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明日にかける橋ー編集日記 インタビュー原稿が次々に上がって来る! [「明日」編集]

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編集作業が続く中、メール添付で原稿が届く。パンフレットに掲載される俳優インタビューの初稿である。僕が編集している間に映画ライターさんが俳優たちを訪ねてインタビュー。それを文字起こししたものを送ってくれる。

監督というのは映画自体に責任があるだけではなく、宣伝、ポスター作り、パンフレット制作にも責任がある。各担当者がそれぞれに行動しては映画のイメージがバラバラになるし、映画全体を一番把握しているのは監督。だから、全てを確認せねばならない。映画で描いていないテーマを宣伝でアピールしてはいけないし、事実でないことを告知しないためだ。

例えばインタビュー原稿でも、俳優が語った事実を確認する。俳優がロケ地の場所を勘違いして話したり、そのシーンでは共演していない人のことを語ったりすることがある。現場は戦場。俳優も記憶が曖昧になることがある。その辺を指摘。文章を直してもらう。また、時間軸もある。その出来事はクランクイン前で、撮影中の出来事ではないーという間違い。ロケ場所の固有名詞を取り違える。いろんなミスや勘違いがある。それらも直す。

というのも撮影現場の地名、関係者、撮影での出来事、これらを全て把握しているのは、やはり監督だけなのだ。俳優はロケした店の名前まで覚えていないし、スタッフだって誰が市民俳優か?まで完全に把握はしていない。演出部はその辺の理解はあるが、彼らはすでに別の仕事でがんばっている。結局、監督が確認、指摘、修正するしかない。

さて、そのインタビューだが、すでに宝田明さん他、数名の原稿が届いている。どれもかなり興味深い。というのも監督業をしていても、撮影現場は修羅場。余裕がない。俳優たちがどんな思いで撮影に挑んだのか? 演じるにどのようにアプローチしたか?は分からない。その辺をインタビューを通して知ると「なるほどなー」とか「へーーそうだったんだ〜」ということがあり、とても興味深い。

また、俳優たちのロケ地の印象。地元委員会の皆さんへの思いも語られている。そう言えば先日、藤田朋子さんを楽屋に訪ねたときに、ちょうど映画ライターさんが来て「これからインタビューです」と言われ、まずいときに来た。僕がいてはライターさんも藤田さんも話がしにくいだろう。監督の笑い話や失敗談も遠慮なく話してもらわねばならない。で、早々に退散。あとで聞くと、藤田さんからはかなり面白い話が聞けたとのこと。原稿が楽しみだ。


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