スピルバーグからの大きなチャンスを待ってはいけない。俳優は小さなチャンスを繋げ大きな成功を掴む?② コッポラ監督の場合 [映画業界物語]
スピルバーグからの大きなチャンスを待ってはいけない。俳優業は小さなチャンスを繋げること②
「ゴッドファーザー」のフランシス・コッポラ監督。彼のスタートはシナリオライター。あるときプロデュサーに「君、第二次世界大戦について詳しいか?」と訊かれこう答えた。
「専門家ですよ!」
で、ある映画のシナリオを頼まれた。彼は帰り道に本屋に寄り、第二次大戦の専門書を買って帰ったそうだ。実は専門家でも何でもなく、そこから勉強を始めたのだ。
その仕事が「パリは燃えているか」。その後、コッポラに別のオファーが来る。先の映画を観て第二次大戦の専門家だと思い頼んでの依頼。それが「パットン大戦車軍団」その映画でコッポラはアカデミー脚本賞を受賞する。
そんなふうにチャンスがチャンスを呼ぶ。小さなチャンスが大きなチャンスに繋がる。だが、チャンスのあり方を知らない俳優の卵はこう考えた....。
(つづく)
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