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39年ぶりに映画館で見た「さらば青春の光」 18歳で見た衝撃の青春映画。当時をリアルに思い出した。 [映画業界物語]

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39年ぶりに映画館で見た「さらば青春の光」 
18歳で見た衝撃の青春映画。当時をリアルに思い出した。

60年代にビートルズ、ストーンズと並び大人気のロックバンドだったThe Whoのアルバム「四重人格」。それを原作に映画化したもの。1979年製作。日本は1980年公開。1960年代モッズ族とロッカーズの抗争を背景にした青春物語。

スーツに米軍放出アーミーコート(少し前で言えば「踊る大捜査線」の織田裕二が着ていた緑のコートと同じタイプ)。イタリア製のスクーター・ベスパに乗るのがモッズ族。

対してロッカーズは皮ジャンにオートバイ。日本の暴走族のような感じ。まるでドキュメンタリーを見るようなリアルなイギリスの貧しい若者たちの生活が綴られる。恋、喧嘩、疎外感、やり切れなさ、親との軋轢、ドラッグ、パーティ、

僕は高校の卒業式が終わった翌日に見た。18歳。今から39年前だ。大阪の戎橋劇場で2本立て。物凄い衝撃を受けた。映画を超えていた。見終わって呆然とした。翌日、もう一度、見に行った。当時、同じ映画を2度3度見ることはあったが、翌日にもう一度見たのは後にも先にも、この映画だけだ。

その後、横浜に行き。映画学校に通いだす。その最初の月に銀座の名画座で「さらば青春の光」が上映。また見に行った。今はシネスイッチになった映画館が1980年は名画座だった。横浜時代は4畳半のアパート。トイレ共同、風呂なし。そこで映画の原作となったアルバム「四重人格」を繰り返し聴いた。2枚組なので全部聴くのに2時間ほどかかる。何度も朝まで聴き続けた。

横須賀のドブ板通りに出かけてモッズ族と同じコートを買った。ベスパは高かったので日本製のスクーターに乗って横浜の街を1人で走った。当時18歳の僕をそれほどまでに引きつけたものはなんだったか? DVDが発売されたのはかなり遅く、1990年代になってから。

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だが、なぜか怖くて見れなかった。買って10年以上が経つが未だに見ていない。それが映画館でリバイバル。極音上映される立川まで行った。

39年振り。青春との再会。その日は1日中。現実に帰って来れなかった。主人公ジミーがベスパで駆け抜けたブライトンの街。ドーバー海峡に広げた自身の18歳の地図から戻って来れなくなった。続きはまたいずれ...。


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