明日にかける橋ー編集日記 ここまでの出来はなかなか!ただ、体調は悪い? [「明日」編集]
①2回目の脅迫電話
②板尾さん法多山の階段を登る
③女子高生探偵団、走る!
④怪しいバーのダンサー
⑤南海建設社員がんばる!
⑥大人みゆきVSおばさん軍団@石松寺
やはり日が暮れてからは調子が出る。が、本日は胃が痛く、体が弱っている感じ。寒気がするので風邪の引き始めか?いずれにしてもヤバい。さらに、真夜中になり本格的にやろうと思ったら、何と次のシーンは⑥みゆきVSおばさん軍団。ここは重い! もの凄い気力でかからねければはじき飛ばされる。
なのに、本日は体調不良。胃が痛い。熱っぽい。まだ0時前だというのに〜。手頃なところの粗編集をしようと残りを確認する。
⑥大人みゆきVSおばさん軍団
⑦里美先生の授業(リプライズ)
⑧大人みゆきVS山田先生
あーー全部、重いシーンだ。これは今日の体調で出来るか? とはいえ、もう11月だ。少しでも前に進みたい。なのに。これらのシーンは巨大な崖のように立ちはだかり、これを登るのは並大抵なことではない。感動シーンでもあり、映画のメッセージ場面でもあり、また、俳優たちが渾身の力で挑んだシーンだ。んーーー夜食を食べてから考えよう。
しかし、逆に考えると、粗編集がかなり進んだということ。一度、頭から見直してみるか? 仮の音楽をつけて。と思い。昼に途中から見てみた。ら、これがなかなか、「おーーーどうなるんだろう?」と自分で思ってしまった。涙あり、感動あり、ハラハラドキドキ。何よりも俳優たちがいい。
鈴木杏ちゃんは本当に見事なくらいに計算して演じている。ヘンな例だが、「あしたのジョー」のホセ・メンドーサみたい。無駄がない。完璧。細かな動き、まなざし、歩き方。全ての計算が見事。それに対して藤田朋子さんはカーロスリベラか? 陽気に楽しく演じているようでいて、もの凄くシャープなパンチを繰り出してくる。昨夜、編集したところも涙が出そうになった。
そう。その台詞こそ。この映画のメッセージのひとつであり。大切な部分。それを彼女は理解しており、見事に言葉にしている。コメディリリーフ的な役柄なのに、そこを外さずに台詞を発していた。まさにカーロス・リベラだ。(って「あしたのジョー」を読んでない人には分からないけど)その意味で宝田明さんは丹下団平? 山田先生はウルフ金串? いずれにしても皆、本当にいい役者だ。
そんな人たちと仕事をすると、本当に嬉しくなる。大手の映画と違い、キャスティングは全て僕が担当する。上から言われて決めたという俳優は1人もいない。こればかりはスポンサーでも地元でも、「***さんでお願いします」は受けられない。人気があるから、演技ができるから。だけで選んではいけないのだ。その役に相応しい俳優を真剣に選ぶ。それでも毎回、失敗した....という人が1人2人は出る。初めてでその俳優の心まで読み切れなかったとか、お仕事で演じる人とか。よく知る俳優でも甘えが出たとか。それでダメなことがあった。
が、今回はゼロ。全員、よかった。そんな俳優たちの演技を堪能しつつ、粗編した映像を見る。かなり行けるかも?「こんな面白い映画。なかなかないぜよ!」と思いつつ、行き詰まると「だめだーーー」「今回は泣けないかも・・」とか思ってしまう。真夜中の編集を続ける。肩こりがもう限界。明日は指圧に行きたい......
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