夢を掴むために大切なこと?② 勘違いしたまま芸能界、映画界へ? [映画業界物語]
夢を掴むために大切なこととは?②勘違いしたまま芸能界、映画界へ?
ドラマを見ていて、こんなことを感じたことはないか?
「この女優本当に大根ね〜。私の方がいい芝居できるわあ」
「この映画つまらないなあ。俺が監督した方がまだいいよ〜」
と思ったことはないだろうか? 芝居をしたこともないのに、監督をしたこともないのに、自分がやればもっと上手くできる!そんな勘違いをすることがある。一般の人でもよくある。プロ野球をテレビで見ていて
「何でその球が打てない!ど真ん中だろう?」
怒鳴るおじさんがよくいる。ボクシングの試合中継を見ていて
「右右、右だよ。回り込んで左、あーーダメだなあ〜」
映像で見ているのと、バッターボックスやリングに上がるのでは全然違う。テレビモニターをお茶の間で見ているようにはいかない。なのに「ダメだなあ」とか思ってしまう。
これと同じ心理。テレビや映画で見ていると、粗を見つけやすい。それは問題点を見つけただけなのに、なぜか人は、それに気づいた自分は同じ失敗をしない。もっとうまくできると勘違いすることが多い。
東京ドームのバッターボックスに立っただけで、文句を言っていたおじさんは足が震えるだろうし、映画の撮影現場に立てば、どれだけ大変か?を「俺の方がマシ」という映画ファンは痛感する。が、それが想像できない。私の方ができる。俺の方がうまい。と勘違いする人が多い。
ただ、多くの人はそういいながら俳優や監督を目指さないので問題は起こらないが、勘違いしたまま芸能界、映画界に飛び込んでから、その厳しい世界に気づくのである。(続く)
コメント 0