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明日にかける橋ー編集日記 ラーメン食べてウルトラCを思いつく? [「明日」編集]

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昨夜、シークエンス27「交通事故」を編集。これで全50シークエンスの半分を超えた。シナリオ的にも120ページ中。60ページを超える部分を編集中なので、折り返し地点を超えたことになる。

昨夜のハイライトはやはり宝田明さんの場面。彼でしか話せない長台詞。名優の言葉は重い。そして、その台詞こそが、この映画のテーマを支える大事なものだ。本日は「実験室」場面(写真下)から作業をスタート。ここは藤田朋子さんが出演。前回の「向日葵の丘」のシリアスな役柄とは違い、しっかり笑わせてくれる。

そのあとに来るのが再び板尾創路さんの場面。お寺の前で主人公のみゆきと、ついに対面する。ここは粗編集でも涙なしで見れなかった。そのあとはいよいよ女子高生探偵団(?)のシーンだ。ここはいわゆるモッブシーン(?)編集が大変。このあたりからクライマックスに突入。編集もむずかしくなる。

2人の会話なら、それぞれのアップを交互に見せる編集でいいが、同じ画面に50人もいると、誰をどう見せるか?とてもむずかしい。そんな場面がこのあと、いくつも出て来る。ああ、そうだ。昨夜、苦戦した場面の話もしよう。

あるシーン。またまた板尾さんのシーンだが凄く感動的。それは本当にいいことなんだけど、感動的過ぎて次のシーンに進んでも、たぶん観客はその感動が続いて、次のシーンに入り込めないと思える。そんなことなかなかないのだけど。どうすればいいか? できれば次に無難なドラマのないシーンが来てくれるといいのだが、シナリオはそうではない。

ここが難しい。つまり、シナリオでは観客にAについて考えさせる意図。ところが俳優の芝居が良過ぎて、Bという「思い」を観客は強く受け止める。次のシーンはAについて。でも、観客はBが気になる。ということなのだ。夜中にそれで行き詰まり、考えた。気分を変えようと、夜食を近所の中華料理で食べることにする。このところランチ以外は部屋で食べる(片手で食べるもの!)だが、気分を変える。

誰も歩いていない夜道。1人歩道を歩きながら、あれこれシュミレーションしてみる。チンジャオロースー・ラーメンを食べる。そして帰り道。「それなら行ける!」というウルトラCを思いつく。普通なら別のシーンを撮り足さないと成り立たない問題だが、今回の物語なら行ける。タイムスリップものなら行ける。

とあまり詳しくは書けないが、編集室に戻り作業。何とか行けそうだ。と思っても時間を置いて見直すと「やっぱダメか?」ということある。それは本日確認。では、土曜日ではない「実験室」から今日の作業をスタートする。


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