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明日にかける橋ー編集日記 声を出さねばならない日? [「明日」編集]

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編集開始より、人とは会わず、編集の霊(?)が降りて来やすいように、編集室に1人籠って、電話を止め、メールもなるべく見ないようにして集中して作業を続けて来た。飯で外に出るときも、ハンバーガー屋とかで、会話を交わさなくてもいい店にする。その成果が上がり、霊が降りて来たようで、このところ朝から深夜まで仕事。こうして3週間が過ぎた。

しかし、しかし、ついに人と会わねばならないときが来た。本当にはこのまま「引きこもり」作業を続けたいのだが、そうもいかない。パンフレット制作の会議にでなければならないのだ。そう12月下旬の地元完成披露上映会で発売する「明日にかける橋」パンフ。そのデザインについての打ち合わせだ。

すでに方向性が決まり、俳優のインタビューを6人分。あと、いろんな記事を掲載するのだが、次に打ち合わせるのはスチール写真のこと。10月前半に僕が数千枚から苦労して選んだスチール写真。その事務所チェックが終わり戻って来たという。それを見ながら、どの写真をどのページに使うか? そして、メインのビジュアル(映画を象徴するもの)をどうするか?を決めねばならないのだ。

編集中だからあとで!という訳には行かない。12月下旬に間に合わせるには、もうこの数日で決めないと間に合わないのだ。そしてメインビジュアルに関しては作品を象徴するものだし、業界的にも監督の希望が重用視される。また、パンフ中味に関しても、記事にしても、写真にしても、全てを把握し判断できるのは監督だけだからだ。

例えばスチールを見てもそれが撮影風景なのか?映画の一場面なのか?判断できない。俳優が笑顔でカメラに向かってピースしても、そんな場面があるのか?それともスナップか?が普通の人には判断できない。さらに、映り込んだ人が俳優かスタッフか? はたまた実行委員か? そして地元のロケ地。それがどこなのか?を判断できるのは監督だけなのだ。

カメラマンや製作部なら分かるかもしれないが、すでに彼らは別の仕事をしている。太田組で引き続き仕事をしているのは、プロデュサーだけ。彼もまた全てのロケ地を把握。市民俳優まで判別することはできない。

昔、参加した映画のパンフではその辺をAP(アシスタント・プロデュサー)が勝手に進めて、地元のお寺の名前を間違ったり、ロケしていない町の写真を別の町として紹介したりして大変だった。それは町の人たちにも失礼。現場にいなかったスタッフが写真を選んではいけない。

そんなことでパンフ会議に出なければならない。ということは声を出し会話をせねばならない。けど、そんなことしたら編集の霊が離れて行き、また何日も作業ができなくなるかもしれない。どーする? やばい! あーー。(つづく)


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