れ、やがて周りの人たちに夢を語ることがなくなる。ずるい奴はこういう。

「今、作品を準備している」「大手プロダクションに紹介してくれる人がいる」

ウソをついてでも、まわりに認め続けてもらおうとする。が、それも限界がある。やがて、大学を卒業。或いはバイト先を変えて、夢を語る自分を知らない人たちと付き合い始める。卒業して古里に帰る。就職をする。こうして彼等の夢は終わる。そんな友人たちを数多く見て来た。そのほとんどが努力して夢破れるのではなく、何も努力しないでいて、最後はこういって諦めるのだ。

「現実は厳しい...」

最初に夢を語ったとき。まわりから一目置かれることで満足するようでは、そもそも駄目。それは将来の第一希望を語っただけなのだ。

もちろん、まわりからバカにされる人もいるだろう。でも「オレは違う。今に見ていろ」と夢を追いかけている自分は違うんだと思い込み、自尊心を満足させる。が、

「夏休みになったら、時間があるから小説を書こう」

「金が少し溜まったら、芸能プロへ売り込みをしよう」

とか、自分に言い聞かせて、何もせず日々を送る。結局、この手の人たちは「俳優になりたい!」とか「小説家になりたい!」とかではなく

「オレは特別なんだ!」「注目されたい!」

という思いを満たしたいだけ。映画が好き、小説が好き、音楽が好き。ということがきっかけで、その世界に入れば、注目される、チヤホヤされるという願望を持っているだけなのだ。ただ、それは特別なことではない。説明しよう。(つづく)


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