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明日にかける橋ー編集日記 映画作りはブラック企業と同じ? [「明日」編集]

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今日から11月だ。作業開始からもう少しで1ヶ月。やはり編集というのは時間がかかる。2時間弱の作品。毎日作業しても1ヶ月では終わらない。

もう1つには編集作業にもやらなければ成らない仕事があること。現場費の清算、ギャラの振込、クレーム処理、スチール写真選び、パンフレット制作、領収書の整理、原稿確認等もやっているので、時間が取られる。

すでに撮影時のスタッフのほとんどは別の仕事に着いており、残っているのはアソシエイト・プロデュサーと僕だけ。その2人でポスト・プロダクション(撮影以後の映画制作)を行なわねばならないのだ。

が、これも2人でやるからこそ低予算映画が可能になる。通常ならアシスタント・プロデュサー。制作プロダクションのスタッフ、編集マン等もいて仕事をサポートしてくれる。当然、その人たちの人件費が派生。仕事は何ヶ月も続く。費用がどんどん嵩み、製作費が百万単位で上昇する。

通常の映画はポスト・プロダクションだけでなく、プリ・プロダクション(撮影前の制作作業)そして撮影時にも多くのスタッフが参加。こうして企業では映画制作に最低でも1億円!が必要となる。

映画制作費用の3分の2は人件費。予算を低く抑えるにはスタッフのギャラを安くすること。そして1人が3倍4倍働くことが必要。まあ、ブラック企業と発想は同じ。残業も、日曜出勤もいとわず、過労死するまで(?)働くことなのだ。

ただ、ブラック企業と違うのは儲けるためではなく、素晴らしい作品を作るため。感動を伝えるため。そしてロケ地であり、地元の皆さんの応援があり、多くの人が完成を楽しみにしてくれている。だから、ギャラが安くても、1人で3人4人分の仕事をしても、がんばってしまうのだ。

編集は11月末日までに終わらせて、12月からは音楽制作、映像処理、効果音入れ等の作業に入り、中旬には完成できるようにしたい。



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