SSブログ

俳優業に必要な「感受性」とは何か?① 才能ではなく感受性が大事。しかし… [映画業界物語]

71164839_3049469441794006_139280648333426688_n.jpg


俳優業に必要な「感受性」とは何か?① 才能ではなく感受性が大事。しかし…

俳優だけではなく、クリエーター、表現者、アーティストは「才能」ではなく、まず「鋭い感受性」が必要だ。何度も何度も書いたが「才能」なんてものは存在しない。前回も詳しく書いたので次に行く。では、「感受性」とは何か? 美しいものを美しいと感じること。悲しいことを悲しいと感じることだ。

自分の悲しみを悲しいと感じることは簡単だが、他人の悲しみを自分のことのように悲しむ人がいる。話を聞いただけで涙してしまう。或は映画を観て号泣してしまう。世間ではそんな人を「涙もろい」とかいうが、鋭い感受性を持つ人なのだ。そんな人が表現の仕事。アーティストに向いている。

ただ、感受性が鋭いと大変だ。多くの人が「へーーそうなの?」で終わることでも、泣いたり、落ち込んだりしてしまう。逆に小さなことでも大喜びしたり..。世間では「子供っぽい」とか言われがち。

つまり、子供の頃は純粋で感受性が豊か。子供はすぐに泣いたり笑ったりする。でも、日本では感情を押さえることが大人なのだと考えり。また、教育はあれこれ想像せずに、与えれたことを確実に再現するだけの勉強が多い。

文学を読み、作品を堪能するとか、絵画を観て感動する。それを語り合うという教育はほとんどない。そのため感受性が固まって行き、大人になると、多くが無感動、無関心になりがち。感動的な映画を観ても涙が出ず、

「女、子供なら泣けるが大人の男性を泣かせるほどの作品ではない....」

そう偉そうに言う人がいるが、大人の男性こそが感受性が固まり、感じる力を失っていることに気付いていない。そう考えると、感受性が鋭いのは、子供、若い人。女性が多いことになる。つまり、それらの人たちは表現、アーティストという仕事に向いているともいえる。
(つづく)


69576335_2931281203612831_2698133420675956736_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。