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明日にかける橋ー編集日記 パンフレット用の原稿次々に届く! [「明日」編集]

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僕が静岡市で講演会をしている日にも、メールが届く。「明日にかける橋」パンフレットに掲載される俳優インタビューの原稿だ。今回は藤田朋子さん。先日、明治座の楽屋をお訪ねしたとき、直後にライターさんが来て「これからインタビューです」と言っていたあれだ。

僕がいると悪い話をし辛いから帰るね!というと、「悪いことなんて撮影中何もなかったよ〜」と藤田さんは笑っていた。その原稿が上がって来たので、早々に読ませてもらった。

これが僕的には感動だった。監督と俳優は現場で徹底して議論するーて思っている方が多いと思うが、驚くくらいに話する余裕はない。撮影。撮影。撮影。撮影。でスケジュールをこなしていかないと撮り残しが出て大変なことになる。製作費は超過。撮影日数は延びてしまう。

それとは別に、太田組ではあれこれ俳優に指示を出さない。映画監督というと一般の人は「違うだろー!」と怒鳴っている姿をイメージしがちだが、今それをするのは女性議員の先生であり、昔のような武闘派の監督は少ない(いるにはいます。怒鳴る人は)でも、僕はそんなやり方は違うと思うし、俳優の思いを大切にしたいので、あれこれ言わない。

俳優がやりたいようにやってもらう。もちろん、あまりにキャラクターと違う演技をすれば止めるが、ほとんどの俳優はあれこれ言わなくても、シナリオを読んだ段階で役を理解し、間違いのない表現をしてくれる。そこに自分なりの味付けをしてくるのだ。と。前置きが長くなったが、そんな訳で俳優が何を考え、その演技をしたか?を現場では僕も分からない。

インタビュー原稿を読むと、その辺を俳優たちが詳しく語ってくれていて、とても興味深い。あの涙の名演技はそういう意図か! あの芝居はそんな思いがダブっていたのね? と、もの凄く納得する。それだけでなく、「えーーーそこまで見抜いていたのーーー」という驚きもある。俳優たちは鋭い。

特に藤田さんとは3本目の映画。太田組の常連となりつつある彼女ならでは指摘はとても印象的。映画を見てパンフレットを読んだなら、きっと多くの観客は「なるほどー」と納得するだろう。んーーー出来上がりが楽しみ。写真は前作「向日葵の丘」のパンフレット、藤田朋子さんのインタビューページ。このときの記事もよかったなあ。


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