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映画監督という仕事は「X men」のプロフェッサーXと同じ? [映画業界物語]

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映画監督という仕事は「X men」のプロフェッサーXと同じ?

「Xmen」の話でいうと、ミュータントが俳優なら、映画監督というのはプロフェッサーXだろう。「スターレック」シリーズのピカード艦長が演じたあの役。ミュータントの能力を探し、伸ばし、守り、それを生かす立場にいる、あの人だ。

そんなプロフェッサーの能力は、目からレーザー光線も出ず、爪が伸びて大木を切り裂いたり、空を飛んだりする者ではない。人の心を見抜き把握するもの。まさに監督業だ。映画監督というと撮影現場で怒鳴っている怖い人というイメージがまだまだ強く(それは黒澤明監督の印象です)演技指導をする仕事を思われがちだが、そうではない。

芝居をしたことのない監督が演技指導できる訳がない。指導ではなく、自分のイメージを伝える仕事。もちろん、それだけではない。他の監督はよく知らないが、僕の場合は演技以前に、その俳優は何を思い、何を考え、何を求めているか? を考え把握することが大事と考える。有名になりたい人なのか? 大金を稼ぎたいのか? 何のために俳優を続けているのか?

できる俳優の多くはそれらが目的ではない。パーソナルな目的があり、本当の自分探しを無意識にしていることが多い。自分とは違う役をすることで自分の存在を確認する。そのことで自分を知る。そんな俳優さんがどんな役を演じることで、その助けになるか? そこがキャスティングで大切な点だ。そこにハマれば素晴らしい芝居を見せてくれる。

それを把握し、見抜くことがプロフェッサーXである監督の仕事。演技の指導ではなく、心を見抜く仕事だと思っている。


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