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俳優に大切な出会いは2つある。「役」と「監督」それが運命を決める? [映画業界物語]

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俳優に大切な出会いは2つある。「役」と「監督」それが運命を決める?

俳優たちを見ていて思うことがある。なかなかの実力派でも、すぐにブレイク出来る訳ではない。そこには2つの出会いが必要だ。一つは「役」。例えば武田鉄矢さんはやはり金八先生。あの役と出会わなければ、彼は海援隊時代の面白いおじさんと言うキャラの役しか依頼が来なかったかもしれない。渥美清さんは寅さん。ある大監督は言う。

「渥美くんはあの映画をやらなければ、もっといろんな役を演じる、素晴らしい俳優になったはずだよ」

どちらが幸せだったか?と思うが、寅さんで彼は国民的俳優となった。「役」と共に俳優に大事な出会い。それは監督だ。先の2人でいうと、山田洋次監督。武田鉄矢さんは彼との出会いで役者人生がスタートする。「幸せの黄色いハンカチ」だ。「金八先生」も大きいが、山田監督が彼を選ばなければ、俳優業さえスタートしてなかったかもしれない。

渥美清さんはすでに俳優だったが、山田監督との出会いが「寅さん」に繋がる。三船敏郎も黒澤明と出会わなければ、世界のミフネにはならなかっただろう。ハリウッドでも同じ。若き日のハリソンフォードは役者で食えなくて、大工をしていた。そんな時に受けたオーディション、それなりの役をもらう。それが「アメリカングラフィティ」のスピード狂の兄ちゃん。監督はジョージルーカスだ。

ルーカスは次回作で再び彼を選ぶ。今度は宇宙を飛び回るパイロット。そうハンソロ船長。「スターウォーズ」だ。それがあったのでルーカスが製作総指揮をした「インディ・ジョーンズ」に繋がり、彼は世界的なスターとなる。俳優は実力だけではない。出会い。役との出会い。監督との出会い。それが俳優の人生を決めていく。

それは監督にとっても同じ。スコッセッシはデニーロがいたからこそ「タクシードライバー」や「レイジングブル」が撮れた。逆にデニーロにとってもスコッセッシがいたから、大スターになったとも言える。だから、僕もそんな俳優たちとの出会いを求めて、来月ワークショップする。


詳しくはこちらを=>https://cinematic-arts.blog.ss-blog.jp/2019-10-23-5



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