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明日にかける橋ー編集日記(8日目) 作業どんどん進む! [「明日」編集]

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ついに編集の霊が降りて来たのか? 作業が進んでいる。主人公みゆきがあることで両親に問いつめられるシーンまで来た。とストーリーを書くと「青春もの」か?「家族ドラマ」か?と思えるだろう。が、この先予想外の展開を迎えるので詳しくは書かない。

このシーンは両親を演じる板尾創路さんと田中美里さんが好演。とてもいい。そして娘みゆき役の新人女優が本当に素晴らしい。思い出すのは、僕の映画に出演した新人の多くは、その後大ブレイクすること。

前回の芳根京子もNHKの朝ドラのヒロインに抜擢。今は人気の若手俳優。それどころかオーディションで最終審査まで残して「んーーいいんだけどなあ」とキャラが合わずに採用しなかった若手たちも、実はその後に大ブレイクしていて、「朝ドラ」や「大河」に出演している。

これは自慢ではなく、素晴らしい素質を持つ子は輝いており、見れば誰でも分かる。前回の芳根もそうだった。そんな彼女に負けない素敵な新人が今回も出演する。16歳。映画、ドラマ、芸能活動全て入れて今回が全く初めての仕事という。そんな期待の新人が主人公のみゆきを演じる。その成長した姿を演じるのが鈴木杏さんなのだ。その辺はいずれ詳しく紹介する(今は内緒!)

あと今朝から作業したのはみゆきのデート。銀行前で親友・寛子との会話。山田先生との面談(昨日の続き)そして、先ほどまでやっていた夕飯のシーン。どのシーンも俳優たちが素晴らしく、物語に引き込まれる。作業していても「この先、どーなるんだろう?」と思える。

板尾さん演じるお父さんの謎の行動? 不信に思うお母さん(田中美里)その間に娘は♫「そして、家出の計画を立てる〜とにかくもう、学校や家には帰りたくない〜」と尾崎豊の歌が聞こえて来そうな思いを胸に秘めている。見ていて、そんなみゆきの気持ちが手に取るように分かる。これが大事。映画は観客が見ていて主人公の気持ちが分かり、共感したり、同情したりして、応援したくなってこそ、ハラハラドキドキできる。

つまらない映画というのは主人公に共感できず、どんな危機や不幸に陥っても「へーーそうなの?」と他人ごとに思えてハラハラできない。感動もしない。その意味で編集していてドキドキできるのはうまく行っているということ。そういうとひねくれた奴がいて「それは自分が作った物語で、自分が監督しているから思い入れあるんじゃないの?」と言われることがある。が、それは違う。

自分で書いた物語だからこそ、先が見えているからドキドキできないのが普通。また、思い入れがあるからと「面白い!」と感じるものではない。むしろ「思い入れがあるのに、なぜ面白くならないのだろう?」と感じるもの。自分が監督したから思いがあるのは当然だが、それは「面白い」ではない。そこを勘違いする監督がたまにいるがそれは勘違い。

監督というのは一番最初の観客なのだ。その監督が見ていて面白くないと感じるのは、他の客が見ても詰まらない。監督が粗編集をしていて「どうなるのかな?」と思えないものはダメなのだ。僕も自主映画時代に自分で監督しながらラッシュを見て頭を抱えたことがあるが、今回はドキドキする。続きが楽しみだ。

だが、まだ物語は始まったばかり。ここまではプロローグ。このあと、バス停に行き、事件があり、そのために翌日、あんなことになり、そのあと、あああああ、という事件が起こる。早く作業を続けたい。


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