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【明日にかける橋ースタッフィングとは何か?】 [映画業界物語]

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【明日にかける橋ースタッフィング! シナリオを送付】

キャスト集めのことをキャスティング。スタッフ集めをスタッフィングという。キャストも大事だが、スタッフも重要だ。カメラが回されば誰でもいい!ということではない。ピンぼけを出さないのは当然、技術だけでなくセンスが大事。撮影部と照明部は相性が大事。それぞれが別の主張をすると現場で大混乱になる。

演出部は全体の仕切りをするパート。監督にとって一番の味方となる立場(でも、一番の敵になることも!)僕のやり方を理解してくれる、ふところの広い存在でないと、揉める(僕と)制作部は皆が気持ちよく仕事が出来る環境を作る大切なパート。美術部は映画内の世界観を作ってくれる。あと様々なパートがある。

太田組では常連メンバーがいる。皆、本当に凄い連中で、業界の第1線で活躍している。毎回、僕の映画はは低予算だが、声をかけると喜んで来てくれる。僕の作品が毎回、評価されるのは彼ら彼女らのお陰だ。ただ、売れっ子なので、同じ時期に彼らのスケジュールが合うとは限らない。Aさんは夏OK。でも、Bさんは夏NGで、秋OKーとなると困る。

もし、常連のAさんが参加できなくなり、初めてのスタッフが来ると、いろいろ揉める。僕のやり方が理解できない。あれこれ古い価値観を振り回す。例え、いい奴でも慣れるまでに時間がかかる。太田組のやり方は独特だ。頻繁にトラブルが起こると作品クオリティが下がる。この辺は本当に難しい。

或はスタッフから「太田組でやりたいですけど、すでに依頼が....」といわれることがある。僕も辛い。が、彼らも辛い。本当に悔しいが、これは誰が悪い訳ではない。1年前から依頼はなかできない。そして気が合うスタッフはなかなかいない。気が合わないといい作品はできない。映画作りはむずかしい。そんな感じで、今回もどうにかスタッフは決まりつつある。残るはあと数人。ま、その数人がむずかしいのだが、、、

本来は会ってシナリオを渡すのだが、ギリギリまで別の仕事がある人もいるので、そのときは送付する。本日も4冊郵送。皆、夏の撮影を控え、すでに準備をスタート、町を知り、好きなるところが始めてくれている。夏期間に他の仕事を入れないようにして、僕が出した宿題DVDを見ている。メンバーは30人近い。この全員の生活と運命を監督は1ヶ月間。背負うことになる。


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