SSブログ

夢が見つからない若者たち。そんな時代なのか? [映画業界物語]

E38381E383A3E382A4E3838BE383BCE382BAE382B7E382A2E382BFE383BC-dbac5-52250.JPG

夢が見つからない若者たち。そんな時代なのか?

「夢を諦めてはいけない。例え夢を掴めなくても、その経験は必ず生きる」

というようなことを僕は良く言う。ところが、高校時代に「夢を追いかけたい」というと、同級生たちによく笑われた。

「何、子供みたいなこと。言ってんだ? 夢は所詮、夢なんだよ」

つまり、将来、小説家になりたい、漫画家になりたい、歌手になりたい、俳優になりたい、映画監督になりたい、なんていうと、「なれる訳がない。お前、才能あるのか?」と思われたのだ。同級生たちは16〜17歳にしてすでに、こんな風に思っていたのだ。

「夢を追うのは世間知らずの子供。現実は大学に行き、就職をして、サラリーマンになること」

それが現実を見るということ。まあ、今考えると完全に国による洗脳教育が行き届いていたことを感じる。戦前に子供たちが「大人になったら兵隊さんになり、お国のために戦う」と思っていたのと同じ構図なのだ。しかし、不況が続き、会社員になることさえもが夢を追いかけることになってきた。契約社員が「私の夢は正社員になること!」というCMが流れる時代になった。

その意味で「どうせ、厳しい世の中なら、本当に好きなことをしよう」という風潮が出てきた。先に紹介した言葉「夢を諦めてはいけない。例え夢を掴めなくても、その経験は必ず生きる」を若い人にいうと、真面目に頷かれることが多い。僕の高校時代とはもう違う。ただ、別の問題が出てきた。そんなことをブログ等に書くと、こんなコメントが来るようになった。

「その夢が見つからないんだよ! 何が諦めるなだ」

これは考えもしなかった。子供の頃ならパイロット、おまわりさん、科学者、と皆、将来の職業を夢見た。その後も、皆、口には出さなくても作家、新聞記者、高校代理店、コピーライター、ロックバンドと憧れがあった。が、今時の若者はそれもないということか? 長くなったので別の機会に考える。


69576335_2931281203612831_2698133420675956736_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。