明日にかける橋ー編集日記(10日目) 作業の進行を説明。 [「明日」編集]
作業が続いている。昨日は家族の夕飯シーン(一昨日の続き)からスタート。みゆきの家出準備。父の外出。弟のコロッケ。バス停。父の帰宅。酒屋のオヤジとみゆき。朝の家族。通学路の事件の途中までを粗編集。次第に1日の作業量が増えて行く。これは調子が出て来たからだ。
といっても、それぞれのシーンの編集が終わった訳ではない。あくまでも粗編集。作業をもう一度説明する。
①NG抜きー同じショットで何度も撮影しているのでOK分を残してあとを抜いて行く。
②粗編集ー同じ芝居もいろんなショットで撮影されているので、その中からベストのもの。そして物語展開に相応しいものを選び切り出してタイムラインに並べる。このときは長さや音は大まか、流れを見るためのもの
③詰編集ー各カットを短くしてダブりや無駄な間を詰める。逆に撮影時以上に会話の間を取ることもある。音の処理もして台詞がダブって入っている部分も修正する。
④特殊映像効果ーテレビで放送されている番組映像をはめ込む。看板を書き込む。花火を夜空に合成するなどの特殊な処理をする。
⑤カラコレー各カットの明るさ色合いを揃える。全体のトーンを考えて、色彩も調整。
こうして作業は終了。次に音、音楽を制作。加えて行くのだが、それはまだまだ先。現在は②粗編集。これが一番時間がかかり大変。誰かに手伝ってもらえるものではなく、1人切りの作業。シナリオと同じで、2人で文章を同時に書くことはできない。編集も機械に向かって1人で作業する。
作業というと機械を組み立てたりする印象があるが、むしろ文章を書く、絵を描くという行為に近い。技術よりセンスや創造性が大事。すでに撮影済みの映像ではあるが、編集により全く別ものになるからだ。
2017-10-15 11:02
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