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僕の最新作「明日にかける橋 1989年」は市民が作る市民映画ー協賛金募集中! [5月ー2017]

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【僕の最新作「明日にかける橋 1989年」は市民が作る市民映画】

通常の映画は大手企業が製作費を出して製作される。が、僕の映画の多くは市民が中心となり、寄付金を集めて作られる。というのも、映画を作り大儲けしようという商業主義が目的ではなく、街の魅力を映画で発信しようというのが目的だからだ。

最近はその種の作品は増えている。自治体や市民団体等が出資して、町興しや街の知名度アップ、観光客を誘致するために映画製作をする。だが、多くは地元の観光地や歴史紹介。ストーリー仕立てのロング・コマーシャルである。目的が地元のPRなので、どーしてもそうなってしまう。

それを映画館で入場料を払って見てほしいと言われても困る。本来はアンテナショップのテレビで流すべきタイプのもの。PR映画なのだ。多くは地元で上映されただけで、他県の映画館で上映されることはない。東京1館で上映されても、地元出身者が観に行って、ほとんどの人が知らずに上映終了ということが多い。

地元出身者しか見ないのでは、PR映画にはならず意味がないのだが、最近はその手の映画が地方で作られることが多い。そもそも映画がPRになるというのは、1980年代の大林宣彦監督の映画「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」等がヒットしてから。ロケ地である尾道に多くの若者が押し寄せたことから始まる。だが、大林作品は尾道のPRに作られたのではなく、感動の青春映画として作られ、そのロケ地が尾道ということ。

それを勘違い、どこかで見たようなストーリーに乗せて街の紹介、地元名産を食べ、賞賛する主人公を描く。要は「この街は素晴らしい」という物語ー自画自賛ーそれが最近、多い地方映画。そんなものを入場料を払って観る人はいない。観客は感動を求めて映画館に行く。地方のPRを見るためではない。結局、それではPRにはならない。

で、大林監督の弟子でもある僕は、そこを間違わないように、物語ありきで、背景として街が存在する本来の映画を作って来た。「ストロベリーフィールズ」(和歌山県)「青い青い空」(浜松市)「朝日のあたる家」(湖西市)と感動ありきの作品を作り続けている。

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結果、観客は「感動した...。そして街も美しかった!」と言ってくれ、地元の人たちも「自分たちの古里がこんなに素敵なところだと気付いた」と言ってくれた。そこから僕の映画のもうひとつのテーマが「古里再発見」となる。映画はPRだけでなく、地元の魅力を見つめ直すきっかけになるのだ。そして物語ありき、感動のドラマを作るので、多くの映画館が上映してくれる。先の映画は日本中で23館で公開。毎回、海外の映画祭でも上映。最終的にDVDになり全国のTSUTAYAに並ぶ。

街のPR映画ではなく、一般の商業映画と同じように有名俳優が出演する感動作品を作ることで、逆に大きな展開ができる。対費用効果(情報拡散をお金で換算すること)は数億円! つまり、自治体がCMやポスター等で街の宣伝のために億単位の費用を払ったのと同じ効果が得られる訳だ。地元の方には「古里再発見」と「街のアピール」他県の人には涙と感動の映画として観てもらえる作品。それが僕が作る映画だ。

その製作費は全て地元の方々が集める寄付で賄う。企業映画のように何億という巨額な製作費を集めるのはむずかしい。だから、最低限の予算ー数千万円を集める。十数人のメンバーが街中を走り回り寄付を御願いする。会社や個人。商店や企業。そこで賛同をもらい支援してもらう。

本当に大変だ。その活動を知り、最近では地元以外からも寄付を頂く。最近でいうクラウド・ファウンディングだ。ここ数作は他県の人が「太田監督はいつも感動作を撮る。早く次が観たいから支援する!」あるいは「テーマが素晴らしい。毎回、今、日本人が一番観るべき作品を作る。だから応援している!」という方も増えている。ありがたい。

映画はお金がかかる。多くの人の協力が必要。そして、毎回、スタッフ&キャストもかなり押さえたギャラで参加してくれている。そんな僕の最新作が「明日にかける橋 1989年」だ。寄付集めはまだスタートしたばかり、もし目標額達成ができないと夏に撮影スタートできない。地元の方はあちこちで説明会を開き支援を集めてくれているが、まだまだ額は足りない。

もし、応援しよう。支援しようと思う方がいたら、ぜひ、公式HPを見てほしい。1万円以上寄付してくれた方は映画のエンドロールに名前がクレジット! ぜひ、御願いしたい。期待に応えられる感動作。今回も必ず作る。

僕の最新作「明日にかける橋」公式JP=> http://ffc2017.main.jp/index.html






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