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俳優=心から血を流しながら戦う仕事③ 芸能の仕事をすることが本当に幸せなのか? [映画業界物語]

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俳優=心から血を流しながら戦う仕事③
芸能の仕事をすることが本当に幸せなのか?

それらの世界でも無神経だったり、ただ見栄えがするだけの俳優も多い。が、そんなタイプは次第に淘汰されていく。ただ、物凄い感受性を持ち、素晴らしい表現ができるが故に破滅する人も少なくない。先のヒース・レジャーがそうだし、日本ならロック歌手の尾崎豊がそんなタイプだ。あるテレビ番組でお笑い芸人だった上岡龍太郎がこんなことを言っていた。

「芸能人になるには、繊細で打たれ強くなくてはいけない」

その通りだと思った。繊細でないと表現はできない。歌でも、演技でも、創作でも同じ。しかし、繊細過ぎて傷つき立ち直れないとアウト。批判、否定、誹謗中傷、妬み、羨望の連続の世界でもある。だから「打たれ強くないといけない」しかし「繊細」と「打たれ強い」は相反するもの。「無神経」=「打たれ強い」は分かる。「繊細」は「打たれ弱い」だ。その反対の資質を持つのは本当に大変。やはり、芸能界で生き残ることの厳しさを痛感する。例えば芸能人がよくドラッグで逮捕される。

「芸能人だから、ドラッグやるんだよな〜」

と安易に考えがちだが、そんなものに頼らないと生きていけない精神状態になるということだろう。それを正当化はしない。少し前に事件になったJ系の人気グループのメンバーもアル中で、入院までしていた。これも弁護する訳ではないが、感受性が鋭い者があれこれ批判され、いろんなしがらみの中で、苦しみ、耐えきれなくて、酒に頼ったのだろう。また、ドラッグや酒以外でも新興宗教に走るタレント。これもワイドショーで見ていると

「何でまた、あんな怪しい宗教に?」

と思うが、他に救いを求める先がなかったのだ。ワイドショーでは放送されなくても、業界ではそんな話はよく聞く。皆、鋭い感受性を持っているにも関わらず、厳しい芸能界にさらされ、戦い、神経を切り刻まれるような仕事をするのだ。だから、「いけない」と分かっていても、その種に助けを求めてしまう。だが、結局はドラッグやアルコール、新興宗教に走ることで芸能活動ができなくなり、自滅してしまうことが多い....。(続く)


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