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俳優業に必要な「感受性」とは何か?② 名優たちはシャイでナイーブ? [映画業界物語]

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俳優業に必要な「感受性」とは何か?② 名優たちはシャイでナイーブ?

芸能界で有名な人たち。シャイで恥ずかしがり屋の人が多いこと。よく言われる映画やテレビでは堂々としていても、インタビューをされると、言葉が出て来ない。相手の目を見て話せない。それも感受性が強い現れと考える。何百人もの観客のいる舞台で堂々と演じる俳優が、マスコミのインタビューにはうまく答えられなかったりする。

アメリカでもウッディ・アレン、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ダスティン・ホフマンという名優たちはインタビュー嫌いで、気難しいと有名だ。が、彼らもシャイで恥ずかしがり屋というのが本当の理由だと思える。その証拠に皆、演技派の名優だ。

日本の名優のエピソードをひとつ。現在は「相棒」で大活躍中の水谷豊さんはその昔70年代後半に「カリフォルニアコネクション」という歌が大ヒットした。が、当時の人気番組「ザ・ベストテン」への出演を頑なに拒否した。「撮影中」というのが理由。

それでも局側が粘り一度だけ、ロケ現場から中継で出演したことがある。そのときの水谷さんは(当時は「熱中時代」で大ブレイク。そのときは「刑事篇」だった)番組で演じる陽気な2枚目半キャラとは全く違う、シャイで、恥ずかしがり屋。超ナイーブな青年。司会の久米宏さんの質問にもうまく答えられない。

「えーーーー素顔はこんな人かあ!」

と当時学生だった僕も驚いた。今にして思えば、もの凄い鋭い感受性を持つ人だったということだろう。だからこそ、その後も活躍。現在は「相棒」で10年以上に渡り、主役を演じている。やはり名優と呼ばれる人、長く映画界で活躍する人の多くは感受性が鋭い人が多い。音楽界でも同じ。尾崎豊や小室哲哉のエピソードでも、それを感じるものが多い...。(つづく)


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