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「明日にかける橋」静岡版チラシを作った理由? [7月ー2018]

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東京を含む全国版チラシとは少し違えて静岡県版のチラシを作った。というのも、全国での売りは「タイム・スリップ物語であり、感動のストーリー」ということ。でも、地元での最大の売りはやはり「静岡県でロケされている」ということだ。

以前に何度も書いたが、全国版の宣伝で「***市ロケ」というコピーを使う地方映画が多いが、それは大いにマイナス。PR映画だと思われ敬遠される。入場料を払って宣伝映画を観たくないからだ。何より他府県の人たちは有名な観光地でないと興味を持たない。だからこそ映画を撮りアピールしようとしているのに、***市ロケと謳うものが多い。

ネームバリューがないからアピールするのに、町の名前を宣伝に使ってどうするの?ということ。素敵な物語を観てもられば、その町のことは自然覚えてもらえる。その辺を勘違いしている地方映画がとても多い。

対して、せっかくロケ地で公開されるときに、それを一切謳わないポスターやチラシを使う地方映画もある。地元での最大の感心は地元で撮影されたこと。なのになぜ、それを謳わないか?それは配給会社が全国用に作ったチラシをそのまま使うからだ。

それこそ「***市ロケ」というコピーを入れればアピールするのに、そのために印刷代が高くなる。全国版と同じものなら、版が同じで済むので安い。それだけの理由で全国と同じものを地元でも使う。

せっかく地元ロケの作品なのにチラシやポスターを見てもそれに気付かず地元の人が映画を見ずに終わることが多い。これは非常に悲しい。そこで今回の「明日にかける橋」多少費用がかかっても地元版のチラシを制作した。

東京公開で使ったデザインをそのままに(これを変えるとダメ)キャッチコピーを静岡県の袋井市、磐田市、森町が舞台の感動映画」にしてある。裏はかなり大きな変更をしている。これを見ればわが町でロケした映画だと分かる。

多少、印刷代はかかるが、これは大事なこと。地方映画は町の全国アピールと共に、自分たちが観ることで故郷の素晴らしさを再確認することに意義があるのだ。だが、多くの配給会社はそんな故郷愛はなく、儲けのことしか考えていないので、せっかくその町で撮影しているのに、東京と同じコピーにする。理由は印刷代を安く済ませるためだ。

なのに、そのことを地元の人たちは気付かないことが多い。ちょっとしたことで、いろんな展開に繋がるのに、金儲けしか考えない配給や製作会社に踏みつけられる町がよくある。太田組ではそれは絶対に許さない。地元映画は地元の人こそが観るべき。故郷の「美しさ」「素晴らしさ」を確認する機会なのだ。

そんな訳でチラシはコピーを地元版を準備した。裏の解説はまた次回に!公式HP=>http://asunikakeruhashi.com


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