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混迷の時代を生き残るために。情報と考える力の関係=もうダマされないぞ!と言える時代が来た? [my opinion]

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【混迷の時代を生き残るために。情報と考える力の関係=もうダマされないぞ!と言える時代が来た?】
先にも記事にしたが、「正しい情報」と「考える力」がこれからの時代のキーワードだと思えている。俳優になるにも、映画を作るにも、子供の教育も、政治も、テレビも、みんなこの2つが決定打となる。

まず、情報。少し前の日本。どの新聞を見ても、どの報道番組を見てもほとんど同じだった。そこに80年代後半「ニュースステーション」という画期的な番組がスタート。テレビ報道を変えた。分かりやすいニュースがモットー。いち時代を築いた。

が、2010年代に入り、特に第二次安倍政権から報道はフェイクニュースの時代なった。政府に都合のいい情報を流し、都合の悪いものは流れない。脚色。誇張。言い換え。真実が伝わって来ない。これで正しい情報が得られない。

原発問題がまさにそれだった。電力会社があれほどの力を持ち、原価総括方式というとんでもないやり方で電気代を徴収して大儲け、いち地区に1つの電力会社しかないのに、巨額の宣伝費を使っていたこと。全然知らなかった。その間に日本には危険な原発が52機も作られてしまったのだ。

もうひとつ問題がある。日本の教育だ。これは何度も書いたのでストレートにいうが、「考える力」を育てる教育が行なわれて来なかった。覚える。記憶する。論理的に考えるという与えられたことを正確にするための力を育てるものだった。だから、考える力が育たない。自分の意見を持たない日本人と言われる所以だ。

正しい情報がなく、考える力がない国民。これではアリと同じ。支配者には都合いいが、国民はどんなに酷い目に遭っても、無駄なことをさせられても気付かない。それでもバブル崩壊まではそれでよかった。戦後の焼け野原から経済大国になった。が、時代が変わった。世界に誇る電化製品を作っていたメーカーは韓国に抜かれ、失業者が増え、給料は上がらず、仕事がない。

しかし、地方のオヤジは昔ながらの公共事業をしてほしい。政府から補助金がほしい。と、自分で考えずに古い発想を振り回すばかり。まあ、考える力がない上に、正しい情報がないのだから、それしか思いつかないのだ。

そこで思い出すのはネット。その普及により、これまでに知り得なかった情報まで知ることができるようになった。昨日も読売新聞社主の渡辺恒男が死去の情報が流れた。が、テレビ、新聞では未だに報じていない。政局にも影響を持つ大物なので、事実を隠し、何かが行なわれているのだろう。どの組織でも巨大な権力を持つカリスマが死ねば大変なことになるので、隠すことが多い。(あの団体もね!)

でも、この情報も本当か?どうか?分からない。ネットではデマ、作り話、ウソ、勘違いの情報もゴマンと流れている。といってネットは信用できないか?というと、マスコミが躊躇して報じることのできない情報が流れたりする。

その状況、決して悪いものではない。昔はNHKが報じれば事実と思った。でも、今は政権の大本営発表。野次られる首相のスピーチ、ヤジを消して放送したりする局だ。集団的自衛権が論議されているときは、強行採決されるまで解説番組はなかった。そんな局の報道を信じることはできない。

なのに、これまでは多くがNHKは信頼できる。と思っていた。考える力がなくても、報じられることは事実と思えばよかった。それがネットによって、あれこれ情報が増えると、誰だって「どれが本当だろう?」と考える。そこから考える力が育ってくるのではないか? ただ残念ながら、

「ネットなんて信じられない。やっぱりNHKだ!」

という人もいるだろう。それはもう過去に生きてもらうとして、今ネットを使える人は嫌が上でも考えることを強要される。ただ、心配なのは、同じ発想の人ばかりが集ってしまうこと。TwitterでもFacebookも趣味志向が同じ人が集る。

原発反対なら反対。推進なら推進。安倍内閣批判なら批判。僕のまわりはそのタイプばかりだが、あるときネットで調べていると、安倍支持という人も結構いて、そんな人の「友達」や「フォロワー」は皆、安倍支持。そのグループにいると、

「安倍総理。頑張れ。安倍総理、がんばれ!」

というのが当然という空気なのだ。だとしても、支持しない人。推進しない人がいることも、ネットではいずれ分かる。そうなれば考えることができる。安倍支持の人のツイートを見ると、地方の人で、お年寄り、NHKしか見ない人とか。あーなるほど、と分かってくる。

いろんな背景はあるが、考える機会が増える。その内に、いろんなことが見えて来て、正しい情報が見えて来る。もちろん、本当に正しいのがどれか?は分からない。先日書いた「トランプの背景」に関しても、

「でも、本当かどうか?分からないね」

とコメントする人もいた。けど、それで終わってはいけない。「分からないね」で考えるのを止める人が多いが、どの仮定がいちばん真実に近いか?を考えることはできる。なのに、

「いち市民には真相究明はできないから」

とそれで終わるからダメなのだ。いろんな情報と照らし合わせ。その情報はどこから来た情報で、誰が発信したもので、その人に事実を知りうる背景があるのか?精査する。

「その人の情報はこれまでも正しかったか? デマを振りまく人ではないか?」

それを自身の目で確かめること。みんながデマ野郎と呼んでいるといっても、自分の目で発言を確かめる。顔が怖いから、うさん臭いから、そんなことで決めてはいけない。うやって名探偵のように考えていけば、ネット情報だけでも、かなり真相に近づけるはずだ。

僕の場合はさらに専門家に聞く。情報通に聞く。関係者に聞くということをするが、それは仕事がら、いろんな人との付き合いがあるからできることで、普通はできないかもしれない。が、ネットだけでも、正しい情報に近づける。僕がいつも気をつけるのは、ミステリー小説の推理と同じで、

「そのことで、誰が得をするか?」

を考えること。一番得をする人が、会社が、国が、企んだことである場合が多い。その情報がフェイクなら、そのことで誰が得をするか? 誰が隠そうとするか? 隠す理由は何か? そうやって答えが見えて来る。それが出来る時代になったと思える。情報があれば「考える力」が育つ。考える力があれば、情報を読み解ける。時代はいい方向に向かっていると思える


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