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>俳優になるにはまず、プライドをズタズタにされること⑧=表現をブランドを勘違いする人たち? [映画業界物語]

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俳優になるにはまず、プライドをズタズタにされること⑧=表現をブランドを勘違いする人たち?

でも、「表現」というのは、否定されようと、批判されようと、形にせねばならない。そこからがスタートだ。シナリオを書く。映画を作る。舞台に立つ。そして批判を浴びる。正しい批判と間違った批判を区別する。自分が本当に正しいと思う声だけ聞いて、考え、反省して、次に備える。その繰り返しだ。

なのに作家志望の友人。執筆しようとせず「まず出版社にコネを作る。次に資料を集める。編集者と仲良くなる」そんなことばかり言っていた。「2流の**書店は嫌だ。大手の**社なら出してもいい」そんなことは作品が出来てからいえ。結局、彼は小説を書かなかった。こんな女優の卵もいた。

「大手***事務所に所属してCMの仕事をしたい。写真集を出して、フジテレビの月9に出て、ハリウッド映画にも出たいな〜」

妄想の前にまず芝居しろと叱ったことがある。小学生が夢を語るのとと大差ない。

「将来、東大に入って、東京のテレビ局に就職して、俳優と結婚して、田園調布の大きな家に住んで、1年に何回か海外旅行するの!」

 それと同じ。その子はこうもいう。

「でも、最初に深夜ドラマとか出てしまうと、二流だと思われるので、ゴールデンのドラマでデビューしたいんです...」

もう、無理! 愚かな主婦の発想が「我が子は有名幼稚園に入れて、名門のエスカレーター学校に入れて、大学まで….」それと同じ発想。そんなことで役者にはなれない。

要は芝居がしたいのではなく、ブランドにこだわっているだけ。「私は他の人と違う」という勘違いなプライドを捨てられない。「表現がしたいのか?」「プライドに見合う立場になりたいのか?」その手の人はまず、そこを考えた方がいい。では、何が大事なのだろう?

(つづく)



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