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メイキング編集は続く(12)撮影中に大失敗する人はときどきいる? [7月ー2018]

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訳あり素材との格闘が続く。が、NG抜きではなくOK抜きを終え(通常はNGー使えない部分ーを抜くことで、あとの素材を使い編集するのだが、ほとんどがNGなので、OKカットを抜いた方が早い)まず、撮影日時順にタイムラインに素材を並べて行く。

メイキング映像だけではかなり厳しいので、ある出演者にインタビューをさせてもらった。(本来、メイキングの中で当人にインタビューしなければならないのに、されていなかったので)撮影順に想い出を語ってもらった(そのためにカメラマンに依頼。撮影料と機材費を支払うことにもなる)。そのインタビュー映像のそれぞれの日のコメントを切り出して、その日の映像の頭に付ける。

が、それだけでは面白くない。いろんなこと(内緒)を伝える映像を本編映像等から切り出して来てインサート。そうやって、何とか25分の番組として成立するように作業している。この連載記事を読んでくれている方はもう気付いていると思うが、通常のメイキングではなく、出演者の1人にフォーカスした作品である。その俳優の視点で撮影を見つめるという番組。

ただ、メイキング担当者はその俳優を「これでもか!」というくらい撮っておらず、当初はその人がメインキャストだとさえ気付いていなかったようで、本当に映像が少ない。まるで「死亡遊戯」の編集。限られた本人映像しかないのに、どうやって仕上げるか?

「何でそんなことになったか?」8回に渡って記事を書いたが、今回に関わらず、大失敗するスタッフはときどきいる。若い人に多いのだが、信じられない失態をすることがある。かなり昔の話だが、Bカメ=B班カメラ。メインのA班カメラと共に同時にその場面を撮影する=を担当したカメラ助手。その場面の映像全てブレブレでまったく使えなかったことがあった。

プロとして失格というだけでなく、Bカメ映像が使えないので、そのシーンが成立せず。あれこれ考えて別の方法論で行かざるを得なくなった。それは演出意図に反する形。でも、そうするしかない。そのカメラ助手のために作品を曲げざるを得なくなったのだ。若いからと許されることではない。例え500円でもギャラをもらうなら、プロなのだ。客に見せられない映像を撮る段階で失格。学生だとしても許されることではない。

そんなとき「その問題処理をどうするか?」Pと相談。もう一度撮り直す費用はない。メイキングの場合はそんなこと絶対にできない。編集、特殊処理等で対応? それを専門家に頼むのギャラが派生する。時間もかかる。ベテランのかなり腕のいい人に頼まないとできない。それこそ若いディクレクターでは無理。それら素材を観たら通常は仕事を断られる。素晴らしい映像なら「編集したい!」と思が多いが、ブレブレ、ボケボケの映像は皆、避ける。

〆切も近づいて来た。本日も暑いが、集中して作業する。が、そんなときに書類が届いたら、パスポートを取りに行かねばならない。これも人に頼めない。集中力が途切れる。でも、早く行かないとLAに行けない。。。。うううう。


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