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俳優との縁。大切だと思うこと。WSで出会った俳優たち? 参加者募集中! [映画業界物語]

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俳優との縁。大切だと思うこと。WSで出会った俳優たち?

プロデュサーという人種。キャスティングとなると、すぐに知名度の高い俳優や大手事務所の役者を入れたがる。もちろん主役は知名度が必要だ、大手事務所は宣伝等でバックアップしてくれる。意図は分かるが、そんな俳優ばかりでキャスティングするから、役のイメージとかけ離れた役者を呼ぶことにも繋がる。

ただ、Pたちの思いが分かる部分もある。ある程度知名度ある俳優はかなりの演技ができるし、経験値もある。トラブルを起こさないし、何でも器用にこなす。便利は便利。でも、お仕事的になりがちで「思い」がない人もいる。その手の俳優は便利で作品のクオリティを下げないが、上げることには繋がらない。

その意味で僕は日頃から俳優探しをしていた。太田組俳優部セピア(?)を考えていた。が、以前にも書いたように、親しくすると俳優たちに甘えが出る。「監督なら分かってくれる」と失敗しても許されると思うようになる。それで15年ほど前に止めた。が、無名でも、できる俳優は必要。そこで前回の「明日にかける橋」撮影前に7年ぶりのワークショップを開いた。

本当の目的は俳優探しだが、それは謳わずに開いた。3回ほど。毎回、20人ほどが集まる。皆、それなりの実力派だった。WSのいいところは時間をかけられること。通常のオーディションだと1人10分とか5人で30分ということが多い。じっくりと俳優の力量を見極めることができない。俳優にとっても5分で実力発揮はできない人もいる。その意味でWSは4時間でもできるので、両者にとって好都合だ。

前回のWSから3人を選んだ。皆、無名だが、事務所には所属しており、プロの仕事をしている。「明日にかける橋」ではかなり重要な役で出てもらった。演技力だけでなく、キャラも重要だからだ。3人とも大活躍。P的に知名度のある俳優からでは選べないタイプなので、僕も嬉しかった。

監督という奴は気にいると、また別の機会でも仕事を頼む。実力が分かっていれば安心だから。僕の場合はその俳優のキャラに合わせて次回作のシナリオを書いたりする。「明日にかける橋」では太田組レギュラーと言える栩野 幸知さん、冨田佳輔くん、草刈麻有さんらは当て書き。彼ら彼女らの魅力が生きる役にしてある。

ただ、前回は撮影直前のWSだったので、色々バタバタ。次は余裕あるときにしたい。例えばこの秋とか考えている。


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