SSブログ

俳優=心から血を流しながら戦う仕事② 芸能の仕事をすることが本当に幸せなのか? [映画業界物語]

42743401_2187333761340916_1923200421443141632_o.jpg

俳優=心から血を流しながら戦う仕事②
芸能の仕事をすることが本当に幸せなのか?

鋭い感受性が武器になるのが芸能界であり、映画の世界。表現の世界だ。それを持っていないと戦えない。知識や経験だけでは生き残れない。ところが、日本の社会では感受性を押さえつけ、麻痺させるようなことが横行。それを磨き、より感度を高くするということは現実社会で生きずらいということに繋がる。

もう一言いえば、そんな社会に染まってしまっているのに、俳優になりたい。歌手になりたい。という若い人たちが多い。固まった感性は簡単に子供頃のようにはならない。それどころか表現の仕事をしているのに、日本的な無神経さを実践してしまう子達も多い。見ていて辛いものがある。

ただ、鋭い感性を持っているが上に苦しむことになる人もいる。例えば、「ゴッドファーザー」等で知られる名優アルパ・チーノは演じた役から抜け出せなくなって、撮影終了後、何ヶ月も苦しむという。演技ではなく、役本人になってしまったのだ。「ダークナイト」のヒース・レジャーはあのジョーカーを演じたがばかりに、死に至ったと言われる(実際は麻薬が死因)あの演技を見て感じた。

「死んじゃうよ…」

全身全霊で挑んでしまう。そんなこともあり、ハリウッド俳優はドラッグに走ったりするのではないか? 感受性が強すぎていろんなことを感じてしまい苦しい。解放されたい。救われたい。そんなこともある。もちろん褒められたものではない。違法行為だ。

でも、そんな感性があるから素晴らしい演技ができる。逆にいうと、普通の日常を送れないような繊細な感受性がある人が真似のできない演技ができるということ。ただ、日常生活を送るのが困難。繊細過ぎて、すぐに傷つく。立ち直れない。今の時代は無神経な方が生きやすい。そんな人たちが自分の能力を発揮できるのが芸能界であり、映画の世界なのだ。そう考えると分かり易い。(続く)


61328389_2713611712046449_5637045108852391936_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。