明日にかける橋ー編集日記 集中できない!!!そんなときは? [「明日」編集]
編集作業がスタート。何週間も前からなるべく人には会わず、会話もしないでいた。部屋に籠もりデスクワークを続けることで、少しずつ編集モードに切り替えて来た。が、いつもスタートした初期の頃は、なかなか切り替えができない。
編集機に映像データを取り込み、タイムラインに物語順に乗せて行く。頭から編集を開始。主人公みゆきが朝起きるシーンから。でも、何か引っかかる。一部のシーンのことだけ考えて編集してはいけない。全体の流れの中で編集せねばならないのだ。
以前に気になっているシーンがあり、そこから編集したことがある。が、そのあと頭から編集してその場面に来たとき、流れがおかしくて、結局、そのシーンは全部やり直した。その意味で最初から作業することは大事。
それを思い出し。みゆきの部屋のシーンではなく、その前。そう、太田組作品は必ずロケ地の風景から始まる。で、まだ、秋風景とかはこれから撮るのと、すでに撮影した膨大な風景素材から選ぶのは時間がかかるので、スチール写真を取り込んで並べてみた。これはいい感じ!雰囲気が伝わる!ということで、作業が進んだ。
それが後日、また作業がスローダウンする。理由は何か? 編集作業というのは自分でコントロールできない何かが起こる。集中できない理由が分からないのだ。お腹が減っているのか? いや、昼ご飯は食べた。コーヒーを飲んでみる。これが気分転換になることが多い。が、ダメ。お菓子を食べてみる。風呂に入ってみる。経験上、それらはとても有効なのだが、ダメ。
切り札は酒を飲んで1度寝る。そして深夜に起きて作業再開。それもダメというか、酒を飲みたいと思えない。結局、その日は他の作業をした。そしてまだ早い時間にベッドで横になると、そのまま寝てしまい気付いたら朝! 要はかなり疲れていたのだ。でも、気持ちが「編集せねば!」と思っているので、それに気付かない。そんなこともある。
タイムラインには交通事故までのデータが全て並べてある。NGテイクや別テイクも入っているが、ここまでで2時間半。これを15分くらいに短くする。もちろん、見やすくて、物語に引き込まれるように編集する。だが、まだ、いつもの「編集の霊」が降りて来ない。その期間がとても苦しい。本日も作業が続く。
2017-10-08 22:16
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