SSブログ

春夏秋冬の映像は作品を数段押し上げるのに、企業映画では撮影ができない理由?(下) [映画業界物語]

70393717_2975302395877378_6399382184481783808_n.jpg


春夏秋冬の映像は作品を数段押し上げるのに、企業映画では撮影ができない理由?(下)

しかし、太田組ではそれが可能。カメラマンと2人でいつも車で移動。季節の撮影をする(これに関してはカメラマンに感謝。この手法を理解してくれるカメラマンは少ない)。

映画会社だと多くののスタッフが行くので大変だが、こちらは2人。そんなふうにすれば安く済むのに、企業の場合はそれができない。なぜか?監督がこういう。

「制作部や演出部がいないと撮影が大変! ホテルの支払いまで俺がやるのか!」

と嫌がる。カメラマンも

「助手が必要!」

と言い出す。結局10人近いの編成になり、交通費、食費、宿泊費、ギャラを計算すると数百万になる。そこまでしないと美しい四季を撮影できないのが企業映画。

でも、ちょっとした努力。例えば監督が制作部と演出部とPを兼ねて、ホテルや食事の支払いもして、カメラマンが助手なしで撮影してくれれば2人で動ける。宿泊も交通費も2人分で済む。四季を安上がりに撮ることもできる。

低予算でも四季の映像が流れるクオリティの高い映画ができる。監督があれこれワガママを言わず、スタッフも何だかんだ要求しなければ僅かな費用で、素晴らしい四季が撮影できるのだ。お付きのスタッフなんて本来必要ない。監督が自分で雑用もこなせばいい。こうして毎回、実質的には1億円の企業映画に負けない作品を作っている!


69576335_2931281203612831_2698133420675956736_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。