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留学時代の想い出=南カルフォルニア(USC)大学映画科 [2019]

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留学時代の想い出=南カルフォルニア(USC)大学映画科
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理解される難しさ。人は印象で判断、レッテルを貼りたがる? [my opinion]

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理解される難しさ。人は印象で判断、レッテルを貼りたがる?

「変わっている」と昔から言われた話。先日書いた。もう一つ、昔からあれこれ全く当たってないことを指摘される。例えば...

「監督はロリコンなんだよな〜」

と言ってた奴らがいる。二本続けて10代の女の子たちの映画を作ったからだろうが、それだけでスタッフの間でも噂された。が、全然外れ。友人の中には「女子高生と付き合いたい!」という奴もいるが、若い子は面倒。そんな思いはない。安易なレッテル貼り。よくある話だろう。

「太田さんは中身のないアクション映画とか好きでしょう? ブルースリーの映画とか?」

これは意味が解らない。アクション映画は見るが特に好きではない。むしろヒッチコック・タイプのサスペンス。SF映画(スターウオォーズのような特撮系より設定が面白いもの)が趣味。ブルースリーも当時、人気が出てから確認のために見たくらい。魅力あるのは分かるけど好きではない。長い付き合いのあるオバさんに言われた。

つまり、頭を使わなくてもいい、主人公が戦うだけの映画が好み。芸術や社会性に興味ないと言いたかったのだろう。逆にこんな人もいる。

「太田君は人が見ない意味不明の映画なんかばかり見ているんだろ? 頭おかしいような。ーミツバチのささやきーとか?」

これは業界の先輩に言われた。ミツバチはいつか見なければと思いながら見ていない。彼のいう意味不明の映画。多分、芸術映画のこと。これも特に好きとか趣味ではない。勉強のためには見ておかなければと思うが、これも外れ。何本も仕事をした先輩なのに、理解してくれてはいなかったようだ。こんな指摘もされた。

「太田さんって昔、アイドルの追っかけしていたでしょう? アイドルのイベントに行くとそんなタイプいるのよね」

これはある女優さんに言われた。仕事はしていない。たまたま、何かの集まりでお会いして言われた。これも違う。若い頃は松田聖子や中森明菜は聴いたが、ファンではなく、コンサートやイベントに行ったこともない。10代からRストーンズ、Bスプリングスティーンだ。それぞれのコンサートには10回近く行っている。それがなんでアイドルの追っかけになるのか?

多分、髪が長い、メガネをかけている。爽やかではない? 当時、連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤のそんな印象が強かった。そんなタイプのアイドル・ファンが80〜90年代は多かったことが理由だろう。(最近のAKBのファンはどんなか?知らないが)それだけで「追っかけ」という印象を持ったような気がする。大変失礼な話だ。

いずれにしても「何か変な人」「おかしな人」という印象。それは当たっているが、趣味嗜好がまるでハズレ。ここから分かること。相手を深く観察せずに印象で決めつけ、レッテルを貼る。そこそこ仕事をしたり、長い付き合いがあっても、本当の「思い」や「志向」が分からない。あるいは理解しようとしない。

思い出してみると、いずれの人とも、もう交流はない。その種の人たちとは、短い付き合いで終わってしまうようだ。それらの人たちから理解を求めるより、理解してくれる人を大切にすることが大事だと思えた。

ちなみに3作目の監督作「朝日のあたる家」で原発事故を描いてからは、多くの人の印象が変わったようだ。今では先のような指摘をする人はいない。でも、今度は社会派だと思う人が増えた。が、実は青春映画の監督。世の中、うまくいかない。


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知られざる有名俳優たちの悩みと葛藤。サインを断ると大変なことになる?! [映画業界物語]

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知られざる有名俳優たちの悩みと葛藤。サインを断ると大変なことになる?!

街角で有名人を見つけると、何か紙切れを探してサインを求めたりする人が多い。ファンでなくても「とりあえずサインしてもらおう!」と思いがち。あとで友達に話したり、Twitterで自慢もできる。ツーショット写真をお願いする人も多い。だが、俳優やタレントにとってはそれらが大きな悩みなのだ。若い人に人気のある男性俳優はこういう。

「サイン下さいと言われてサインするのは構わない。でも、急いでいるときに言われると困る。ごめんね。と言って先を急いだら、後でネットで悪口書かれた。小さなことから炎上したり、話が大きくなることもある。執拗に繰り返しーあいつは二度と応援しないーと発信続ける病的な人もいる。

ただ、街角でサインをすると多くの人が気づく。ファンでない人も寄ってきてサインサインになる。次はツーショット写真だ。列ができる。どんどん人が集まる。もうこれで!悪い!と終わろうとすると、不公平だ!なぜ、俺たちにサインしてくれない!と怒り出す。だからサインをするのも難しい。断れば嫌われる。すれば人が集まり揉める。参りますよ」

本当にその通りだ。彼らの悩みは一般の人にはなかなか分からない。
少し前に見たツイート。ある10代の女性俳優。テレビでも活躍する人気者。その子のことを書いていた。

「**をカフェで見かけた。テレビで見るより可愛かった。手を振ったが無視された。偉そうに!二度と応援しない。幻滅した!!」

そもそも、手を振り返す義務はない。気づかなかったかもしれない。近視かも? でも、ファンというのはそんなことで愛が憎悪に変わることがある。あるマネージャーさんはこういう。

「もし、サインを頼まれて人が集まってしまったても、タレントにはサインを続けろと言ってあります。そして私がファンの人たちにーすみません。次の仕事があるのでーと言いタレントを引っ張って行きます。彼は引っ張られてもサインを続けます。

そうすればファンから見て、彼はいい人だ。でも、マネージャーが厳しい人なので全員にサインできなかったんだと映り、印象は悪くならない。自分でー時間ないから!ーとサインをやめたら、もう応援しないになってしまう。だから私たちが嫌われ役になりタレントを守らなきゃいけないんですよ」

それは地方で映画を撮る時も同じだ。ボランティア・スタッフやエキストラで参加した地元の人。有名俳優を目の前にすると、やはりサインだ。写真だと考える。もちろん、事前に禁止であることは伝えている。1人がサインを求めれば多くが続く。そのために時間が取られ撮影が遅れるからだ。

それでも隠れてサインや写真をねだる人がいる。だから、地元スタッフの皆さんには、そんな光景を見たら必ず注意してください。とお願いする。俳優が「サインは禁止でしょう?」とは言えない。人気商売だ。後でネットで悪口書かれる可能性もある。だから、先のマネージャジャーのように「すみません。サインは禁止なんです」と注意して悪役を演じてもらうことが大切。

せっかく、わが町に来て映画に出てくれているのに、その町の人がサインを頼み、断ることで嫌われる。全国に悪口を発信されるのは悲しい。だが、そんなことを多くの俳優が悩み葛藤していること意外に知られていない。


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「芸能界は魔物が棲んでいる。一般の人が迷い込むと狂わせれてしまう」という話を毎回思い出す? [映画業界物語]

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「芸能界は魔物が棲んでいる。一般の人が迷い込むと狂わせれてしまう」という話を毎回思い出す?

地方で映画製作をすると、揉めることがある話。今回は少し詳しく書く。地方で映画を作る。地元からボランティア・スタッフが参加してくれた。とても助かる。でも、後でこんなクレームが来ることがある。

「出番待ちの女優さんがいた。ファンだったので感激してスマホで写真を撮った。ら、スタッフさんに注意された!ムカつく!」

これはよくある話だが、写真を撮った方はなぜ注意されたのか? 分からないことが多い。その構図を説明する。まず、その人は写真を撮り、後で友達に自慢しよう!(あるいはネットでアップしよう)と考える。

中国の山でパンダを見つけたら、誰もが「写真を撮ろう!」と思うだろう。だが、俳優は人間。もし、あなたが街を歩いていて、急に人が寄ってきてパシャ!と写真を撮ったらどうだろう? 

気分のいいものではない。場合によっては殴り倒すかも? いや、相手が友人であってもいきなり写真を撮られたら「何だよ!」とムカつだろう。非常識だし、大変失礼だ。では、なぜ、それを俳優にはしてしまうのか? 

「憧れの女優さんだ!」

写真を撮れば自慢できる。ネットに上げるとウケる。そんな軽率な考えで常識が働かなくなる。多分、ワイドショーでマスコミが物凄い勢いで写真を撮る映像をよく見るので「俳優の写真を撮るのは構わない」という無意識も働くだろう。

本来、冷静に考えるとこうなる。もし、僕の会社に見知らぬ人が来て、デスクで仕事する僕の写真を無断で撮ったらどうか? 気分が悪い。俳優さんの仕事場である撮影現場でも同じ。注意されるのは当然。なのに「注意された。ムカつく!」と思う人が出てくる。

「タダで手伝っているんだから、写真くらいいいだろう?」

という人もいるが、ボランティとは報酬がない行為。「だから写真を撮ってもいい」では見返りを求めている。それはもうボランティアではない。そして無給で働いたからと言って、写真を撮ってもいいということにはならない。

でも、その手の人は決して常識がないわけではない。日常では法律を守り、ルールを守り、仕事をしている。人に迷惑をかけず、協調性もある。なのに、芸能ということになると、常識をなくすことがある。俳優さんの立場に立って考えていない。「自分がいきなり写真を撮られたら嫌だ」と置き換えない。

「タダ働きだから、写真くらいいいだろう?」

と自己本位に考える。注意されると逆ギレする。芸能関係、俳優に対して、撮影現場で、あるいはコンサート(今は警備が厳重だが、昔はホール内で暴走するファンがいた)という特別な環境になると、冷静さを失い、常識ハズレなことをする人がいる。

「芸能界は魔物が棲んでいる」

一般の人が迷い込むと狂わせれてしまうという話を昔、聞いたことがあるが、この件もそんな一つなのだろう。特に憧れを持っている人は惑わされたり、振り回されたりしがち。だから、俳優にはマネージャーが付きガードするし、撮影スタッフも俳優と一般の人たちとの接点をとても気を付ける。

他にもサインを求めたり、あれこれ俳優に話しかけたりして、メルアドを聞いたり(いずれも、物凄い集中力が必要なので俳優には大きな負担となる)スタッフが注意。そのために逆ギレ。

「手伝って損した!」「結局、俺たちは利用されたんだ!」

と不満を持つことがある。だが、彼らは俳優がどれほど神経過敏になっているか?を知らない。憧れが強く、ドラマで演じているキャラをダブらせて、

「きっといい人だ!」「笑顔でサインしてくれるはず!」「写真を撮っても怒らない。むしろ、ピースしてくれたりするだろう!」

そう考えていたのだ。こうして「映画の手伝いは辞めだ」「あの女優は二度と応援しない」と恨みだけが残る。同じ日本人、日本での撮影、なのに、芸能界と一般の世界はやはり違うのかもしれない。事前に説明しても必ず、何件かはそんな事件が起こり、毎回苦い思いが残る。


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